(紅葉に包まれた龍国寺)

龍国寺は曹洞宗のお寺で、本殿は、いくつもの赤い鳥居が続く階段を登った先にありました。ここも紅葉に彩られていましたが、訪れる人は少ないようで、深閑とした雰囲気が漂っていました。
(宮崎友禅斎にちなんだ碑=上や鳥居=下)


Kさんは、説明して下さいました。このお寺には、加賀友禅の祖といわれる宮崎友禅斎の碑やお墓があり、金沢の伝統工芸には、とてもご縁の深いところ。お茶室もあり、毎年5月17日には、友禅忌として祭典が行われているそうです。
入り口の鳥居にも、加賀友禅の業界団体が奉納したことが記されており、このお寺が友禅関係者の崇敬を集めていることが、よく分かります。
(月心寺境内)

(月心寺のお庭。奥には仙叟宗室のお墓があります)

龍国寺の階段を下りて、いくつかのお寺をめぐった後、曹洞宗の月心寺を訪れました。ここには、金沢の茶道の祖と言われる仙叟宗室のお墓があります。これにちなんで、毎月23日には、茶会が開かれているとのこと。
年輪を刻んだ門や本殿、手入れが行き届いたお庭を間近にすると、そのお茶会は、さぞ心落ち着くものだろうと想像しました。
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