おいしいものをよりおいしく。朝食を見栄え良くされて召し上がられたところに、ベテラン主婦の円熟の技を見ました。
(手際良くパンをカットするお客様)

この女性グループは、同じパッチワーク教室に通う人らで構成されています。
楽しい夜を過ごして迎えた今朝は、材木町のパン屋「森長」さんへ焼き立てパンを買い出しに出られました。森長さんでは、クリームパンやコロッケパン、焼きそばパンなど、様々なパンを買われました。
(きれいに盛り付けられたパンと金沢産の梨)

そのパンは、そのまま食べるのではないのでした。
お客様はコミュニティ・ルームの掘りごたつの上に、台所の木製まな板を載せ、パン一つ一つを包丁で二等分されたのでした。それを前夜の夕食で「さくら亭」さんから出前して頂いた「懐石弁当」の空き容器に、きれいに盛りつけられたのでした。
そのパンが配された箱の真ん中には、今が旬の金沢産の梨が、皮をむかれて置かれました。そのみずみずしい見た目は、朝食にぴったりといった感じです。
(朝食を囲むお客様)

「同じパンでも、こうしてきれいに並べられると、一段とおいしく感じられるな」。私は、朝の食卓を難なく美しくしたその手技に、感心しました。
まだ暖かい焼き立てパンをメーンにした朝食をともにさせて頂き、しばし団らん、新潟県内の食習慣や街の話題などを聞かせて頂きました。
ご一行はこの後、兼六園へ行かれるということで、あかつき屋の前の道から八坂を通って、兼六園の小立野口までご案内しました。
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