その中には、21世紀美術館の屋根に設置されている「雲を測る男」というオブジェもありました。その像をとらえた写真は、抜けるような青空を背後に、シャープな構図となっており、その写真自体が芸術作品の趣がありました。
(21世紀美術館の屋根に設置されているオブジェ「雲を測る男」)

(建築家の森さん=ひがし茶屋街の喫茶店。写真掲載了解済)

この建築家のお客様は、三重県四日市市内で工務店を営む森正秀さんです。兼六園や、ひがし茶屋街、近江町市場などを回られましたが、その中で、21世紀美術館がとりわけ引きつけられたそうで、そこには3回も足を運ばれました。
「展示物もさることながら、建物自体が素晴らしい。独創的な造りでありながら、周辺の環境と非常に良くマッチしている。(日中ばかりでなく)夜に行けば、また別の魅力にふれられる」と、賛辞を惜しみません。
その中で、青空に伸びるオブジェ「空を測る男」を紹介して下さいました。
このオブジェは、ヤン・ファーブルの作。両腕を空に向かって掲げて、雲を測ろうとする姿は、凛とした雰囲気がありました。
(森さんが近江町市場のいくつかの食料品店で買い揃えた食材)

森さんは、近江町市場での時間も楽しいひと時だったとおっしゃいます。
友人から金沢に行ったら必ず食べるように言われていた「どじょうの蒲焼き」のほか、甘エビコロッケや出し巻き玉子、くみ上げ豆腐、イカの南蛮漬けを市場のそれぞれの食料品店で買い求め、これも市場の酒屋さんで購入した地ビール『日本海倶楽部』と地サイダー『柚子小町』でのどを潤しながら、昼食を楽しまれたそうです。
「地元(四日市)では、仕事漬けの毎日だったので、金沢での数日間は、本当にいい休日になった」と、柔らかな表情で語っておられました。
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