屋外は、夏の到来を感じさせるほど汗ばむ陽気でしたが、あかつき屋では兼六園方向からの西風が吹き込み涼やかな空気が漂っています。参加された方々は、時間のたつのも忘れて、心おきなくおしゃべりされていました。
(伝統的な金沢町家の雰囲気を楽しみながら歓談される方々=写真掲載了解済み)

この催しは、金沢・広坂にある観光案内所・クロネコほっとステーションさんが主催されたもので、立ち寄り先にあかつき屋を選ばれたのは、このゲストハウスが金沢の伝統的町家の雰囲気を色濃く残しているということが、理由だそうです。
あかつき屋を一通り見て頂いた後、女性の方々は「金沢の昔の家は、みんなこう(土壁で、ふすまや障子が多い家)だったわよね」「なんか、すごく落ち着くわ」などと感想を語られました。
そして、お寺・天徳院や二十人坂などをコースとした町歩きを振り返りながら、異口同音に「金沢には、観光ガイドブックには出ていないところで、おもしろいところがいっぱいあるわね」と語られました。
私も、おしゃべりに加えてもらったのですが、加賀藩の古文書にお詳しい人や、早朝の兼六園の散歩を日課にしている人もおられ、城下町・金沢について、新たな知識を得ることになりました。
(木々が光沢を増したお庭。お座敷から望む)

ご一行は、あかつき屋のお庭もご覧になりました。庭の樹木は、ここ数日の強い日差しを受けて、一気に光沢を増してきました。まぶしいほどの緑の輝きに、女性の方々は感嘆しながら、見ておられました。
日が沈んでから、ちょっと郊外に出ると、田植えが終わった水田では、蛙が大合唱しています。
まさに「夏は来ぬ」を感じる頃となりました。
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