ちまきは、「柱のきずはおととしの…」の歌詞で始まる童謡「背くらべ」に出てくる端午の節句にちなんだおもち。早速、近所の和菓子店「水本」さんで買って、頂きました。
(ちまき)

「二十四節気・七十二候 歳時記カレンダー」は、あかつき屋の開業の際、ご近所からお祝いに頂いたものです。
このカレンダーには、季節の節目や四季折々の風習などが書かれているので、町家暮らしの参考になるとともに、生活のリズムをつくってくれています。
(二十四節気・七十二候 歳時記カレンダー)

「5月10日」の欄には、「粽 端午の節句の菓子。もち米、うるちや葛の粉などで作ったもちを竹の葉や皮で包んだもの。茅の葉で巻いたのが語源という説もある」と記されています。
「そもそも、ちまきを食べたことがあるのだろうか?」。そんな思いがわくと早速、和菓子屋さんへ足が向かいました。
近所の和菓子店「水本」さんには、竹の葉でくるまれたちまきが、ガラスのショーケースに入っていました。
5本がビニール袋に入っているのを買い求め、あかつき屋に戻りました。
ちまきのひもをほどき竹の葉をはがすと、白いおもちが出てきました。添付されたきな粉をつけて口に運びました。口中には、柔らかな甘さが広がりました。
先のゴールデンウイーク中、かしわ餅を食べる機会も何回かありました。
四季の歩みとともに、時節にちなんだ和菓子に親しむ。
どことなく生活にアクセントと潤いを与えてくれる季節のお菓子。片時とは言え、幸せを感じる時。戸外の雨音を聞きながらのひとときでした。
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