(紺屋坂付近)

兼六園下交差点から兼六園へと上がる紺屋坂や茶店前の通りには、ぼんぼりが並んでいました。3連休とあって観光のお客さんも多くなっており、行楽シーズンの本番近しを思わせます。
(石川橋から大通りの桜並木を望む)

兼六園から石川門に架かる石川橋から下の大通りを見下ろすと、桜のつぼみが膨らんだのか、桜並木が淡いピンク色に染まり始めました。桜が満開になると、それは見事なピンクの帯になります。今年も大勢の人の目を楽しませてくれるでしょう。
(小公園の花壇で咲く花)

兼六園から、あかつき屋へは、兼六大通りではなく、小将町、東兼六町、扇町の小路を歩いて帰りました。途中に「金沢市史跡 金沢城惣構(そうがまえ)跡~東外惣構~」なる場所がありました。
加賀藩の三代藩主利常が1610年に金沢城防備のため篠原一孝に命じて造らせたものであると、案内板には記されています。
そのそばには小公園があり、パンジーが花壇できれいに咲いていました。桜より一足早く見頃となっています。おそらく地元の人がお世話されているのでしょう。
“避難”兼ねた関東のお客さんも
ところで今回の大震災について、あかつき屋では、キャンセルばかりではありませんでした。数日前、群馬のカップルが飛び込みで来られました。
聞けば、お二人は群馬県内の温泉地で観光関連の仕事に携わっているとか。今回の震災で観光客の足がぱったりと止まったのに加え、原発騒動で落ち着かないこともあり、とにかく車で北陸の地にまでやってきたとのことでした。
金沢で観光というよりは、避難という意味合いもあり、夜は大きな掘りごたつのある部屋(コミュニティルーム)で食事を取るなどして過ごしておられました。
翌日二人をお送りしましたが、ぐっすり眠ることができてすっきりしたようで、「今日(の午後)は群馬に帰ろうかな。それにしても、スーパーには物がたくさんあっていいですね」と笑いながら話し、21世紀美術館の方へ車で向かっていかれました。
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