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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

山形のまちづくりの現場を訪ねる旅

ちょっとユニークな二泊三日の旅をしてきました。行き先は山形県の庄内地方の海岸部。そこでまちおこしを行っている現場を訪ねたのです。

山形県南部・鶴岡市の小堅(こがた)地区というところ。海辺の小さな地区で、ここも過疎の問題と向き合っています。住民の方々は何とか人が訪れ、地域ににぎわいをつくっていこうと、遊休家屋をシェアハウスにリノベーションし、さらには、かつての廃校校舎が今はコミュニティセンター(コミセン)として使われている建物二階を子供たちの遊び場として整備するなど、新たな活性化の拠点をつくり、成果を挙げているのです。

そこには、住民の方々の地域を守り、盛り上げていかないといけないという情熱が感じられ、こちらも大いに元気づけられました。

【小堅ランド】
(小堅ランドが入るコミュニティセンター)
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(ランドの遊び場を事務局長さん=左=の案内で見学)
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(各種の遊具)
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あかつき屋は、企業理念の一つに「地域の活性化に貢献する」ということを据えており、今回の視察旅行は、その一環です。
私の大学院時代の後輩が、酒田市にある東北公益文科大学で教鞭を執っている鎌田剛先生で、鎌田先生がここ数年、小堅地区の支援に当たっており、その先生の橋渡しで今回の鶴岡入りが実現しました。

鎌田先生の車の先導で私の運転するレンタカーは小堅地区に到着。途中海岸線を走っていたら、波の花がフロントガラス前で舞っているのを目撃。びっくりしました。

昼下がり、小堅コミュニティセンターに到着。小林隆広事務局長さんが笑顔で迎えて下さいました。
事務局長さんから二つの集落からなる地区の概要について、説明を受けました。ここも少子高齢化や人口の流出が進み、現在は約220世帯で、人口は約820人ほど。

こうした地域の実情に危機感を抱いた子どもをもつ世代が、地域を何とか盛り上げようと活性化策を模索。東北公益文科大の支援を受けながら、地元住民が参加したワークショップを何回か実施。

その議論の結果、具体策として提案されたのは、遊休家屋を利用した「シェアハウス&キッチンこがたん」とコミセン内での子どもたちの遊びと集いの場「小堅ランド」の整備でした。
コロナ禍の期間と重なりましたが、地元行政の鶴岡市の支援も受けて、ここ数年で両施設を完成させました。

小堅ランドは訪れた日が平日のため、子どもの姿はありませんでしたが、そこは木をふんだんに使った施設。ジャングルジムやボルタリングなどの遊具が、かつては教室だった部屋に配されており、休日は大勢の子どもたちがのびのびと遊んでいるのだとか。
壁面に自由にお絵描きできるスペースや、子ども向け絵本などが置いてある和室もあり、若いママさんらには、交流の場にもなっているのだそう。

こうした廃校利用施設は、他のモデルにもなると視察が相次いでいるという話は、十分うなづけました。

【シェアハウス&キッチンこがたん】
(シェアハウスの外観)
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(二階窓越しに日本海を望む)
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(キッチンスペース)
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(入居者が作られたシーグラスとアクセサリー)
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この後、シェアハウスへ移動。入居する女性とおしゃべりしました。
ここは、やや高台にある木造2階建てで、部屋からは日本海が望める、絶好のビュースポット。折にふれてイベントが催され、地元民らの交流の場にもなっています。現在3人が住んでおられます。

面会した女性は千葉県出身で、シェアハウスで一定期間暮らすと、実家のある千葉に戻るなど、山形と行き来しながらのライフスタイル。今注目の二地域居住を体現されています。

女性は工芸作家さんの顔をもち、海岸で拾ったシーグラスをイヤリングや指輪などのアクセサリーにしておられます。削ったり、磨いたり、彩色・コーティングしたりの加工作業を経て仕上げた作品は、透明感のある素敵なもの。日々の生活の充実ぶりがうかがえました。

その夜は、紹介された坂本屋さんで宿泊。こちらは、江戸時代享保年間に創業されたという老舗旅館。
「庄内浜の旬を訪ねる宿」をキャッチフレーズにしており、海の幸や山の幸を豊かに味わえるお料理が自慢。多彩な魚料理を賞味させて頂きました。
お食事中は、女将さんや若主人さんらからお話をうかがうことができ、土地の歴史や風土に理解を深めることができました。

駆け足の視察でしたが、住民の方々の地域にかける熱い思いと、それを背にして拠点施設などで奮闘する人の姿を目の当たりにして、こちらもエネルギーをもらいました。

      酒田では本間美術館など見学
今回の旅では、鶴岡から車で30分ほど北にある酒田市にも足を延ばしました。藩政時代は、石川と同様に北前船の寄港地であり、港は庄内米の集積地でありました。

(本間美術館の庭園)
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そうした風土の中でこの地域で財をなした本間家の収蔵品を集めた本間美術館も訪ねました。その敷地にある庭園が素晴らしいものでした。

あいにくの雨でしたが、それでもその庭園は紅葉に彩られ、十分見ごたえがありました。
あかつきツアー四季のページでは、庭園文化観光の確立を目指して活動を行っており、良い参考事例になりました。

この旅では、鎌田先生はじめ、様々な方にお世話になりました。この場を借りて厚くお礼を申し上げます。

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