城端地区での用事を済ませ夕暮れ近く、福光地内の山里の道を走っていたところ、思いがけない風景と出会いました。
整然とした稲田が、黄金色に輝き、まぶしく視界に入ってきたのでした。明日か、あさってにも刈り取られるのではないかと思われるほどに、成熟した実り具合です。
(刈り取り前の稲田が広がる見事な風景=南砺・福光地内)

その一方で、まだそこまでには至らない、緑がやや強めの田も広がっていました。生育の進度の多少の違いが、こうした風景をつくっているようです。
それがかえって、この穏やかな里山の景観にメリハリを与えています。
そして、家々が点在する集落と、さらにその背後に連なる医王山系の山並み。それは図らずも、見事な一幅の絵画のよう。
蒸し暑かろうが、時に強い雨に打たれようが、弛まず続けられる耕作の営み。始まった里の秋の恵みを感じながら、帰路の金沢へと車を走らせたのでした。
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