そして、今日は節分。あかつき屋のお客様は、春まだ浅い城下町金沢の風情を味わいながら、この町家でのステイを楽しまれました。
(恵方巻とかぶら寿司などが並んだ朝食)

今回、お泊まりになったのは、北海道・十勝地方にお住いの女性です。
ご出発の朝、朝食の食材購入を兼ねて、まだ訪れていないという近江町市場をご案内しました。ダイヤモンド食品さんへ。
ここには、いろんな食材が所狭しと並んでいますが、節分とあってまず恵方巻を購入。このほか、カップみそ汁や煮物などを買いました。
あかつき屋に戻って、掘りごたつのテーブルの上に食材を並べました。太巻きが一本あるだけで、節分の季節感が醸し出されました。北陸の郷土料理のかぶら寿司も添えて。
【ご実家の様子=ご提供写真】
(酪農業を営む。牛の世話に当たる弟さんの姿も)

(白い子牛が生まれました)

お泊まりになったこちらの女性。地元の十勝地方で酪農業を営んでおられる家の方です。北海道の大地で約700頭の牛を飼う大規模酪農家で、その牛の世話に当たっておられます。
冬は、マイナス10度以下にもなる土地柄で、厳しい寒さは肌に痛いほど。一年を通して牛とともに暮らしておられますが、その中で、年に何回か行うご旅行がご一家の楽しみなのだそう。今回飛行機を乗り継いで、羽田経由で金沢にまでお越しになったことに、感激しました。
(数羽の丹頂鶴が佇む=十勝平野)

日頃のお仕事の中では、子牛の出産のお世話もしておられ、その生命の誕生に立ち会うことは、大きな喜びであると話して下さいました。また、丹頂鶴も身近に見ることができ、その暮らしは大自然と一体となった感があります。
近づく春。生け花の梅の花咲く
近づく春。日は長くなり、次第に雪が溶けだし、アスファルトの路面が広がってきました。気持ちも軽くなり、除雪で振るうスコップの動きも軽快に。
(梅の花が咲く=あかつき屋玄関)

あかつき屋の中では、玄関に生けていた梅の花が開花。清楚な花は、辺りを清純な雰囲気にしてくれます。
一直線に春へと向かうことはないでしょうが、喜びを禁じ得ません。
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