あかつき屋は創業12年目に入りました。早いような、短いような。様々な環境の変化がありましたが、私どもが、健康に新たな一歩を踏み出させたこと、慶びつつ、お客様をはじめ、関係の方々に感謝申し上げたいと思います。
(新年を迎えたあかつき屋)

年末には、私どもの友人の華道教師・角尾宏子さん(金沢市)に、新春を寿ぐ生け花を生けてもらいました。
角尾さんは上がりの間に、えだ若松を中心に、千両、ビワの葉、柳、葉ぼたん、水仙、ツゲ、アテ、ラナンキュラスの9種類の花材を配した草花を生けて下さいました。「立て花」という様式だそうです。清新さと華やかさを備えたもので、お部屋は正月ムードに満ちています。
(上がりの間に飾られた生け花と寅の絵皿)


(玄関には万年青)

玄関には、万年青(おもと)を整えて下さいました。立て花と違って、地味な印象がありますが、万年青にあやかって着実に歩むようにと、諭してるようでもあります。
そして、上がりの間には、これも恒例となった現代美術家・中村元風さん(加賀市)の手による今年の干支の寅を描いた飾り皿を置かせてもらいました。
「寅」は魔除け、厄除けの象徴とされ、安息の地である竹林も描写されています。
中村さんは、新たな理念と技術の創造を通じて、陶芸家の域にとどまらない新しいアーティスト像を目指しておられますが、一方で、大衆のニーズに応える作品の制作もおろそかにされていません。その幅広さが、中村さんの持ち味と言えましょうか。
角尾さん、中村さん、今年もありがとうございました。
(初詣した椿原神社)

元日の午後は、地元の氏神様である椿原神社へ初詣。この日は、前日とはうって変わって、穏やかな天気。雪で白くなった参道を足元に気をつけながら拝殿まで行き、参拝しました。
その後、届いた年賀状に目を通しました。お客様からの賀状では、いまだ終息しないコロナ禍の宿泊業を心配して下さる方が少なくなく、ありがたいことと感謝しています。
「コロナ」は終息していませんが、活路はあると信じ、今年は新たなものを打ち出そうと、年頭に当たって計を立てたことでした。
皆様にとっても、新年が幸多いことをお祈り申し上げます。
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