天候が心配されましたが、開催中、雨に打たれることもありませんでした。行く先々のお庭は、秋の気配を色濃くしており、参加者一同、ゆっくりと秋の一日を楽しむことができました。
(村瀬社長=右から5人目=の案内で兼六園を散策)

(時雨亭で茶の湯を体験)

今回のツアーでは、あかつき屋は金沢が庭園都市とも称されることから、お庭にスポットを当てて、ツアーを構想しました。兼六園は知らない人がいませんが、ふだん人が訪れることがない、巷(ちまた)のお庭にも着目し、街歩きを組み立てました。松山寺さんや一般のお宅のお庭なども訪問先に組み入れました。
お庭ガイドでは、金沢の老舗造園業・村瀬造園の村瀬彰社長に兼六園をご案内して頂きました。村瀬社長は準備した資料を基に、「金沢の庭」と「金沢の樹木の剪定」について話して下さいました。
金沢の庭は柿、ビワなど食用の樹木がよく植えられていることから、用と景(実用と景観)を兼ね備えた要素が多いと指摘。松の剪定などでは、北陸は湿った重い雪が降るため、重い雪が枝に積もりにくいように、枝を減らす、透かしという技法を用いていることなどを説明されました。
園内の散策では、紅葉が始まった山崎山を楽しんだほか、アケビの実も見つけ、心が弾みました。
時雨亭さんでは、茶の湯を体験。お抹茶と上生菓子を頂き、風雅なひとときを過ごしました。
玉泉邸さんでは、お庭・玉泉園を散策した後、レストランで季節の会席料理のコースに舌鼓。味はもちろん、その優美な盛り付けに一同大満足でした。
(玉泉邸ではお庭を見ながらお食事)

八坂に隣接する曹洞宗・松山寺さんでは、お庭見学の後、座禅を体験。心鎮めて、禅の世界に浸りました。
【松山寺】
(お庭を散策)

(心鎮めて座禅)

最終目的地は、ここあかつき屋。お庭を見学した後、二階のお部屋に移り、この日の印象について記すアンケート調査に回答。そして、お一人お一人感想を述べました。
(あかつき屋ではアンケート調査に回答)

有名、無名、様々な名園スポットが街なか各所にあり、参加された方々にとっては、新鮮な発見と驚きがあったようでした。
「催しの成功は、90%準備で決まる!」。そんな気持ちでお世話させて頂いた我々スタッフ。良い出会いを頂くことができました。
参加された皆様、そして関係された方々、ありがとうございました。
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