この日、瓦屋さんが朝から工事作業に入りました。そのお仕事ぶりを見させてもらったのですが、瓦の葺き替え一つとっても現代の工法があり、感心しました。
(真新しくなったお風呂場の瓦屋根)

屋根は、そんなに広い面積でないので、作業は職人さん一人で行われました。まず、古い瓦を取り除いた後、何枚もの四角い板を貼り合わせた屋根の下地を確認。問題は、なかったようでした。
続いて、その上にベニヤ板を貼りつけました。その後の工程が、大変興味深かったです。職人さんは、ベニヤ板の上に、特殊な材質で作られたシートを貼ったのです。こうすれば、屋根の気密性は強化され、雨漏りは100%しなくなると思いました。
(ベニヤ板の上に特殊シートを貼りつける)

(その上に瓦一枚一枚丁寧に取り付け)

最後にシートの上に、真新しい瓦を一枚一枚取り付けていきました。瓦は単純にシートの上に載せていくのではなく、きっちりと嚙み合うように、必要であれば周りを工具で削り取って、形を整えていました。その甲高い金属音が、辺りに響きました。
出来上がった瓦屋根は、黒光りし、まさに新品。ふだん下からは見えないものですが、気分は随分と変わりました。
絶えず、安心、安全と快適性を追い求めるお宿あかつき屋。さらに一つ進化したと言えるでしょうか。
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