地元の人の協力も得て、この度それがかないました。斜面一面に広がるカタクリの花。さわやかな紫色の花の絨毯。心身が清められる光景。霊峰白山に連なる山あいにも、間違いなく春がやって来ました。
(斜面に広がるカタクリの群生地)


その群生地は、一昨年の秋に、白山ろくぼたん鍋プロジェクトの活動の一環として、瀬波川河畔を散策した際に、地元関係者を通じて知りました。群生地は、瀬波川河畔のキャンプ場近くの登山口から歩いて5分ほど登ったところにありました。そこへ至る山道は、人一人が歩けるほどの道幅で、ごつごつとした素朴な地肌なので、危なっかしい感じもありました。
カタクリの花の園は、突然現れました。清く、可憐な花々が、斜面一面に広がっています。「わぁー、きれい」。思わず声を上げてしまいました。日々モニタリングを行う地元の人によると、花のピークは4月10日頃だったそうですが、それでも、そんなしおれた様子はなく、心から楽しめました。
このカタクリ群生地、ハイカーらの口コミで、近年人気が沸騰。花が見頃な時は、麓の林道が車で混み、群生地一帯がスポイルされるのではないかという懸念も出てきているのだそう。
私が、このブログで紹介していいのか、ためらわれるところもあるのです。観賞に訪れるのであれば、極力貴重な自然の保全を心がけることが求められます。
(新緑が爽やかな瀬波川の河畔)

所々に残雪が見られるものの、この山あいにも春が本格的にスタートしたことが分かります。木々の緑は初々しく、爽やか。緑の斜面を縫って落ちるせせらぎの水音は心地よい。
半日足らずの白山ろくへの山行きは、心身に新たなエネルギーを注いでくれました。
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