静かな住宅街にあるこのお寺。ここに人が軽やかに行き交う姿は、長かった冬に終わりを告げたことを象徴しているよう。訪れた方々の表情に、やわらかなものを感じました。
(朝市が開かれた常福寺さん)

この朝市は、4月から11月の間、毎週水曜日の朝8時頃から開かれます。お世話されている男性によると、8年ほど前に、金沢市の買い物難民の解消事業の一環として始まりました。
(店頭に並んだ品々)


(訪れた人は、お買い物しながら歓談も)

この日、店頭に並んだ品は、ニンジン、里芋、ネギ、シイタケなどの野菜のほか、オレンジなどの果物や花などでした。主催者によると、まだ春の走りとあって、地物は少なく、市場で仕入れたものが大半とのこと。それでも、市内の五郎島のサツマ芋や夕日寺地区のほうれん草などがありました。手作り品として、フキノトウ味噌があり、私は野菜やお米とともに買い求めました。
高齢者が多いこの地区の住民にとって、この朝市は、春を告げる歳時記の一つになっているよう。久しぶりに顔を合わせ、歓談する光景がありました。
私も、ご近所さんと再会のあいさつをした後、しばし世間話に興じました。
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