でも、一年の節目であることには、変わりありません。二月に入ったのに合わせ、あかつき屋は館内を模様替え。上がりの間には、花嫁のれんを飾りました。友白髪の老夫婦や、鶴、亀、そして松竹梅が配された絵柄は、明るく晴れやか。気分一新しました。
(上がりの間に飾った花嫁のれん)

この花嫁のれんは、今年92歳になる実母の花嫁道具の一つ。70年ほど前に、母の母(私の祖母)が、娘の婚礼に合わせて、仕立てたものです。今その品が、この町家のお宿で、国内外のお客様をお迎えする役目を果たすことになり、感慨深いものがあります。
三週間ほど前には、北陸は3年ぶりの大雪に見舞われましたが、今回の雪は、降り方が激しくなく、積雪を記録するほどでもないよう。もちろん油断はできませんが。
(変わりやすい天気。時折吹雪くことも)

(お庭には、雪の吹き溜まりが)

ただ、気温が低く、気楽に外出するという感じでは、ありません。あかつき屋にお越しになったお客様は、雪国の方ではないので変わりやすい天気に戸惑いながら観光されています。
でも、冬は冬の楽しみがあり、「今日は、カニやお寿司を食べました。後は、おでんも楽しみですね」と話され、三連泊の一日目を終えられました。
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