今冬は雪が多く、一日中雪かき(雪すかし)に追われると、正直、ここを恨めしく感じる時もあるのですが、この日は、雲一つない青空。スカッと晴れ渡り、素敵な雪の城下町が、広がりました。
(大寒の日のあかつき屋)

(軒下に下がるつらら)

金沢の伝統町家である、ここあかつき屋。屋根の下につららが下がり、陽光に照らされた黒瓦は、明るく輝きました。いっとき除雪の手を休めて、その風景を楽しみました。
(雪の河原の中を流れる浅野川)

ふだんの散策コースにある、浅野川河畔。河原は、雪に覆われているものの、日が高くなるにつれて、気温は上昇。川は雪解け水を集めて水かさが増し、流れはいつもより速くなっています。
清冽な、その流れは、周囲の雪を洗うように、川下、そして、日本海へと向かいます。この時季、観光客は、まばらですが、冬の金沢の魅力の一つでしょう。
(青空の下、視線を奪うメタセコイアの並木=太陽が丘)

圧巻の美しさ、メタセコイアの並木
さらに、もう一つ、金沢の新百景に数えられるスポットがあります。東側の丘陵地・太陽が丘にある、メタセコイアの並木道です。
新緑、紅葉の時季が特に美しく、金沢では知る人ぞ知る、ストリート。
今は、木々はすべて葉を落としています。青空の下、整然と並ぶその姿は、凛々(りり)しさを感じさせます。所用で出かけて、その風景と出会うことに。いつまでも心に留まる美景でした。
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