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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

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冬 熟成の時、かぶら寿司の出番

12月も半ばになると、さすがに寒くなってきました。金沢にこの度、今冬初めての雪が降りました。今のところ、大雪にはなっておらず、屋根の黒瓦に、うっすらと積もった白い雪は目にさわやかで、その風景を楽しむ余裕があります。

冬は、北陸の食を豊かにする季節でもあります。日本酒、味噌、漬物などが熟成の時季を迎えるからです。その中で、特筆されるのが、石川や富山でおなじみの、かぶら寿司です。冬の代表的な郷土食の一つです。

これは、丸い、かぶらの切り身の間にブリやサバを入れ、花模様などにあしらったニンジンを添え、米麹を使って熟成させて作り上がるものです。江戸時代から伝わる発酵食品とされ、今でも多くの家庭で自家製のかぶら寿司が作られています。
私も子供の時から祖母や母が手作りしたかぶら寿司に親しんできました。

(販売されているかぶら寿司・左と大根寿司)
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(押水特産直売所)
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この度、かぶら寿司の逸品と出会いました。宝達志水町(旧押水町管内)にある押水特産直売所で販売されていました。
ここは宿町地内の国道159号沿いにあり、地元の農家が生産した新鮮な野菜や果物が安価に並ぶところ。主婦が手掛けた味噌、梅干しなどや手工芸品も販売されるので、とても親近感があります。

ここで見つけたかぶら寿司。早速自宅で頂きました。
食材のほか、米麹、塩などのレシピは、作り手によって違うので、味は様々なのですが、はっきり言ってとてもおいしい一品。甘味や酸味、そして唐辛子の辛みが、ほど良く素材に染み、上質な味に仕上がっています。

(自宅でおいしく頂きました。^^))
1216kaburafood.jpg

ご飯の友に良し、酒の肴によし。至福の時をもたらしてくれる味覚でした。
このかぶら寿司、そんなに生産量が多くないので、実は人にあまり教えたくないのですが、作り手に感謝の気持ちを表したいと、紹介させて頂きました。

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