でも、世の不安定な動向と無関係のように、自然は正しく、健やかに時を刻んでいます。緑は一段と厚みを増し、花は順に開いていきます。あかつき屋のお庭でも同様で、それに歩調を合わせて、ここでは、お宿の内外で、しつらえを変えています。
(玄関は、夏バージョンののれんに替えました。)

(円窓前に整えた生け花)

玄関前ののれんは、夏バージョンに。麻布に染色された水色のそれは、さわやか。風に吹かれて、なびく様は、見ていても気持ちいいです。
玄関から入って正面の生け花も活け替え。彩り鮮やかで、一服の清涼剤になっているようです。
(華やかに咲きそろったサツキ)

(ギボウシは日ごとに生長。開花は間近)

お庭は、この時季ならではの光景に。サツキは、清楚な花を順に咲かせており、そのそばにあるギボウシは茎を日に日に伸ばし、もうじき花を咲かせるような按配です。
過日、二泊されたお客様は、そんな風景に感嘆され、縁側でしばし憩いの時間を過ごされました。
今は、夏の繁忙期の前の、比較的静かな時ですが、それにふさわしいおもてなしをと、朝、気持ちを新たにのれんを掲げる日常です。
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