三寒四温の気候が続く中で、金沢では26日、桜の開花宣言がありました。暖冬のせいもあって、平年より9日早い、統計開始以来、最も早い開花だそう。これから季節は、足早に進んでいくのでしょうか。一年の大きな節目では、あります。
(玄関に桜の花模様ののれんを飾りました)

今年は、例の新型ウイルス事案で、例年にない気持ちで、桜の開花を迎えています。その感染は、グローバルに広がっています。
個人や家庭や地域社会、さらには、国家、世界が、かつて経験したことのない試練と向き合っている様相です。人の動きには、大きなブレーキがかかっています。
当然、宿泊業にも影響が及び、ここあかつき屋も、例外ではないです。桜の季節を迎えても、得体の知れない不安感の下にあります。性格は異なりますが、2011年3月に発生した東日本大震災の当時を思い起こさせます。
しかし、やるべきことは、いろいろとあり、普段と変わらず、粛々と仕事を進めています。
桜の開花に合わせて今日、玄関に桜の花模様を大きく描いた、オリジナルなのれんを掲げました。3年前に、地元の金沢美大生にデザインして頂いたものです。周囲に光彩を放ち、これ一つだけでも、ぐっと明るくなります。
(大手堀では、桜並木の花が咲き始めました)

今日、街なかを移動した際に、桜がほころんでいる風景と出会いました。金沢城に隣接する大手堀の桜並木です。この日は、雨模様で、桜の花もまばらだったので、華やかさからは遠かったですが、季節の変化は、確かに感じることはできました。
傘をさす人の姿と、どこかマッチしていました。
春の観光シーズン本番へ。あかつき屋から近い兼六園では、3月30日(月) から 4月5日(日) までの7日間は無料開放となり、その期間、日没から午後9時半までライトアップされます。
(雪吊りが外され、勢いを得たかのような松の木)

桜の開花宣言の前日。あかつき屋では、庭師さんによって、お庭の松の木の雪吊りを外してもらいました。職人さんは手際よく、左右に伸びた枝に縛ってあった縄を解き、支柱を取り外しました。
それだけですが、松の木は青空の下、生気を得たよう。来訪されるお客様には、春のお庭の魅力にふれて頂けそうです。
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