それでも、翌日には晴れ間が広がる穏やかな天候に。雪は気温の上昇とともにスピーディーに解け、雪は道路際で見る程度になりました。所用で兼六園そばに行く機会があったので、その園をのぞいてみました。雪は苔の絨毯の上にうっすらと残るぐらいで、観光客の方々は、そぞろ歩きしながら、早春の名園の風情を楽しんでいました。
(兼六園。苔地にうっすらと残った雪)


兼六園では、松の木に巧みに施された雪吊りも、この冬の暖冬で出番がなかったようでした。雪の兼六園を楽しみにしていた遠来者にとっては、ちょっぴり残念だったようです。
それでも今日の兼六園は、苔の上を中心にうっすらと雪が広がり、さわやかな風景を描きました。早春ならではの趣でしょう。
(あかつき屋のお庭に残った雪)

あかつき屋でも、お庭の松の木の下に雪がたまりました。ようやく冬らしい景観が生まれました。
(浅野川河畔から雪で白くなった山並みを遠望)

寒いのは嫌いですが、北陸人として全然雪を見ないというのも、なんかしっくりこないようなところがあります。
過日、浅野川べりを散歩していた時には、東側の山並みが雪で白くなっているのを見て、どこかほっとした気分になったものです。
春はそこまで。少しずつ変わる季節の風情をかみしめながら、一日一日を刻んでいきます。
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