不通となった10日余りの間、金沢は東京方面からの観光客の入り込みが少なくなったと指摘されていただけに、我々観光業界もほっと一息。再び城下町に以前の活気が戻りそうです。
(北陸新幹線の暫定ダイヤを知らせる掲示板
=JR金沢駅)

戦後最大級となった台風19号は、千曲川の堤防の決壊をももたらし、長野市内にある北陸新幹線の車両基地では、待機していた新幹線の車両がすっかり濁流に浸かってしまいました。
これまで、さっそうと走り、金沢に新時代を呼び込んだ象徴的な存在だっただけに、天井まで濁水に浸かった姿は、とてもショックでした。その時、初めて北陸新幹線が心のよりどころになっていたのだなと痛感したことでした。
車両被害と同時に、長野-上越妙高間においては線路設備が浸水したことから不通になり、金沢-東京間が直通で行けなくなりました。今、ようやくJRさんの尽力により、再開のメドがたったのでした。
ただ、最速の「かがやき」が通常より2本少なくなり、当面暫定ダイヤで運行されることになります。それでも、関係の沿線にとっては朗報です。
(北陸新幹線再開に向けた動きを伝える24日付北國新聞夕刊)

金沢駅では、暫定ダイヤについて知らせる貼り紙が掲示されました。24日は、指定席券の販売も開始され、みどりの窓口には、それを買い求める人で長い列ができました。
新聞でも、それについて報じられ、再び秋の観光が全開になるとの感がします。交通インフラの重要さを改めて感じた日々でした。
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