5年ぶりのあかつき屋ご訪問。しばしコミュニティルームで歓談。相変わらずお元気そうで、こちらも元気をもらいました。
(手作りの作品を披露して下さったピーターさん)

(下さった湯呑み茶碗)

ピーターさんはオーストラリア・ブリスベンにお住まいがあります。息子さんのご家族が、あかつき屋の近隣にあることから、「孫の顔が見たくて」と2年に一度くらいオーストラリアから金沢にお越しになっています。
手仕事がお好きなピーターさんは、ご高齢ながらも人生に前向きで、以前金沢を訪れた際、市内の陶芸教室に通い、焼き物の技術を身につけられました。金沢に来る度にその教室に通い、腕を磨いておられるようです。
今回あかつき屋にお越しになった際は、そこで作陶した焼き物をいくつも持参されました。
テーブルの上で披露して下さった作品の数々。花器あり湯呑みあり、とバラエティーに富んでいます。いずれも素人の域を越えた立派な出来栄えです。ピーターさんは、そのうちの一つの湯呑み茶碗をお土産に下さいました。
(ピーターさん手作りの香炉)

ピーターさんは、以前ここにお泊まりになった際は、制作された香炉を下さり、ふだんそれでお香をたて、お客様をおむかえしています。再びうれしいプレゼントです。そのお返しに、ピーターさんには地酒をお贈りしました。
ピーターさんとは、忘れ得ぬ思い出があります。5年前にご一緒されたパートナーのケイティさんのお孫さんへの贈り物を求めて、市内の五月人形などの伝統工芸品の販売店「加藤人形」さんへご案内したことです。そこで、ケイティさんは、五月人形に付帯する男児向けの「名札」を購入されました。その際には、金沢に昔から根を張って、伝統玩具の継承に尽力されている職人さんがいることも知ったのでした。
そんな出来事もあったので、ピーターさんらのお泊まりは、お客様の域を超えて、格別の意味があったのでした。
ピーターさんの来訪を受けて、様々なことに思いがめぐりました。一期一会のおもてなしの大切さ、そして、図らずもそれぞれの人の生業や、生き方にふれるありがたさ。そんなことが胸の中に広がり、今後も一日一日頑張っていこうと心に誓ったことでした。
ピーターさん、ようこそ来て下さいました。ありがとうございます。
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