今回の金沢マラソンでちょっとした愉快なエピソードがありました。お泊まりになったお客様が、かわいらしいキャラクターのぬいぐるみを持参し、紹介して下さったのです。
これは、「おのくん」と言って、サルをモチーフにしています。東日本大震災で被害を受けた宮城県東松島市の女性たちが手作りしたもので、あかつき屋では、コミュニティルームの掘りごたつの上やお庭に面する縁側に置かれました。その愛嬌のある表情は、お客様を和ませてくれました。
(お庭をバックにした「おのくん」=Yさんが撮影)

(秋の雰囲気が漂うお庭=同)

金沢マラソンにリピーターとしてここに来られた茨城県のYさんが持参されました。Yさんは、3年前に宮城県白石市に花見に行った際、帰りに立ち寄った東松島で買ったものだそうです。
このおのくんは、震災で仮設住宅に住むことを余儀なくされた主婦たちが、靴下を材料にして作ったものです。
Yさんは、あかつき屋の縁側に試しにおいたところ、お庭と絶妙にマッチしました。
以前に、東京からお越しになった男性が、縁側にアンパンマンをかたどったパンを置いたことがありましたが、その時も、面白いほど絵になり、感心したことがあります。
今回、マラソン大会を翌日に控えての「おのくん」の登場で、選手の緊張を解きほぐしてくれました。
おのくん、震災被害のあった宮城県から金沢へ。手作りされた方々も喜んで下さることでしょう。
Yさん、ありがとうございました。
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