10月。この時季になると、一年の終わりが近づいていることも感じることになり、足元を見直すことにもなります。ふだんできなかった書類等の整理を行う一方、あかつき屋の中のお部屋のしつらえの更新も行っています。
館内に飾ったアケビや山栗、唐辛子。いずれの山里の幸も、秋の色を表し、お部屋に快いアクセントとなっています。
(コミュニティルームの掘りごたつの上に置いたアケビ)

(かわいらしい山栗も)

午前の空いた時間。富山県との県境付近にある、農産物直売所に向かいました。もりの里、金沢大学横を通って車で20分ほどのところにあるところ。そこは、里の野菜や山の果実などが安価に買うことができるからです。
求めたのは、アケビや山栗等々。早速あかつき屋に戻って、お部屋などに飾りました。
お客様が交流するコミュニティルームには、アケビを。口をぱっくりと開けたものがあり、どこかユーモラスな感じ。茎についている幾枚かの葉が目にやさしい。
同じ部屋の小机には、山栗を置きました。通常の栗より一回り小さいサイズ。直売所の女性店員によると、山栗の実は、これ以上大きくならないのだとか。見てて、かわいい。
(お庭に面する軒下には、唐辛子の実を吊るしました)

渡り廊下の外側、お庭に面する軒下には、ひもで一列に編んだ唐辛子を吊るしました。金木犀の芳香が漂う中、日がたつにつれて、さらに赤みを増し、秋の深まりを感じさせてくれることでしょう。
街を歩いても、人の表情には落ち着きが見られます。一年で最もいい季節。
お客様には、あきたけなわとなった城下町金沢、そして国登録有形文化財のあかつき屋で至高の時を過ごして頂けたらと考えています。
スポンサーサイト