
12月初旬のこの時期は、天候が崩れやすい頃で、数日前から空模様を心配していたのですが、Sさんは「僕は晴れ男なんですよ」という言葉通り、これ以上ない晴天に恵まれました。
Sさんが素晴らしいのは、その庭仕事の腕もさることながら、事前の準備がしっかりしていること。
前日に、樹木の高さについて問い合わせを受けたのですが、これは雪吊りに使う縄の長さや、雪吊りの支柱の長さを決めるためでした。
当日は、現場で作業がしやすいように、既にてっぺんに縄をくくり付けた支柱2本を軽4トラックで持ってこられ、庭では支柱の位置を決めた後、縄を松や槙の木の枝に手際よく結んでいかれました。
全く無駄のない安定した作業ぶりで、短時間で円すい形の均整のとれた雪吊りが出来上がりました。
私は、少しでも雪吊りのノウハウを盗もうと下から作業を見上げていたのですが、作業がスピーディーなのと、Sさんの手元まで見えないので、技の習得には及びませんでした。
とても気持ちのいい日だったので、作業が終わったら、賢坂辻近くの「ほか弁」で焼き肉弁当とペットボトルのお茶を買い、庭石に腰掛け、昼ごはんをともにしました。
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