2月12日付朝刊の生活・文化面の連載「町家人(まちやびと)」のコーナーで、記事の見出しは、「下町人情、心に『泊める』」です。
兼六園の近くで、金沢の下町の中にある、あかつき屋。2011年の開業当初から続けている、お泊まりのお客様に、この界隈の庶民的な暮らしや商い、そして四季折々の風物を知って頂く取り組みについて、スポットライトが当たった格好です。
大変光栄なことで、今回の報道に恥じないよう、引き続き気を引き締めて、お宿業に取り組んでいきます。
(2月12日付北國新聞で紹介されたあかつき屋)

金沢は、他の諸都市と同様に駅前や業務地区は、近代化が進んでいますが、ここあかつき屋界隈は今も町家が点在し、昭和の風情を色濃く残しています。
そんな地域特性を踏まえ、こちらでは、兼六園やひがし茶屋街などのビッグネームの観光に留まるのではなく、下町の景観や商売、人情にもふれて頂こうと、お客様にそんな地域資源と接する機会をつくらせて頂いています。
立ち寄りスポットを収めたオリジナルのフリップ集なども作成し、周辺の街歩きに活用しています。
北國新聞の記者さんは、このあかつき屋のハード(建物本体)だけでなく、あかつき屋のソフト(お客様への独特なおもてなし)にも着目されたようです。
その記事では、あかつき屋のお客様の地元の人とのふれあいや、お店でのやりとりなども紹介されました。ふだんこつこつとしている取り組みが、こうした形で日の目を見ると、うれしいものです。
このあかつき屋周辺は、古い町とあって、高齢化が進んでいるとは言え、住民間の連帯意識は強く、今回の大雪でも、近隣に気づかいしながら、住民挙げて除雪に奮闘し、大雪を克服しました。
そんな温かなコミュニティー意識とモラルの高さは、対外的に目立ちませんが、いぶし銀のように光っています。
私どもは、そんな恩恵をも心において、地域に愛されるお宿業を目指して、精進していく覚悟です。
北國新聞さん、ありがとうございました。
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