昨年、金沢は真価が問われる年であったと思います。北陸新幹線開通から2年が経過し、いっときの熱気は薄らぎました。加えて、近隣の東アジア情勢の不安定化もあり、外国人観光客の入り込みに影響を与えた面もあったようです。
それでも金沢への観光客数は、目立った落ち込みもなく、底堅く推移しました。あかつき屋においても、まずまずの一年であったと振り返っており、宿泊された国内外のお客様、そして、日頃支えて下さっている地元の方々に心からお礼申し上げます。
(前のお寺で除夜の鐘をつくあかつき屋のお客様)

(新しい年の始まりを歓ぶタイのお客様)

大晦日。今回は例年にも増して、厳かで、にぎやかな夜になりました。あかつき屋には、タイから二組7人のお客様がお泊まりになり、NHKの紅白歌合戦の後、前のお寺・広済寺さんに移動し、除夜の鐘をつかせて頂きました。
昨年新調された鐘をお客様が一人ひとりつきました。これまでと違って、また味わいのある音色でした。
この後、あかつき屋に戻って、新年を迎えたお祝いの集い。お客様には、私たちの親族が手作りしたかぶらずしなどを少しばかりお出しし、お神酒とともに乾杯。この一年の無病息災と精進を誓い合いました。
(角尾宏子さんによるお正月花)

(中村元風さん制作の犬の飾り皿)

あかつき屋の中は、お正月の飾りつけがされています。
私たちの友人である華道教師の角尾宏子さん(金沢市泉野町)には今回も上がりの間と玄関に新春を寿ぐ生花を生けてもらいました。
アーティスト・サイエンティストという前人未踏のクリエイターの道を歩み始めた加賀市の陶芸家中村元風さんの手による、犬の飾り皿を上がりの間に置きました。
いずれの品も光彩を放ち、お客様を歓迎してくれています。
あかつき屋は8年目に入りました。これで良し、ということはなく、いつもお客様の声に耳を傾けて、努力を続けてまいります。
お客様とともに、良い年にしたいと思います。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りたいと存じます。
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