(体験教室で手作りされた包丁を披露する豪州のご夫妻)

(包丁には、それぞれ漢字でお二人の名前が刻まれました)

武生は、鎌、鋏、包丁などの打ち刃物の産地で、約700年の歴史があります。江戸時代には福井藩の保護政策により、株仲間が組織されるなどして、販路が全国に普及。明治期には、全国の鎌生産量の3割近くを占めるまでになったそうです。
ご夫妻は、大阪からJRで金沢に来る途中、武生駅で下車。越前打ち刃物の製造販売・体験施設「タケフナイフビレッジ」に立ち寄られたのでした。
そこで、5時間ほどかけて「マイ包丁」作りに挑戦。金属を火に当て赤くした後、ハンマーなどでたたいて形作り、研ぎ、磨いて出来上がり。この一つひとつの作業をスタッフの指導を受けながら、ご夫妻は、職人さんのように真剣に取り組んだのでした。
出来上がった包丁の表面には、それぞれのお名前「魔鴉黒」(マーク)、「樹谷呂路」(キャロル)が刻まれました。
【タケフナイフビレッジでの包丁作り=ご提供写真)】
(マークさん)

(キャロルさん)

あかつき屋のお客様は、これまで和菓子作りや、金箔工芸、加賀友禅染めなどの体験をされたことは多々ありましたが、包丁作りは初めて。そばで、その包丁を見ていると、すごい存在感がありました。
ご夫妻がご自宅のあるオーストラリア・キャンベラに帰られたら、この包丁を使って、腕によりをかけたお料理を作られるのではないでしょうか。
忘れ得ぬ思い出になりましたね。
ご宿泊ありがとうございました。
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