雪は、北国に住む者にとっては、除雪などの煩雑さから、必ずしもうれしいものではありませんが、チリ、あくたを一掃してくれるようで、その後、大気は清々(すがすが)しいものに。肌寒さの中、凛とした気持ちにもなります。
(雪の朝。あかつき屋の前は真っ白)

あかつき屋で雪の朝を迎えられたのは、3組のお客様。大阪からのご夫婦のほか、オーストラリアのカップルやタイの女性お二人でした。
いずれも雪にご縁の薄い方々で、玄関の格子戸を開けて、「外は真っ白ですね」と驚かれていました。
(上がりの間に椿に雪の絵)

この季節、あかつき屋のしつらえは、冬仕様になっています。上がりの間の衝立には、雪をかぶった椿の絵を飾りました。降る雪の中で花開く様には、華やぎさえあります。
(円窓の前、生け花の脇にゆず)

玄関の円窓の生け花の隣には、ゆずを置きました。ゆずはここ以外にも、コミュニティルームや洗面所などにも配しました。
黄色の実は、見るだけで暖かい気分になります。
年の瀬となり、慌ただしさが増す日々。それぞれの思い、縁(えにし)でお越しになったお客様には、誠実に、真摯に向き合っていきたい。
スポンサーサイト