春の到来を象徴するとも言える桜の花。いったん咲き始めると、気温の上昇とともに花びらを広げ、一週間もたたないうちに満開にもなります。満開の状態でとどまってほしいと願っても、それはかなわぬことで、それだからこそ人は桜花の見頃を逃すものかと、時間をやりくりしてでも花見の名所を訪ねるようです。
あかつき屋の徒歩圏内にある兼六園。先の週末は桜の満開時期とも重なり、大勢の人が訪れました。私どももこれまで夜桜見学を含めて数回訪れ、降り注ぐような花々に魅せられました。
(満開となった広済寺さんのシダレ桜)

それらソメイヨシノの桜が主役を譲るように、シダレ桜が見頃を迎えました。あかつき屋の前のお寺・広済寺さん。知る人ぞ知るシダレ桜の名所です。このお宿のお客様も観賞させて頂き、満開の桜花に酔いしれられました。
広済寺さんのシダレ桜は毎年、兼六園の桜から数日遅れて開花し、やはり数日遅れて満開となります。この度二泊されたお客様は、その満開の時季と重なりました。
お寺の境内を散策させて頂きました。古刹の天空を覆うように広がる桜花。時折風で花が散り落ちていきます。
カップルのそのお客様。「見事です。心が洗われますね」。
こちらのお客様は、前日には兼六園、金沢城公園を花見方々三時間ほど歩いたそうで、このお寺での花見は予期せぬことでした。感嘆の声を漏らされる姿に、こちらも和みました。
新緑が広がり、美しいあかつき屋のお庭あかつき屋のお庭も、新緑が一層増してきました。日ごとに明るくなっています。
ツツジは、花のつぼみを数多くつけ、ゴールデンウイーク頃には、咲き競うかのよう。お庭の手入れも苦にならず、楽しみな毎日です。
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金沢で桜が開花宣言した後の最初の日曜日の午後、近くの兼六園へ歩いて出かけました。この日は、兼六園の無料開放が始まった日ともあって、園には大勢の人が訪れていました。
桜はまだ4、5分咲きぐらいでしたが、園は華やいだムードに包まれ、長かった冬の終わりを実感。新年度スタートの意欲を新たにしました。
(桜は4、5分咲き。兼六園側から金沢城方面を望む)

(せせらぎ沿いの桜。兼六園内)

兼六園の花見は一昨年、昨年はコロナ禍の影響が強く、人出が極端に少なかったのですが、今年はそのムードも薄らぎ、人は待ちかねたように名園に繰り出しました。私たちにとっても、観桜期に園に出かけるのは、毎年の定番となっています。
桂坂入口から徽軫灯籠付近に通じる園路や眺望台付近、せせらぎなどには、桜の木が多く、大勢の市民や観光客らが花を愛でていました。
(結婚式の前撮りのカップルの姿も)

その中で目を引いたのは、幾組かのカップルが結婚式の前撮りをしていたことでした。カメラマンの指示に従って、笑顔で顔を近づけたりする姿は、微笑ましかったです。
(梅林の花もまだ見頃でした)

園の梅林にも寄りました。驚いたのは、紅梅、白梅の花がまだ十分楽しめることでした。3月後半の低温傾向が影響したのでしょうか。桜の花が咲けば、梅の花は終わっていると思っていただけに、得した気分になりました。
その中で、濃い紅梅の花の色は印象的で、名園散策の魅力を倍加させていました。
あかつき屋に桜をデザインしたのれん
あかつき屋では毎年3月中旬から、桜花をデザインしたオリジナルののれんを玄関に掲げています。お泊まりになったお客様はご出発の朝、そののれんをバックに記念撮影されています。そばで私どもは、春到来の歓びを共に味わっています。
なお、兼六園の無料開放は今月9日までで、あかつき屋の桜のれんの掲出は今月いっぱい頃まで予定しています。
皆様のお越しを心からお待ちしています。