秋のビッグイベント金沢マラソンが2年ぶりに開催されました。昨年はコロナ禍により中止、今年は感染症対策で参加者を少なくして実施、好天の下、選手たちは城下町の中や郊外の田園地帯などを力走しました。
あかつき屋のリピーターであるお客様も出場。見事に完走され、気持ちの良いオータム・ランになったようでした。
(力走する選手の皆さん=扇町地内)

この日朝6時半過ぎ、選手として参加されたお客様をスタート地点のしいのき迎賓館付近にほど近い、兼六園麓の八坂まで歩いてお送りして、健闘を祈りました。
今回は、コロナへの警戒に加え、衆院選の投票日と重なり、自粛ムードが広がり、マラソンコースの沿道は例年に比べて人が少なかったです。それで、私たちもコースから離れて、選手に声援を送りました。
(金沢マラソンについて告知する北國新聞)

この金沢マラソンはこれまでよく雨に降られたのですが、今回は薄日のさす絶好のコンディション。選手の皆さんにとっては、気持ちの良い42.195㌔になったようです。
あかつき屋にお泊まりになったお客様は完走後、メールで「まずまずのタイムでした」とタイム記録写真をつけてご報告。本当に良かった、と思います。
選手の皆様お疲れさまでした。また、大会関係者の皆様、ご苦労様でした。
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私たちがお気に入りの街・東京の谷中からお客様のご夫妻が過日、あかつき屋にお越しになりました。ご一泊の中で、レトロな下町・谷中について話の花が咲きました。
古い街並みが残る中で、今も温かい人情が息づく街・谷中。東京へ行ったら、また行きたくなりました。
(夕やけだんだん下の谷中ぎんざ=お客様ご提供写真)

谷中は戦時中の東京大空襲の戦火の影響は少なく、お寺や昔の佇まいのお店が今も数多く残っています。とてもほっとする雰囲気の街で、私たちはこれまでそこを二度訪れています。
夕やけだんだんの坂道を下りれば、続く商店街・谷中ぎんざ。様々なお店が立ち並び、見ているだけでも楽しいです。
その町の一角で、この度のお客様は、工芸・染色のお店を営んでおられます。谷中のにぎわいづくりに一役買っておられます。
(お客様がお宿ノートに記された谷中情報)

お泊まりの夜、ご夫妻にいろいろお尋ねしました。
「おいしいコロッケのお店はありますか」「たこ焼き屋さんは」等々。
お二人は、親切に教えて下さり、お宿ノートに、人気店の情報を書いて下さいました。和菓子屋さん、お肉屋さん、居酒屋さん、中華屋さん、佃煮屋さん等々。とても参考になりました。
谷中は、金沢同様、コロナ禍により外国人観光客らの足が遠のき、前ほどのにぎわいではないそうですが、魅力ある商店街ですから、やがて以前のような活況を呈することでしょう。
今度上京した際は、お邪魔させて下さい。この度のご宿泊、ありがとうございました。
地域再発見モニターツアー「美しき名園めぐりと座禅、美味体験」(金沢市、金沢市観光協会主催)は17日に、開かれました。あかつき屋はこの催しの企画、運営に当たらせて頂き、予定のスケジュールを滞りなく実施することができました。
天候が心配されましたが、開催中、雨に打たれることもありませんでした。行く先々のお庭は、秋の気配を色濃くしており、参加者一同、ゆっくりと秋の一日を楽しむことができました。
(村瀬社長=右から5人目=の案内で兼六園を散策)

(時雨亭で茶の湯を体験)

今回のツアーでは、あかつき屋は金沢が庭園都市とも称されることから、お庭にスポットを当てて、ツアーを構想しました。兼六園は知らない人がいませんが、ふだん人が訪れることがない、巷(ちまた)のお庭にも着目し、街歩きを組み立てました。松山寺さんや一般のお宅のお庭なども訪問先に組み入れました。
お庭ガイドでは、金沢の老舗造園業・村瀬造園の村瀬彰社長に兼六園をご案内して頂きました。村瀬社長は準備した資料を基に、「金沢の庭」と「金沢の樹木の剪定」について話して下さいました。
金沢の庭は柿、ビワなど食用の樹木がよく植えられていることから、用と景(実用と景観)を兼ね備えた要素が多いと指摘。松の剪定などでは、北陸は湿った重い雪が降るため、重い雪が枝に積もりにくいように、枝を減らす、透かしという技法を用いていることなどを説明されました。
園内の散策では、紅葉が始まった山崎山を楽しんだほか、アケビの実も見つけ、心が弾みました。
時雨亭さんでは、茶の湯を体験。お抹茶と上生菓子を頂き、風雅なひとときを過ごしました。
玉泉邸さんでは、お庭・玉泉園を散策した後、レストランで季節の会席料理のコースに舌鼓。味はもちろん、その優美な盛り付けに一同大満足でした。
(玉泉邸ではお庭を見ながらお食事)

八坂に隣接する曹洞宗・松山寺さんでは、お庭見学の後、座禅を体験。心鎮めて、禅の世界に浸りました。
【松山寺】
(お庭を散策)

(心鎮めて座禅)

最終目的地は、ここあかつき屋。お庭を見学した後、二階のお部屋に移り、この日の印象について記すアンケート調査に回答。そして、お一人お一人感想を述べました。
(あかつき屋ではアンケート調査に回答)

有名、無名、様々な名園スポットが街なか各所にあり、参加された方々にとっては、新鮮な発見と驚きがあったようでした。
「催しの成功は、90%準備で決まる!」。そんな気持ちでお世話させて頂いた我々スタッフ。良い出会いを頂くことができました。
参加された皆様、そして関係された方々、ありがとうございました。
金沢市と金沢市観光協会が主催する
地域再発見モニターツアーの一つ「美しき名園めぐりと座禅、美味体験」が来たる17日(日)に開催されます。
これを企画、運営するあかつき屋では、スタッフが大詰めの準備作業に追われています。当日、参加者への配布資料の作成のほか、訪問先の一つである、ここあかつき屋のしつらえなど、最終段階の作業を行っています。
(ツアーの配布資料を準備しています)

配布資料は、ツアー当日のスケジュールやコースのマップ、金沢のお庭などについての情報を収めています。資料作成に当たっては、ツアーで兼六園を案内して下さる村瀬造園(鳴和2丁目)の村瀬彰・社長の協力を得ました。
(玄関に置いたムラサキシキブの苔玉=右)

(コスモスも彩りを加えています)

あかつき屋館内では、玄関にムラサキシキブの苔玉を置きました。ざん新な造形と、その実の色あいが気品ある雰囲気を醸し出しています。
また、各所に今が見頃のコスモスを配しました。ピンクや赤の花がお部屋に華やかさを加えています。
(お庭を楽しまれるお客様)

お庭の手入れも行いました。松やモチノキ、ツツジなどを剪定。お客様は、きれいになった町家の和風庭園をゆっくりと楽しんでおられます。
あかつき屋のお風呂場・洗面所棟の屋根瓦の葺き替えを行いました。不具合があった訳ではないのですが、老朽化もあり、先日の水回り工事を行ったことから、合わせて実施した次第です。
この日、瓦屋さんが朝から工事作業に入りました。そのお仕事ぶりを見させてもらったのですが、瓦の葺き替え一つとっても現代の工法があり、感心しました。
(真新しくなったお風呂場の瓦屋根)

屋根は、そんなに広い面積でないので、作業は職人さん一人で行われました。まず、古い瓦を取り除いた後、何枚もの四角い板を貼り合わせた屋根の下地を確認。問題は、なかったようでした。
続いて、その上にベニヤ板を貼りつけました。その後の工程が、大変興味深かったです。職人さんは、ベニヤ板の上に、特殊な材質で作られたシートを貼ったのです。こうすれば、屋根の気密性は強化され、雨漏りは100%しなくなると思いました。
(ベニヤ板の上に特殊シートを貼りつける)

(その上に瓦一枚一枚丁寧に取り付け)

最後にシートの上に、真新しい瓦を一枚一枚取り付けていきました。瓦は単純にシートの上に載せていくのではなく、きっちりと嚙み合うように、必要であれば周りを工具で削り取って、形を整えていました。その甲高い金属音が、辺りに響きました。
出来上がった瓦屋根は、黒光りし、まさに新品。ふだん下からは見えないものですが、気分は随分と変わりました。
絶えず、安心、安全と快適性を追い求めるお宿あかつき屋。さらに一つ進化したと言えるでしょうか。
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