今年も残すところあとわずかとなり、あかつき屋では、新年準備が大詰めとなりました。家の内と外で飾り付けを行い、その作業を進めながら令和元年の最後の日の感慨にも浸っています。
玄関では、ミニ門松などの正月飾り、家の中では、新春にちなんだ干支・ネズミの飾り皿や生花などを据えました。いっぺんに気品と華やかさが生まれ、気持ちも新たになりました。
(中村元風さんのネズミの飾り皿)

ネズミの飾り皿と生け花は、上がりの間に設置しました。
飾り皿は、友人の現代美術家中村元風さん(加賀市大聖寺)の手によるもの。福の神・大黒天の使者として知られる白鼠が天を仰ぎ、幸福を祈る姿を表現したものです。周囲には、桜の花が咲き誇っています。
(角尾宏子さんによる正月花)

生花は、華道教師角尾宏子さん(金沢市泉野町)のお世話になりました。ファイアーバードのほか、若松、南天が配されています。ファイアーバードは訳せば、火の鳥。南天の実とともに、肌寒さの中、見る者の気持ちを熱くしてくれるようです。角尾さんは、玄関では万年青も生けて下さいました。
中村さん、角尾さん、ありがとうございました。
(パン屋森長さんに置かれた年賀の品)

過日、パンを買いに
材木町の森長さんへ行きました。ショーケースの上に、きれいにパッケージングされた箱がいくつかありました。女将さんにうかがうと、「お正月の年賀に使われるものです」とのことで、洋菓子が入っているそう。
いろんな形で新年準備が進んでいるんですね。
今年も、世界各地から、いろいろなお客様にお越し頂きました。そのお顔を思い出しながら、新しい年のカウントダウンに入ります。
お客様、地元の皆様、ご支援ありがとうございました。
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今年の秋に相次いだ台風19号などの豪雨災害による被災者へ届けたいと、ここあかつき屋が募った義援金2万円を今日、日本赤十字社県支部(金沢市鞍月2丁目)に寄託しました。災害被害に伴う義援金募集は2011年の東日本大震災以来三度目で、今回は
昨年に続いてあかつき屋スタッフが日赤県支部を訪れ、当お宿の寄付金と合わせた浄財を贈らせて頂きました。
(あかつき屋に設置した義援金箱)

義援金の募集に当たっては、お宿の中に義援金箱を設置して協力を求めました。お客様は、その呼びかけに応じて下さいました。
今年も押し詰まる中で、被災された方々は、厳しい日々を送っておられると思います。お身体に気をつけられ、一日も早く以前の生活に戻られることを祈るばかりです。
日々お仕事ができる幸せ、家族、関係者一同、健康であることに感謝しながら、残り少なくなった令和元年を日々心新たに努めます。
冬の金沢の食の大冒険といったところでしょうか。あかつき屋にお泊まりになったお客様。三夜連続違う飲食店で金沢おでんの一押しの食材カニ面を食されました。地元の人でもカニ面をそう頻繁に食することはないのに、それを三日連続ですから、ただただ驚くばかり。
「いずれのカニ面も絶品でした」とそのおいしさを激賞。そう語ったのは、8年ぶりにここにお越しになった男性で、今回はご夫婦ではるばる南米ブラジルから北陸の地に足を踏み入れたのでした。あかつき屋に三泊されました。
お客様のご主人は8年ほど前に首都圏にお住まいで、当時は勤務先のご同僚とあかつき屋にお越しになりました。その際に記憶に残っているのは、お客様は金沢土産に「職場の金沢出身の女性の薦め」(お客様)で、米菓ビーバーを何袋も買われたことでした。
その後、ブラジルへご転勤。ご結婚を経て、今回は奥様とともに久しぶりのご帰国。お二人の結婚記念日を祝う旅でもありました。
【お客様が食されたカニ面=ご提供写真】
(あまつぼさんのカニ面)

(飛さんのカニ面)

(三幸さんのカニ面)

この度の金沢旅行の目的の一つは、金沢の冬の食の魅力を存分に味わい尽くすことでした。特に力を入れたのは、これも金沢通の職場のご同僚の紹介で、金沢おでんの具材カニ面へのチャレンジ。
お二人が三夜連続で訪れたお店は、順に「あまつぼ」さん(柿木畠)、高級寿司店「飛(とび)」さん(尾山町)、「三幸」さん(片町)でした。どのお店のカニ面も趣向が凝らされていました。カニ足、卵、カニ味噌がカニの甲羅の中に絶妙に配され、おでんのつゆなどをベースにした、そのお出汁も独特のもので、お口に入れると思わずうなってしまったそうです。
(カニ面についてお宿ノートにレポートされたお客様)

その一品、一品について、お二人はご出発の朝、お宿ノート「自由帳」に写真付きでレポートして下さいました。私どもにとっても、新たな知見を得た格好です。
お二人は今回の旅も「お土産にビーバーをたくさん買いました」(笑)とのことでした。今年NBAで活躍する八村塁選手(富山県出身)が、チームメートに配って大ブレークした(白えび)ビーバー。最高のお土産になったようです。
O様、8年ぶりにお越し下さり、感激しました。ありがとうございます。再びブラジルに戻った後も、元気でお過ごし下さいませ。
クリスマスが近づいてきて、街なかや、ここあかつき屋では、その飾りつけが行われ、ムードが高まってきました。年が押し詰まってきて、慌ただしさが増してきましたが、そうしたデコレーションを目にすると、寒さも、忙しさもいっとき忘れるほどです。
あと、10日余りで新年を迎えます。お客様が身も心もハッピーに過ごせるよう、日々心新たにお迎えしたいと思います。
(金沢駅に設置された華やかなクリスマス飾り)

金沢駅を先日訪れました。駅構内には、華やかなが設置されていました。乗降客の目を楽しませています。
(あかつき屋で飾り付けたクリスマスデコレーション)



あかつき屋では、お部屋や玄関にクリスマスデコレーションを施しました。
コミュニティルームでは、数多くのミニサンタクロースが、様々なパフォーマンスをしているマスコットを置きました。
その近くの柱には、大きなサンタクロースの長靴のお飾りを掛けました。
玄関の軒下の植木には、キラキラしたクリスマス飾りを据えました。夜は、車のライトを受けて輝くので、ファンタスティックです。
香港からXmasカード届くうれしいお便りが、海外から届きました。8年前にお泊まりになった香港のお客様からのクリスマスカードです。その方からは折々にメール等で近況を知らせて下さいますが、ご夫婦、そして娘さんともお元気でお暮しのよう。
この仕事は、一期一会とも言われますが、こうして長い間お付き合いが続くと、ご縁は限りなし、との思いを抱きます。
金沢の冬の醍醐味とでも言いましょうか。今週末、ここならではの味覚を求めて、食べ歩きされた男性お客様グループがいらっしゃいました。半日ほどの間に、お寿司、第七ギョーザ、おでん、治部煮等々、金沢のソウルフードを間をおかず食されました。
あかつき屋にお越しになったのは、三重県津市の三重テレビの社員の皆様で、ほぼ6年ぶりのお泊まりです。お住まいの土地と違って、ここでは肌寒さを感じておられましたが、市内をエネルギッシュに回り、美味をご堪能。熱気を帯びた城下町散策になったようです。
(金沢の食を堪能された三重県からのお客様=写真掲載了解済)

三重テレビの方々は2014年2月に初めてあかつき屋に宿泊されました。その時は、近江町市場で買った鰤を食材に鰤しゃぶやお刺身など、
鰤尽くしの宴(うたげ)を繰り広げられました。
今回ご一行様は、バラエティに富んだ冬の味覚にトライされました。ナビゲーターとなったのは学生時代、金沢大学で学んだお客様でした。
(おでんを味わった黒百合さん)

お昼頃ご到着後、まず近江町市場のお寿司屋さんで、日本海の幸などを賞味。その後、金沢駅構内にある黒百合さんへ移動。ここでおでんなどを召し上がられました。
黒百合さんは、大衆的なおでん居酒屋です。しかし、このお店、北陸新幹線開業後、超人気店となり、通常のお食事時間帯では、簡単に入れなくなりました。夜だと6時頃には、長蛇の列ができます。
幸い、三重県の皆様は午後2時頃に行ったこともあり、「すんなり入れました」。ここで思い思いのおでんネタを食べたそうです。
引き続き向かったのは、郊外もりの里にある第七ギョーザ。お客様の元金大生の行きつけだったようです。
夜は、片町界隈の一角・木倉町の居酒屋へ。お客様の1人は、ここで「治部煮を食べました。おいしかったです」と笑顔。
(イルミネーションで明るい夜の香林坊)

(居酒屋が並ぶ木倉町の通り)

ご一行様は、あかつき屋に戻ると、この日最後の宴。近所のふじた酒店さんで地酒の銘酒を何本も購入し、つまみとともに食談。にぎやかに過ごされました。
翌日は森長さんのパンで朝食後、カニを求めて、金沢港のいきいき魚市に向かわれました。お腹がいくつあっても足りないような一泊二日となりました。
三重テレビの皆様、ご再訪ありがとうございました。また、ふだんの熱心なお仕事ぶりも垣間見え、少なからず刺激を受けました。心から感謝申し上げます。
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