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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

「うまい」「楽しい」 金沢旅満喫

ぐずついた天気も吹き飛ばす、躍動感のある数日間でした。九州・福岡から金沢・あかつき屋にお越しになった学生さんのグループ。街をどん欲に回り、おいいしいものを食べ、金沢を満喫されました。

お宿ノートには、その旅の思い出が満載の記録を紙面いっぱいに残されました。この地で大いにリフレッシュされ、エネルギーを再び満タンにされたことでしょう。

こちらの学生さんは、九州大学で学ぶ方々です。
福岡からは、新幹線で新大阪まで。そこからは、青春18切符で金沢までのんびりと来られました。

ご滞在中、曇り空や雨天でしたが、公共レンタサイクルまちのりを駆使して軽快に移動。スピーディーに観光スポットをめぐられました。

ご提供下さった数々の写真で、お客様の旅をつづります。

(途中降り立った福井駅。恐竜とともに)
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【金沢市内】
(尾山神社。「ステンドグラスがきれい」)
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(近江町市場で、念願の海鮮丼。「うまい!」)
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(兼六園。すばやく「ギアセカンド」の写真撮影)
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(ひがし茶屋街。金箔ソフト手に「自由の女神」のポーズ)
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(お宿ノートに旅の思い出をまとめられました。題して「ほっこり 北陸」)
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皆様ご宿泊ありがとうございました。また、遊びに来て下さいね。

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学生さん 手作りカレーで夕食

小中高校生にとっては、夏休みは終盤ですが、夏休みが9月後半まである大学生には今、その夏休暇のど真ん中と言えるようです。

そんな中で、あかつき屋にお越しになったのは、大阪市立大学の学生さんたちでした。ここに貸切で二泊され、夜は手作りカレーをつくるなどして、楽しい夕食のひとときを過ごされました。

お泊まりになった学生さんたちは、大学の手話サークルに所属しており、ここでは時々手話でコミュニケーションをとっておられました。

(手作りされたカレーライス)
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(パンとイチジクが並んだ朝食)
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二日目の夕食は手作り感満載でした。カレーライスを作ることにし、近所で食材を買いこまれました。
手分けして、玉ねぎ、にんじんなどの野菜やお肉を切る人や、ご飯を炊く人など、役割を決めて手際よく作業を進められました。
出来上がったら皆でお食事。自分たちで作ったカレーの味は格別だったようです。

あかつき屋では、以前に手巻き寿司をされた学生さんがいましたが、カレーは初めて。こうした食事会も悪くないな、とそばでみていて感じました。

このほか、一日目の夕食は、柿木畠の「あまつぼ」さんで治部煮、おでん、お造り、ご飯セットなどで構成された、学生さん向けの特別のコース料理をご賞味。
朝食では、材木町の森長さんの出来立てパンとイチジクを召し上がりました。

(全員そろった大阪市立大学の皆様。一部一泊だけの人もいました)
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金沢にご滞在中、雨や曇り空の天候でしたが、あかつき屋ではカードゲームなどに興じられ、若さを発散されていました。

皆様ご宿泊ありがとうございました。また、気軽に遊びに来て下さいね。

涼求め 能登半島西海岸を行く

今夏、県内は記録にも、記憶にも残る暑さとなっています。終戦記念日の15日、能登の志賀町では、観測史上初めて40度を超え、40.1度を記録。金沢はその日、最高気温が37.7度で今年最高となりました。台風10号の接近に伴うフェーン現象の影響ですが、それにしても暑かった。一歩外に出ると、熱風が襲ってくる感じでした。

そんなここ数日の中で、涼感を求めて能登半島西海岸(ウエストコースト)に車を走らせました。変化に富んだこの海岸線。夏の日差しは降り注ぐものの、水辺は涼しく、忙中、‟涼”ありのひとときをもちました。

(サーフィンする人の姿も見える門前・琴ケ浜)
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奥能登輪島市門前町にある琴ケ浜。ここは、人が砂浜の上を歩くと、生き物が鳴くような音がすることから、鳴き砂の浜として知られています。
訪れた時は、台風が日本海を通過したせいもあってか、波は比較的高く、白波が立っていました。
海水浴を楽しむ人や、波立っているのを幸いに、サーフィンに興じる人の姿もありました。規模は大きくないものの、隠れたシーサイドリゾートの感がありました。

【羽咋・千里浜】
(長く続く砂浜。海辺に停まる車も。)
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(波打ち際にカモメの群れ)
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車で一時間余り南下すると、羽咋・千里浜海岸があります。ここは全国で唯一砂浜を車で走行できることで、有名です。
過日訪れた時は、波打ち際に車を停車させ、そこで憩う家族連れや、バーベキューに興じる若者たちがいました。
昔ほどではありませんが、浜茶屋(海の家)も数軒あり、いかにも夏の海辺という趣です。

波打ち際に目をやると鳥の群れがありました。カモメたちです。鳥たちも、打ち寄せる波に涼を求めているのでしょうか。
しかし、彼らは敏感で、人が近づいたりすると、すぐに羽ばたかせ、その場を立ち去りました。

(詩情あふれる内灘海岸の夕景)
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この渚ドライブウエーから、小一時間南下すると、内灘海岸に到着します。ここは、県都金沢に近いことから、週末に限らず、若者たちが気軽に海のレジャーに親しむ場所となっています。
訪れた時は夕暮れ時でしたが、若者らが軽やかに身を躍らせ、水辺で歓声を上げたり、写真を撮ったりしていました。

太陽が今にも沈もうとする光景にも出会いました。海、空、薄雲が傾く日の光で何とも言えない色合いになりました。
真夏の夜の夢。そこにいる者を黙させる、至高の風景でした。

細長い半島で構成される、この石川の地は、様々な場所、そして折々に絶妙の景観を見せます。

台南からご夫妻、八田技師の生家へ

台湾の台南地方と金沢との間には、強い結びつきがあります。それは、金沢出身の土木技師八田與一氏が、大正末から昭和初期にかけて、台南において烏山頭ダムの建設を陣頭指揮したという歴史があるからです。このダムの完成により、広大な田畑が、干ばつから免れることになるばかりか、台湾最大の穀倉地帯を生むこととなりました。このため、八田氏は今も台湾の人々から感謝され、崇敬を集めています。

その台南からこの度、陳さん、李さんご夫妻があかつき屋にお越しになりました。ご夫妻は、1週間ここに滞在され、そのうちの一日、金沢市花園地区にある八田氏の生家を訪問されました。

(八田與一氏の生家を訪れた台南のお二人)
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八田氏は、その功績から、台湾の教科書にも載るほど、著名な人です。したがって、台南のお二人は、もちろん八田氏を知っておられました。その意をくんで初めてお二人を八田氏の生家へとご案内させて頂きました。

その生家は、花園小学校の隣にあります。その八田家住宅はオイの柱構成の特徴に加えて、表構のアズマダチも重厚で、明治後期の農家住宅の特徴を良好な状態で保っていることから、国の登録文化財に指定されています。

あかつき屋からは、そこまで車で10数分で到着しました。お二人は、「台湾の恩人」とも言われる八田氏の生家を間近にし、感激の面持ち。その敷地には、八田氏の功績を記した石碑が建っていました。
李さんは「烏山頭ダムの近くに私が出た大学があるんですよ」と話し、八田氏をより身近に感じることになったようです。

(早朝、兼六園を散策)
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お二人は炎天の下でしたが、市内をくまなく散策。兼六園は早朝に訪ね、ゆったりとした気分で名園の雰囲気を味わわれました。

(あかつき屋の風鈴)
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(李さんが、お宿ノートに描かれた風鈴)
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(金沢町家を満喫されました)
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奥さんの李さんは絵がお上手。あかつき屋をいくつかスケッチされ、そのうちの一つは玄関の軒下に掛かっている南部鉄器の風鈴を描かれました。
風鈴は風に揺られると、軽やかな金属音を響かせています。李さんはそれを「夏の心地よい音」と評されていました。

1週間のご宿泊、ありがとうございました。いずれ、台南にも出かけたいと思います。お元気でお過ごし下さい。

近江八幡から金沢へ 広済寺ツアー

この週末、大阪などの若い人が参加して、ユニークな旅が実施されました。滋賀県・近江八幡市と金沢にある浄土真宗の古刹・広済寺さんを相次いでめぐるツアーです。

二つのお寺は、いずれの土地においても、その古い歴史から、枢要な地位にありますが、そのお寺の足跡を学ぶため、一日で訪問する旅が初めて企画されました。暑い一日でしたが、住職さんらお寺の関係者のご協力のお蔭で、収穫の多い、濃密なツアーとなりました。

(近江八幡市の広済寺さん=1昨年12月に撮影)
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(貴重な古文書に熱い視線を注ぐ参加者の皆さん=ご提供写真)
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このツアーを実施したのは、主に大阪に在住する人たちで、仏教、とりわけ浄土真宗の学習に勤しんでおられます。あかつき屋は、金沢の広済寺さんの前にあり、そのお寺の本家に当たる近江八幡の広済寺さんともご縁があることから、この企画の実現に、陰ながら協力させてもらいました。

近江八幡の広済寺さんは西暦593年、聖徳太子が地元の武河綱に命じて伽藍を建立したのが始まりとされています。浄土真宗本願寺派の中でも、枢要な地位を占める古寺です。

金沢の広済寺さんは、文亀元年(1501年)3月15日に蓮如上人の命を受けた近江八幡の広済寺十代厳誓房祐念の二男祐乗坊が、本山の別院・尾山御坊の看坊職として派遣されたのが創立の起源です。

早い時代の流れの中にあって、広済寺さんのそもそもの始まりが、1400年以上も前にさかのぼる訳ですから、幾多の困難を乗り越えて、今日立派に存在することは、極めて価値のあることと思います。

(金沢の広済寺さんでご住職のお話をうかがう)
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このツアーの参加者は、本家と分家に当たる二つのお寺で、いずれも住職さんから、お寺の歴史について、詳しくお話をうかがいました。
近江八幡の方では、江戸時代に徳川家との関係を示す貴重な古文書を見せて頂きました。金沢では、近江八幡のご住職の実妹に当たる奥様からもお話を聞かせて頂き、奥様が500年近くの時を経て、金沢に嫁いできたことが、両寺のつながりを再び強固にしたというストーリーに耳を傾けました。

参加された方々は、どのお話もとても興味深く、広済寺さんの歴史を通じて、各時代の断面を見る思いをしたようです。

ツアーに参加された方の多くは、その夜、あかつき屋に宿泊されました。猛暑の一日でしたが、浄土真宗にまつわる歴史秘話を間近で聞き、昂奮冷めやらない表情で一日を振り返っておられました。

皆様、お疲れさまでした。また、ありがとうございました。