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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

のれん新調 気分一新 夏へ

まだ5月だというのに、金沢でも夏日を記録する日が多くなりました。いよいよ衣替えの季節です。

ということで、あかつき屋では、館内のあちこちで調度類の模様替えを行っています。その代表的なものとして、夏のれんを新調しました。

(新調した夏のれん。見るからに、爽やか、涼しげ)
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のれんの制作は、金沢の染め物屋の老舗・奥田染色さんに依頼しました。あかつき屋創業以来のお付き合いです。

季節によって変える、あかつき屋ののれん。夏用の物は、従来のが古びてきたので新しくすることにしました。これが三代目になります。
この日朝、奥田染色のご担当者さんに届けて頂くと、早速玄関前に掲げました。水色で、麻100%。見るからに涼しげです。

(市役所前に設置されている、ぼんぼりモニュメント)
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金沢の街は、この日から始まる金沢百万石まつりで華やかになりました。市役所前広場には、数多くのぼんぼりを組み合わせた大きなモニュメントが設置されており、点灯された夜は、祭りムードを高めています。

季節の風物とともに歩む金沢町家のお宿あかつき屋。一期一会のかけがえのない時間をお客様に味わっていただくために、日々心新たに臨みます。

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多彩な三泊 蒔絵や書道体験も

(前回のつづき)
あかつき屋に三泊されたフランス人のお二人。様々な和のエッセンスが詰まった金沢の魅力を存分に味わったステイとなりました。

伝統工芸の蒔絵体験のほか、ここあかつき屋では、書道の体験も。また、近所のお寿司屋さんでは、海の幸の美味を満喫されました。お客様の笑顔にふれて、私たちスタッフも心和む数日間となりました。

(手掛けられた蒔絵のお盆を見せるお二人=写真掲載了解済)
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お二人は、金沢訪問前に入念に観光の計画を立てられていたようでした。
金沢蒔絵に興味をもたれ、漆器専門店の能作さん(広坂)で蒔絵体験を希望され、その予約のお手伝いをさせて頂きました。
1時間半ほどの作業でモミジや月の図柄が入った蒔絵のお盆を作られ、お宿に持って来られました。

(書道体験もされました)
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三泊目の夜は、ここで書道体験をして頂きました。うちのスタッフの手ほどきで、日本語でお気に入りの文字を筆で書いてもらいました。二人が選んだ言葉は「一貫性」と「愛」。真剣に、慎重に筆を進め、立派な作品が出来上がりました。

(和装店で浴衣をご購入)
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また、お宿で日常着として着用された浴衣の購入を思い立たれました。そのため、片町の和装店「きものサロン金澤紅屋」さんまでご同行。そこでお二人は、おしゃれで、値段がお手頃な浴衣をそれぞれご購入。
お二人は「(フランスに)帰ったら、女友達にプレゼントします」とニッコリ。楽しい街歩きとなりました。

五月の快い季節。緑と陽光に包まれ、豊かで、落ち着いた金沢ステイになったようです。
ご宿泊ありがとうございました。

夕暮れ時 縁側でビール

5月も半ばに。金沢は次第に日差しが強くなり、日中汗ばむ陽気の日もあります。緑は一段と輝きを増し、鳥のさえずりも朝には、よく聞かれるようになりました。

そんな中で、あかつき屋にお迎えしたのは、フランス人の男性お二人。ここで三泊四日、ごゆっくりと過ごされました。夕暮れ時、緑濃いお庭を望む縁側でビールを味わって過ごされるひと時もありました。

(緑濃いお庭を眺め。ビールを楽しむフランス人男性
                  =写真掲載了解済)
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お二人は、ドイツとの国境に近いシュトラスブルクにお住まいです。日本へは初めてのご旅行で、一カ月各地を回られています。

純和風の金沢町家ということで、ご宿泊先にここを選ばれたとのこと。こちらでは、お宿の浴衣をカジュアル着のように身にまとって過ごされました。

二日目の暮れなずむ頃。市内観光をそこそこに切り上げて、あかつき屋のお庭に面する縁側に。缶ビールを片手に、お庭を眺めて歓談されました。

(カタツムリがのんびりとたたずんでいました)
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そんな時、私に一声かけられました。「カタツムリがいる!」
「えっ!」。見回すと、お庭中ほどの踏み石にカタツムリが、ゆっくりと動いていました。何とものんびりとした光景です。

様々な生き物が活発に動き出す春5月。カタツムリも自分たちの季節到来と感じた様子です。

カタツムリと言えば、フランスでは、お料理の食材として使われます。
「おいしいですよ」とお二人。私は、食べたことがありませんが、しばしカタツムリ談義となりました。(つづく)

緑と花に包まれ、お客様が躍動

10連休と、かつてない長さなった今年のゴールデンウイーク(GW)。あかつき屋は期間中、大勢のお客様に来ていただき、にぎやかな毎日となりました。ここに改めて心から御礼を申し上げます。

その間、金沢の街、そして、ここあかつき屋では、日ごとに緑が濃くなり、花は彩りを増しました。後半は天候にも恵まれ、初夏を感じさせる陽気にもなりました。
お客様の大半は、ご家族連れで占められたのですが、ここを貸し切られた学生さんのグループもあり、若い熱気に包まれた時間もありました。

(緑が濃くなったあかつき屋のお庭)
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(ツツジの花が満開となりました)
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あかつき屋のお庭。金沢町家によく見られるように、家の背後にあり、表通りからはうかがえない配置です。
そのお庭はここしばらくで緑は輝きを増し、日が高くなる、お昼頃はまぶしいほどです。ツツジの花は満開となり、華やかさも加わりました。

GW終盤にお越しになった学生さんたち。大阪にある関西大学の皆さんで、各種スポーツをカジュアルに楽しむサークルの仲間たちです。一泊二日、ここを貸切で利用されました。

(貸し切りで町家を楽しまれた学生さんたち=写真掲載了解済)
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夕刻に到着され、早速お庭を見て頂きました。松の木や、モチノキ、ナンテン、槇の木など種々の樹木が、春を謳歌しています。その中で、ツツジの花が満開となり、春本番を演出しています。
学生さんたちは、お庭をバックに写真を撮るなどして、金沢町家の春を満喫されました。

学生さんたちはその夜、回転寿司店やスーパーで買った食材やお飲物でご夕食。夜遅くまで、心おきないおしゃべりを楽しまれました。

皆様、ご宿泊ありがとうございました。また、元気なお顔を見せて下さいね。