ゴールデンウイークがスタートしました。今年は10連休、そして半ばに改元があり、例年に増して意義深いものになりそうです。
そんな中で、連休初日の4月27日からここあかつき屋を貸切で二泊されたご一家がありました。千葉県内のKさんご家族です。3人の男児がいらっしゃり、ご滞在中、にぎやかに過ごされました。
(武者人形の前で記念撮影されたご家族)

(毎年、連休中に飾っている武者人形)

連休中に端午の節句があるので、お宿の中は、武者人形やミニ鯉のぼりの置き物など、それにふわさしい飾りつけを行っています。
武者人形は、昭和62年に、私どもの長男が誕生した時に妻の実家から贈ってもらったものです。その長男が結婚し、昨年初めての子ども(私たちにとっては初孫)が生まれたことから、武者人形の台に置く名札については、その子の名前を記したものを新調。武者人形は、その真新しい名札が置かれたことで、新たな命を得たように、輝いています。
(ミニ鯉のぼりも飾っています)

Kさんご一家は、二泊三日、金沢を十分楽しまれ、チェックアウトの朝、武者人形の前で記念撮影。私たちもご一家のお幸せと、お子様たちの健やかなご成長を祈りました。
Kさんご家族の皆様、この度のご宿泊ありがとうございました。元気に残りのGWをお楽しみ下さい。また、遊びに来て下さいね。
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先月、金沢21世紀美術館で開催された「もやい展」に続いて、市内で個展を開くアーティストさんが、あかつき屋にお泊まりになっています。京都市在住の山口和也さんで、ひがし茶屋街の茶房一笑さんのギャラリーで「宇宙のカケラ -光に咲いた永遠の絵画-」と題して、渾身の作品を発表されています。
山口さんは「瞬間の彼方には永遠があって、僕はその永遠を描写する」との思いを胸に、近年、抽象性のある作品に取り組んでいます。その制作は、染料や岩絵の具、胡粉などと火薬を材料にして、これらを実際に点火させて、瞬間的に光が走った痕跡を作品にするという、独自の技法を使っています。
その作品は、神秘性と透明感のある作風となり、これまでには、兵庫県内の寺院の天井画などに採用されています。
(ひがし茶屋街。通りの奥左側に一笑さんがあります)

(一笑さんで展示された山口さんの作品)


一方、絵画の基となる紙にも興味をもち、和紙制作に挑戦。加賀市の山間の集落で、自ら山に入って採取した野生の雁皮と湧水を原料として、紙すきも行いました。根源的なものを追求していこうという姿勢の一環です。
(作品について語る山口さん)

金沢では、初めてとなった山口さんの個展。会場では、神々しさを感じさせる作品約30点が並んでいます。しかし、その作品は、様々な色が溶けあい、どこかモダンな趣もあります。
会場では、山口さんが最近高野山(和歌山県)の穴窯で焼き上げたお茶碗や菓子皿約20点も紹介されています。
山口さんは、4月27日午後5時半から「一笑」さんにおいて「またたきの茶会」を開き、来場者と対話の時間をもつ予定です。茶会では山口さんが手作りした茶器が使われます。会費は2,000円(税込)で、詳しくは一笑さん☎076-251-0108へ。
なお、この作品展の入場は無料で、今月29日まで開かれています。
4月は、桜の花とともに、春の歩みを感じる時。今年、桜は低温傾向もあって、花が長持ちし、中旬でも枝に多くの花をつける桜を楽しむことができました。
その桜の花々の合間には、初々しい葉が目立ち始めました。ピンクの花と、若緑のさわやかなハーモニー。お客様と訪れた兼六園では、大勢の観光客がいらっしゃり、名園の春を楽しんでおられました。
【兼六園】
(葉桜へと変わりつつある桜の木々)

(曲水のカキツバタの根元には、花びらが幾枚も)

この日、兼六園へご案内したのは、ノルウエーからのお客様。70代のおじいさまと、高校生のお孫さんのお二人です。あかつき屋から兼六園まで行く途中にある八坂をそのおじいさまは、難なく上り切りました。
うかがうと、登山を趣味とされてきたそうで、その健脚は、今も健在です。
(あかつき屋では、緑濃いお庭も楽しまれました)

兼六園では、花を愛でながら、あちこちを散策。桜は、満開の時が一番美しいとされがちですが、こうして若葉がのぞいた桜も、清々しく、十分楽しめるものでした。
曲水では、散った桜の花びらが、カキツバタの茎の間で何枚もとどまっており、その清流とともに、純な風景に目がとらえられました。
あかつき屋では、縁側で緑濃いお庭も楽しまれました。
ノルウエーのお客様は、金沢ご滞在中、日本料理を体験する機会をもたれました。お二人で武蔵町にある、
クッキングスタジオ金澤さろんさんをご訪問。お寿司など数々の日本料理を作られ、充実の時間をもたれました。
ご宿泊ありがとうございました。金沢でいい思い出をつくられたようで、こちらもうれしかったです。
こんなにカジュアルに、リラックスして過ごして下さると、こちらもうれしくなります。この度、あかつき屋にお越しになったアメリカのご夫妻。2年ぶり三度目のご宿泊となり、4泊されました。今回は、日系アメリカ人のご友人とともに滞在されました。
ご夫妻は前回の2年前は、こちらに6泊されており、大の金沢ファン。あかつき屋の界隈は既によくご存じで、気軽に買い物に出かけたり、ご近所の知り合いの人に会いに行ったりされてます。
そんなお二人ですから、今回は、より印象に残るおもてなしをと、こちらで茶道体験の場を設け、日本文化に親しんで頂きました。
(アメリカのお客様は神妙に茶道を体験)


茶道体験は、私どもの知り合いの茶道講師・東典子さんにお願いしました。元高校の英語の教師で、英語はご堪能。東さんの小立野にあるご自宅の茶室を会場に茶道体験の会を開かせて頂きました。
アメリカのご夫妻とご友人は、ふだんと違って緊張の表情。まず先生のお弟子さんによる作法を見学した後、東先生の手ほどきを受けて、一人ひとりお点前を披露しました。
大樋焼きのお茶碗を手に、神妙な表情で茶筅を振ってお茶を点てました。それぞれが点てて頂いたお抹茶をゆっくりと味わいました。
全員のお点前が終わると、歓談の時間に。今回の旅のことや、日々の暮らしについてなど、心おきない会話が繰り広げられました。
お茶席が終わると、一同は、小立野散歩に。近所の福光屋さんや天徳院さんを訪れ、金沢の新たな魅力にふれました。
(兼六園の茶店で桜を楽しまれました)

ご夫妻らは、兼六園では、茶店で満開の桜をご観賞。ゆず茶にも満足されました。
(「令和」の色紙をプレゼントいたしました)

また、最後の夜は、お客様にこちらのスタッフが毛筆でしたためた新元号「令和」の色紙をプレゼント。皆さん大変喜ばれました。
皆様ご宿泊、ありがとうございました。私たちも楽しい時間を過ごさせて頂きました。
春らしい、明るい日差しが増えて、桜は日ごとにその花びらを広げていっています。見ているだけで、気持ちが明るくなります。間違いのない春の訪れ。それを身体で受け止めています。
そんな桜の花に誘われるように、あかつき屋に若いお嬢さん二人がお越しになりました。玄関に入って来られる姿が、お着物姿。お宿が一気に華やぎました。
【あかつき屋】
(玄関前で)

(お庭で)

(二階あかつきの間で)

東京都内の大学で学ぶお二人で、そのうちのお一人が昨年夏にこちらにお泊まりになったリピーターさんです。久しぶりにお顔を合わせました。
着物姿で金沢の城下町を歩くのが、お二人の憧れだったようです。レンタル着物屋さんで素敵な着物を身にまとい、こちらに歩いて来られました。
国登録有形文化財の純町家のあかつき屋は、和服がとても似合います。
記念に緑豊かなお庭で、そして二階お座敷の「あかつきの間」で写真をお撮りになりました。お二人の優雅なお着物姿は、あかつき屋のどの場所でも、よくマッチし、この町家のグレードが上がったようにも感じました。
(兼六園の茶店。満開の桜が望めます=ご提供写真)


お二人はこの後、歩いて兼六園へ。
満開の桜が窓から良く見える茶店のお座敷で撮影タイムを持たれました。そのお写真は、プロのモデルさんが写っているようでした。充実のひと時。春気分に包まれました。
ご宿泊ありがとうございました。本当にお着物姿、素敵でした。また、気軽に来て下さいね。
金沢は4月1日に桜の開花宣言がありました。いよいよ待ちに待った本格的な春の到来。街は、にわかに活気づき始めました。
あかつき屋のお客様においても、近くの兼六園の花見をお目当てにお越しになる人が、増えてきました。その中には、フランス人カップルがいらっしゃいました。新婚旅行で来日された方です。あかつき屋で二泊され、兼六園には、昼と夜の2回訪れ、桜の花を満喫されました。
(あかつき屋のお庭を楽しむ仏の新婚さん
=写真掲載了解済)

お二人は、昨年ご結婚されました。以前に、あかつき屋にお泊まりになったフランス人のご友人から、ここを紹介されたそうです。
(ホームタウンのAngersの看板に驚き)

桜の開花宣言に合わせて、丁度兼六園が無料開放となった5日の午前中に兼六園を訪問することにしました。歩いて、園へ向かう途中、お二人は足を急に止められました。そして、ある看板に視線を向けられました。金沢の不動産屋さんが設置した看板です。「Angers」(アンジェ)と書かれています。
その看板のそばには、アパートがあり、そのアパートの名前が、「Angers」というのです。
で、実は、このAngersはお二人のホームタウンなのでした。ご夫妻は思いがけず、フランスの故郷と出会い、驚き、喜びました。
再び、歩くと今度は八坂途中で
「Dijon」の看板とも出会いました。これもフランスの地名で、マスタードで有名です。しばらくフランス談義に花が咲きました。
八坂を上がりきれば兼六園はすぐです。道路を渡って、兼六園へ。桜の花は、まだ三分咲きほどでしたが、十分観賞できるものでした。お二人は、あちこちを散策し、きれいな桜花を盛んに写真に収めておられました。
(兼六園を昼夜訪れ桜を楽しまれました)


兼六園は夜は、ライトアップされるので、再び園へ。今度は、幻想的な風景に、お二人は酔いしれたようでした。
あかつき屋のお庭も緑が濃くなりました。ご夫妻は、ここの和の風情漂うお庭も楽しまれました。
ご宿泊ありがとうございました。お二人の末永いお幸せをお祈りいたします。
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