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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

手作り肉巻きおにぎりで朝食

9月、あかつき屋は、学生さんのゼミ旅行が相次ぎました。関東や関西と、日本の各地から。そして、その締めを飾ったのは、新潟青陵大学短大部(青陵短大)幼児教育学科の方々です。

実は、この短大の皆さんは、先輩方が以前にここにお越しになっており、4年ぶりです。先生の峰本義明准教授に引率されての金沢入り。懐かしくも、うれしい若者たちでした。

(肉巻きおにぎり作り。割りばしにご飯を巻き付ける)
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(フライパンでご飯に巻いた豚肉を焼く)
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(出来上がった肉巻きおにぎり)
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ご一行様は、高速バスで昼頃に金沢入り。一日目は自由行動で、学生さんたちは、思い思いに金沢の街を歩かれました。
そして、二日目の朝が圧巻でした。

学生さんたちは、肉巻きおにぎりなるお食事を手作りされ、朝食とされたのです。
実は来月に予定される学校の文化祭で飲食店を出すことにし、そのメーンの商品が肉巻きおにぎりで、あかつき屋で予行演習を兼ねて試作することにしたのでした。

豚肉やお米、割りばしなどを買って、お宿入り。炊飯器でご飯を炊き、そのご飯を手で割りばしに押し付けるように巻き付けます。秋田県の郷土料理のきりたんぽのような形になります。
さらに、その棒状のご飯を包むように豚肉を巻き、これを焼き肉のたれをつけてフライパンで焼きます。

(全員で肉巻きおにぎりに舌鼓)
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一同、出来上がった肉巻きおにぎりを前に、ゼミ長さんの発声で「いただきま~す」。スタミナ満点のそれを学生さんたちは、「おいしい」「いける」と感想を述べながら、ほおばっていました。
私も一本頂きましたが、豚肉のうま味が利いた、元気の出るお食事でした。

学生さんたちは、朝食で鋭気を養った後、金沢21世紀美術館へ向かわれました。

青陵短大の皆さん、4年前の先輩と同様、明るく前向きの学生さんばかりで、社会に出ても十分活躍していけると感じました。
ご宿泊ありがとうございました。また、お気軽にお越し下さいませ。

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大学生 古い金沢の街並み散歩満喫

ゼミ旅行で金沢を訪れた学生さんたちをあかつき屋にお迎えしました。お泊まりになったのは、京都の同志社大学の皆様です。

京都と金沢。日本を代表する同じ古都でありながら、違うところも少なくありません。学生さんらは、金沢の街を散策しながら、北陸の歴史都市の風情を味わわれました。

(お泊まりになった同志社大学の皆様=写真掲載了解済)
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ご一行様は、同志社大学文学部の山田和人教授の研究室で学ぶ皆さんで、こちらには、先生とともにお越しになりました。
研究対象は近世の日本文学で、浄瑠璃や歌舞伎などの芸能・演劇などにも関心が向けられています。

ご観光では、兼六園や長町・武家屋敷跡など定番コースを回られましたが、いろいろと心に残る風景があったそうです。
武家屋敷群では、水路をうまく取り込んだ名園が印象深かったそう。また、一夜明けた早朝、再び兼六園を訪ねた男性がいました。人けが少ない無料時間帯です。
「朝の静かな兼六園には、また別の趣がありました」

ご夕食後のあかつき屋。ミニ勉強会を開催。私の方から、あかつき屋のことや、ここを含む下町界隈の特長、そしてあかつき屋の取り組みなどを説明させて頂きました。

翌日の朝食では、同じ下町にあるパン屋・森長さんへ歩いて行かれ、ここあかつき屋でできたてのパンを賞味されました。
歩いて回った城下町金沢。天候にも恵まれ、有意義な旅になったようです。

研究室の皆様、ご宿泊ありがとうございました。また、遊びに来て下さいね。

お見事!日本縦断 室蘭工大の皆さん

日本本土の最南端からうれしい便りが届きました。今月初め、自転車で北海道から九州を目指して旅をしている途中、金沢のあかつき屋に宿泊された室蘭工大のサイクリング部の皆さん。17日朝6時頃、無事目的地の鹿児島・佐多岬に着いたとの知らせをメールで頂きました。

北海道を出発してから38日に及ぶ長旅。道中に困難もありましたが、全員元気でゴールの佐多岬に到着。送られてきたその写真の表情には、達成感があふれていました。
偉業おめでとうございます!お疲れさまでした。

(自転車で日本縦断を達成した室蘭工大の皆さん=佐多岬)
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この学生さんたちとの出会いは、突然のものでした。日本縦断旅行中、近年では最強クラスの台風21号と遭遇することになり、急きょここあかつき屋に宿泊されることになったのです。

一時は、避難所となった地元の兼六小学校で時間を過ごすなどされ、金沢泊後、再び銀輪を駆って、ゴールを目指されたのです。
その後、学生さんたちの地元の北海道で大地震もあり、不安な思いもされたと想像します。

そうした困難を乗り越え、二本の足でペダルをこぎにこいで、九州までたどり着いたのですから、素晴らしいことと思います。これからの人生の大きな糧になるでしょう。

皆さん、よく頑張りました。今は、疲れをいやして、そして再び北の大地でのキャンパスライフをエンジョイして下さい。

大学生 幕末維新を学ぶゼミ旅行

学生さんたちのゼミ旅行を通じて、幕末から明治維新にかけての日本の変革期を学ぶ機会を得ました。明治維新では、薩長の志士の陰に隠れて、北陸は目立たない向きもありますが、しっかりと役割を果たした人物がいました。

学生さんたちは、彼らの足跡を探して、金沢を訪れたのでした。あかつき屋で二泊され、中身の濃い数日を過ごされました。

(ゼミ旅行でお泊まりになった法政大学の皆様=写真掲載了解済)
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お泊まりになったのは、法政大学法学部政治学科の9人で、引率した先生の明田川融教授の下で、日本の政治外交史を学んでおられます。

あかつき屋では一日目の夜にテレビ番組の視聴。NHKの歴史悲話ヒストリアで「橋本左内と由利公正」が取り上げられるからです。二人は福井藩において、いずれも明治維新後の近代日本を展望し、その国家像や財政の在り方についてビジョンを描いた人物です。番組では、多難な時代にありながら、それぞれ理想を具現化するため、身命を賭して努力する姿が描かれていました。
大変啓発的な内容で、視聴後、快い余韻が残りました。

学生さんたちは翌日、二人の先駆者の足跡を求めて、福井県を訪れ、福井市立郷土歴史博物館などを見学しました。
福井藩主松平家の別邸である養浩館庭園にも足を運び、往時に思いをはせられました。

学生さんたちは、日中の活動後は、ここあかつき屋でリラックス。温泉銭湯に入浴後、トランプなどして思い思いに過ごされました。

皆様ご宿泊ありがとうございました。また、気軽にお越し下さいませ。

素早い動き 競技かるたを間近に

9月は学生さんが動くシーズン。まだ夏休みで、レジャーあり、サークルやゼミ旅行ありと様々です。

あかつき屋にこの度お越しになったのは、京都市内の大学生のグループで競技かるたに打ち込んでおられます。小松で開かれる第80回全国競技かるた大会北國大会に参加するため、ここに二泊されました。

(競技かるたの練習に励む学生さん=写真掲載了解済)
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お客様は佛教大学の学生さんたちで、有段者を含めた男女5人。大学の競技かるた部に所属されています。本番を目前にして、ここのお部屋で最後のけいこに励まれました。

畳にかるたの札を並べ、スマホのアプリが歌の上の句を朗々と読み上げます。
学生さんは上の句が詠み終わらないうちに、素早く手を伸ばし、お目当ての札を獲得されました。瞬時の技です。

「畳が柔らかくて、練習しやすかったです」。学生さんたちは、そう感想を話されました。練習場や大会会場の畳には、硬いものがあり競技しにくいものもあるそうです。
畳の間があるというのも、ここあかつき屋を選んだ大きな理由だそうです。

(大会を終え、笑顔を見せる学生さんたち=ご提供写真)
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本番では、皆さん精一杯の力を出し、奮闘されたようです。
皆様、ご宿泊ありがとうございました。また、お気軽にお越し下さいませ。

日本列島縦断 ふれあい自転車旅

大型の台風21号が日本列島に上陸し、足早に我が国から遠ざかりましたが、この台風をめぐってあかつき屋では、思いがけない出会いとふれあいがありました。日本列島縦断の自転車旅行を続けている大学生が避難を兼ねて、あかつき屋に急きょ宿泊、その一泊二日の間、地元の人たちと心温まるふれあいの体験をすることになったのです。

お泊まりになったのは、北海道の室蘭工業大学サイクリング部の5人さん。金沢では台風による暴風雨から逃れるとともに、温泉銭湯で疲れをいやすなどして、リフレッシュされました。

(日本列島縦断の旅を続けられる室蘭工大の皆さん=写真掲載了解済)
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この学生さんたちは、8月11日に出発。北海道を一周した後、フェリーで本州に渡り南下していました。夜は、テントを張って野営をしながらの自転車旅でした。

ところが、富山県内に滞在中、ここ20年では最強クラスの台風が来ることが分かり、急きょ「屋根のある家」(学生さんたち)に泊まることにし、ここあかつき屋を予約されたのです。

ここにチェックインされる前には、近所の温泉銭湯みろく温泉さんで汗を流されました。外に出ると大雨。彼らは、若女将さんから傘を貸してもらいました。

観光どころではないので、避難所になっている兼六小学校に身を寄せました。
旅の人ということもあってか、「スタッフの人たちに大変良くしてもらいました。(プラスチック容器入りの)炊きこみご飯を頂きました」。そして、数時間、避難してきた地元のお年寄りらとランチルームで過ごされたのでした。

あかつき屋には夜に入られました。久しぶりに畳のある部屋とあって、リラックスして金沢町家ステイ。おしゃべりして過ごされる学生さんたちの表情に安ど感がありました。

翌朝は台風一過ですっきりとした青空。朝食後、準備を整えて、サイクリング旅を再開されました。
学生さんたちはその後、四国経由で今月半ば過ぎ頃に鹿児島県佐多岬に到着される予定だそうです。

皆さん、元気に安全な旅を続けて下さい。
また、今回の台風で被害に遭われた方、心からお見舞い申し上げます。

八尾・風の盆 未明の踊りに酔いしれ

9月に入りました。いっときの猛暑は退き、幾分しのぎやすい毎日に。そんな季節の変わり目を日本の伝統的な祭りととともに感じる機会をもちました。3日夜、お隣の富山県八尾で行われる越中おわら風の盆に出かけたのです。

風の盆にはこれまで、本番や前夜祭を観賞したことがありましたが、近年はいずれも人が多くて、落ち着いて見ることが難しくなっています。それで、団体客が退いたと思われる最終日3日の夜遅くに見ようと、金沢を夕食後に出発しました。

(未明に繰り広げられた諏訪町の踊り流し)
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(西町でも華やかに)
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着いたのは、午後9時頃。その時間帯は、ほとんどの町内は踊り流しの真っ最中で、観光客でごった返していました。それで日付が変わる4日未明まで待つことにしました。

日本の道百選に選ばれている諏訪町の通り。4日午前2時過ぎ。踊り流しの一団が、公民館から出て来て、演舞を始めました。

「越中で立山 加賀では白山 駿河の富士山 三国一だよ」

男性の高らかな歌声と、哀愁帯びた胡弓と三味線の音色。その音曲に合わせて、女性の踊り手たちは優美に、そして男性は、凛として、通りを踊り進めていきます。

(日本の道百選を示す石柱=8月中旬に撮影)
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(諏訪町の通り=同)
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さすがにこの時間帯は、人でごった返すことはなかったので、落ち着いて沿道で観賞できました。演ずる人たちも、人波が退き、心なしか、余裕すら感じられます。
この時間まで我慢して良かった。そんなことを思った瞬間でした。

越中から飛騨へと通じる坂の町・八尾。北陸でいち早く秋が訪れる街。そこに繰り広げられた日本情緒したたる民謡・踊り絵巻。
快い余韻を胸に秘めながら、夜が明けぬ道を金沢へ向けて車を走らせました。

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