ゴールデンウイーク(GW)。毎年この期間は、大勢のお客様があかつき屋にお越しになるので、楽しみであり、緊張する時でもあります。春本番の季節感あふれるしつらえをしているか、様々なお客様に対して、ふさわしいおもてなしの備えをしているか等々、いつにも増して、チェックに力が入ります。
そんな中で、第一号のお客様は、これまでとタイプが違った方々でした。地元の企業さんが新入社員の歓迎会にこのお宿を利用されたのです。ここで焼きそば、たこ焼のお食事会をされ、泊まりがけで楽しい時間を過ごされました。
(楽しく行われた新入社員歓迎会=写真掲載了解済)

今回のお客様が申し込まれた時、地元金沢の人だったので、お友達か、親戚の人が集うのかと思っていました。お客様ご一同様がお越しになった時、制服姿もあったので怪訝に思ったところ、幹事さんが「今日、ここで(Y社の)新入社員の歓迎会をやります」と話されたので、驚きつつ、こんな使い方があるんだ、と妙に感心しました。
今宵、焼きそば、たこ焼パーティーをするとのことで、幹事さんは多機能のホットプレートをご持参、さらにスーパーで買った野菜やお肉、タコ、お酒などを持ち込まれました。
台所で先輩の女性社員らがキャベツを千切りにするなど手際よく下ごしらえし、ホットプレートに食材を移し、焼かれました。
いいにおいがコミュニティルームに漂いました。
幹事さんの発声で乾杯。和気あいあいの食談が繰り広げられました。
新入社員の方々にとっては、GWまでの最初のひと月は緊張の日々のはず。大型連休にたどりつき、ほっと一息といったところでしょうか。
打ち解けた雰囲気の中にも、そのフレッシュマンさんの初々しさと真摯な姿勢がこちらにも伝わってきました。大型連休が終わると、きっと一皮むけて、会社の大きな戦力になられることでしょう。
一方で、ここを使って歓迎会を実施されるという、会社の総務部門さんの柔軟な企画力にも感じ入りました。
この度のご宿泊ありがとうございました。ご利用になった皆様、そしてY社様の一層のご発展をお祈り申し上げます。
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気温の上昇とともに、春のしつらえを進めるあかつき屋。毎日が慌ただしく過ぎていくこの4月、一つ愉快な出来事がありました。地元放送局・北陸放送さんのテレビ番組で、あかつき屋のお客様が出演したのです。
これは、毎週水曜日午後7時から放送される情報バラエティ番組「
絶好調W」。その中の「HELP! I Need サムライ!」のコーナーで、東京からお越しになったご家族連れのお客様が、4月11日放送分で、近所の温泉銭湯「みろく温泉」さんへ出かけた様子が、楽しく紹介されました。
お客様にとっては、金沢のいい思い出になったようです。
(「絶好調W」で紹介されたみろく温泉さん)

「HELP! I Need サムライ!」は、人手不足などで困っている個人商店などに、サムライ扮装タレントの前田慶次郎さん(金澤百万石武将隊)が訪ね、お店をバックアップするという、同番組の新企画。
今回は、金沢の老舗銭湯の「みろく温泉」さんを取り上げ、慶次郎さんが、このお風呂屋さんのお掃除などを手伝い、お役に立とうという内容。
(助っ人の前田慶次郎さん=「絶好調W」から、以下同じ)

(みろく温泉さんのご主人)

その中で、みろく温泉さんの近所にある、ゲストハウスあかつき屋のお客様が、よくそこを利用するということで、慶次郎さんがお客様をおもてなしする、というストーリーです。
夜、侍姿であかつき屋にやってきた慶次郎さん。お客様は最初驚かれましたが、彼の明るいパフォーマンスにすぐ笑顔に。
慶次郎さんに導かれ、みろく温泉さんまで歩いて行かれました。
(国登録有形文化財のお宿として紹介されたあかつき屋)

(お泊まりになったご家族)

その温泉銭湯の男湯で、父と息子さんの親子は、慶次郎さんと一緒に湯船に入ったり、背中を流しあったりと、文字通り裸のふれあいをされました。
(みろく温泉さんで裸のふれあい)

みろく温泉さんでの収録を終えて、お宿に戻ってこられたご家族。皆さん「楽しかった」とすっきりした表情でご感想。
私たちも無事ロケが終わり、ホッとしました。
お客様、そして北陸放送さん、ありがとうございました。
金沢はここ数日、春を通り越し初夏を思わせるような暖かい気候になりました。街なかの木々は新緑がまぶしく、大型連休近しを感じさせます。
これに合わせて、あかつき屋では家の中と外で模様替えを行っており、新たにしつえる草花などを通じて、お客様には春全開のムードを感じ取って頂いています。
(円窓の前に置いたクレマチスの鉢植え)

玄関の円窓の前に置いたのは、クレマチスの鉢植え。順に咲いた清楚な花は、背後の障子と調和し、清純な雰囲気を醸し出しています。
軒先に置いた花の寄せ植えが、見事な花の競演を見せています。昨年末に置いたものですが、今冬の大雪の時は、雪の下になり、花は終わったかなと、諦めに似た気持ちでいました。
(色とりどりの花を咲かす寄せ植え)

それが、春を迎え、一斉に色とりどりの花を咲かせました。逆境の時をしのぎ、今満を持していたかのように、色鮮やかな花を全面に見せています。雌伏の時期を知っているだけに、そのたくましさに感銘すら覚えます。
(車の下でまどろむ猫ちゃん)

(2月の大雪の風景)

春らしいのんびりとした光景も付近で見られます。
お宿の隣の駐車場。近所の猫ちゃんが、車の下で日向ぼっこをしていました。目を閉じたり、開けたり。しばし、うららかな春の陽気を楽しんでいました。
2カ月ほど前の大雪の時は、この駐車場は雪野原となり、幾台もの車がすっぽりと雪の下になりました。今は、それが信じられないような、のどかな風景が。猫ちゃんにならって、昼時、まどろみたくもなります。
様々な金沢旅。あかつき屋では、お客様の思い思いの街歩きを通じて、いろいろと新しい発見をさせて頂くことがあります。
この度、お一人であかつき屋に三泊されたのは、スイス人女性のJuliaさん。スイス・チューリッヒにあるチューリッヒ工科大学(ETHZ)の学生さんで、建築を学んでおられます。三泊の間、歩いてあちこちを訪ねられ、金沢の優れた建築物や工芸などにふれられました。
(お店で自筆した書を披露されるJuliaさん=写真掲載了解済)

Juliaさんがこちらに来られて、私たちがまず驚いたのは、このあかつき屋を在学中の大学(ETHZ)の日本人女性教師から紹介されたとのこと。その女性については、私どもは面識がなかったので、感激、感謝の気持ちでいっぱいになりまました。
スイス人で建築を学ぶ方が、ここにお泊まりになるのは、6年ぶりです。
三泊される間、Juliaさんは兼六園など定番の観光地以外にも、目に留まったところを気軽に訪ねられました。
その一つが通称・忍者寺(妙立寺)近くにあったお土産店でした。そこでは、書道の体験ができるそうで、「愛」を書いた作品をお宿に持ち帰られました。とても素敵な出来栄えでした。
(古美術品店の素敵なお庭=写真掲載了解済)

私たちもよく知らないお店にも足を運ばれました。市内にある老舗古美術品店です。建物自体が、歴史的建造物です。
飛び込みで入ったのですが、お店の人にとてもよくして頂いたそうです。
しばし、お店に陳列されている貴重な古九谷や中国の焼き物を観賞する一方、お庭も茶室から見せて頂きました。
落ち着いた佇まいのお庭。配置されている石などには、それぞれいわれがあり、スタッフの男性がされる説明に興味深く、耳を傾けられました。
三泊の金沢一人旅。あかつき屋のお部屋でもゆっくりと過ごされ、味わい深い旅になったようです。
Juliaさん、ご宿泊ありがとうございました。また、来て下さいね。
春到来の喜びを実感させてくれる桜の花々。金沢の兼六園で桜の花が例年より早く3月末に開花、数日後満開となり、大勢の花見客を楽しませました。
4月も中旬となると、桜はソメイヨシノから八重桜へと主役が交代し、また違った趣の花々が街を彩ります。気温も次第に上昇し、陽春間近の気配です。
【兼六園】
(花見橋からせせらぎを望む)

(桂坂付近)

(金沢城石川門前)

あかつき屋から歩いて10分ほどのところにある兼六園。今年も幾組ものお客様を名園にご案内しました。
園路に、せせらぎ沿いに、そして、茶店通りにと、各所にソメイヨシノが咲き誇っており、毎年のことながら、百花繚乱の美を満喫させてもらいました。
【野田山】
(壮麗に咲き誇る八重桜)


今日所用があって、泉野出町界隈に行きました。そこから車で野田山へ。てっぺんには広場があり、そこでは八重桜が満開となっていました。
花弁の多さから、壮麗な美しさの八重桜。ソメイヨシノに劣らない存在感をもっており、他にも車で訪れて観賞する人がおられました。
あかつき屋には、毎日世界中から様々なお客様がお越しになります。基本的には、国登録有形文化財のこの金沢町家の建物に興味をもたれてのご来訪なのですが、近隣にも目を向けられ、いろいろとお尋ねになられることが多々あります。
その一つに前のお寺・広済寺さんがあります。大きな瓦屋根を備える立派なお寺。この度、「そこを訪問できますか」というアメリカ人女性グループのご要望があり、お寺との間をとりもって、中を見せて頂きました。
(広済寺さんを見学するアメリカ人女性=写真掲載了解済)

(壮麗なひな人形飾りに目を見張りました)

今回あかつき屋にお泊まりになったのは、アメリカ・ニューヨークとサンディエゴにお住まいの3人さんです。
お二人は、ギャラリーの経営に携わっており、もう一人は写真家です。
三人は二泊されて、ご出発の朝、お寺に伺わせて頂きました。
まず、広い本堂へ。きらびやかなご仏壇やお寺ゆかりの高僧を描いた掛け軸、そして天女が舞う金色の欄間などに注目されました。
続いて、ひな人形飾りをご覧に。これは、一番上に90数年たつ
寝殿造りの雛飾りがあるのが特長です。とても珍しく、貴重なものです。旧暦に合わせて、毎年4月初めまで、お披露目されています。
女性たちはこの素敵なおひな様に目を見張り、写真を撮るなどして、記録にとどめられました。
(二泊されたアメリカ人の女性3人)

三人さんは、金沢ご滞在中、天候に恵まれ、レンタサイクルまちのりを使って、金沢市内を回られました。
ご宿泊ありがとうございました。アメリカに戻られても元気でご活躍下さい。
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