あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

フランスからうれしい新年ご挨拶

この冬一月、寒い日が続いたものの、寒さを吹き飛ばすような、心温まる出来事がありました。あかつき屋に2年余り前にお泊まりになったフランス人のご夫妻・Padiracさんから、ニューイヤー・カードがメールで届いたのです。

そのご夫妻は、2014年12月に、あかつき屋に三泊されたのですが、その金沢ご滞在中、ここの近所の男性から親切にされたことが忘れられないと、新年のカードをここと、その男性宛てに送ってこられたのでした。
フランスのご夫妻が今も、こちらのことを心に留めていて下さったことに対して、驚き、感激しました。

(フランスのご夫妻から新年のカードを受け取り笑顔を見せる太田さん)
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Padiracご夫妻は2014年12月、観光で金沢にご滞在中、思いがけないご厚意を受けたのでした。それは、ご夫妻が金沢駅からあかつき屋にバスで戻ろうとした際、どのバスに乗ればいいのか迷っていたところ、偶然駅にいた、あかつき屋の近所の太田治郎さんに声をかけられ、ことの次第を理解した太田さんの車で、あかつき屋まで乗せてもらって来たのでした。

この一件がお二人には強く心に残ったようで、こちらと太田さん宛てに、新年の幸福を祈るカードをメール添付で送ってこられたのです。
カードにはご夫妻の写真が載せられていますが、防寒着を身にまとっていますので、スキー場かどこかで撮られたものと思われます。

このカードを受け取った太田さんは「あの冬の日のことが思い出されます。特別なことをしたわけでもないのに、こうして覚えていて下さってうれしい限りです」と笑顔で振り返っておられました。

Padiracさん、ありがとうございました。

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金沢移住考える方の町家体験宿に

寒さが続く中、あかつき屋ではこの度、こんなご宿泊がありました。金沢への移住を考える首都圏の人たちが、町家暮らしを知るためのお宿として利用されたのです。

これは、金沢市さんが主催したもので、題して「金澤ふうライフ 体験ツアー」。東京にお住まいのご家族連れやご夫婦らが、国登録有形文化財に指定された、あかつき屋で、金沢町家の趣を心身で味わわれました。

(町家体験をされた方々とスタッフの皆様=写真掲載了解済)
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一昨年の北陸新幹線開業で活気づく金沢。観光だけでなく、ビジネスの面でも利便性が増したことから、二地域居住なども含めた新たな定住の場として金沢を知ってもらおうと、金沢市住宅政策課さんが中心となって企画した催しです。

ご一行様は、夕方にお宿に着かれ、その後、お食事に出かけられました。戻って来られた後は、近所の温泉銭湯で疲れをいやされ、夜はお宿のコミュニティルームでご歓談して過ごされました。

この催しでは、既に金沢に移住した人が開いたお店を訪問したり、あかつき屋の近隣にある、こまちなみ天神町・扇町地区を散策したりと、市民の日常にふれながら、実践的な情報を得ようという狙いが込められています。
参加された方にとっては、有益な体験ツアーになったと思います。

皆様ご宿泊ありがとうございました。また、金沢市様ほか関係団体様、お世話になりました。この欄を借りてお礼を申し上げます。

冬の晴れ間 雪の寺院群美し

冬の真ん中、寒の日々。最低気温は零度を下回ることがあり、さすがに朝晩は、体の芯から寒さを感じます。
近年暖冬と言われていますが、今冬は昨年より雪が多く、雪かきする回数は多くなっています。雪国に暮らす人の宿命ですね。

それでも、毎日雪が降るわけではなく、晴れる日もあります。そんな日、大気は澄み、城下町金沢は、また格別の風景を見せてくれます。黒い屋根瓦を覆う白い雪。そのコントラストは鮮烈で、寒い日に味わった憂鬱さを吹き飛ばしてくれます。

(冬の晴れ間。兼六園そば八坂からの風景)
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あかつき屋が近接する小立野寺院群。その一帯はこの時季、冬の金沢を象徴するたたずまいを現します。金沢の人にも意外と知られていなく、隠れた名所と言えましょうか。

過日、お客様を兼六園にお送りした帰り道、八坂を下りて、小立野台の山裾に沿ってあかつき屋に帰りました。
松山寺、鶴林寺、安楽寺、そして永福寺と続く道。ふだんから人通りは少なく、この日は雪かきする男性の姿だけがありました。

(鶴林寺から松山寺へと続く道。雪かきする人の姿も)
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(安楽寺前。前方には小立野台地)
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空の青。広がる雪。その隙間を縫うように、木立ちや寺院の屋根瓦、石垣、源太郎川の流れがありました。日差しが強かったせいもあり、いずれも輝きを放っています。
日常親しんでいる散歩コースですが、新鮮な印象を受けます。

この金沢の地で暮らし、遠来の人をお迎えする生業(なりわい)。
照る日、曇る日、雨の日、雪の日。お客様とは、そんな季節感、生活感を共に味わいながら、毎日を過ごしていきたい。

以前フランスのご両親宿泊、今回妻と

寒中、雪降る日が続く北陸・金沢。メディアで報道されている東北・北海道方面ほどではないものの、金沢も断続的に雪が降り、一日に何回も雪かきに精を出しています。

そんな中で、うれしいお客様が、あかつき屋にお越しになりました。神奈川県内にお住まいのChristian Pigotさん、佳美さんご夫妻です。実は、フランス人のPigotさんのご両親が3年前にあかつき屋にお泊まりになっており、そのご縁でここにお泊まりになりました。

(お泊まりになったChristianさん、佳美さんご夫妻=写真掲載了解済)
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ここに来られて初めて分かった、うれしい成り行き。ご夫妻が二泊されている間、フランスのお里のことや、金沢観光のことなどで話が弾みました。

Christianさんのご両親がここにお泊まりになったのは2014年の2月。ほぼ3年前です。
ご両親は、自宅があるフランスの南西部・アンジェで観葉植物の生産と販売の仕事に従事されており、ここにご宿泊中、お庭談義に花が咲いたことを覚えています。
今回は息子さんのChristianさんが、妻の佳美さんのバースデーを祝って、金沢旅行を企画されたのでした。

Christianさん、佳美さんとのおしゃべりは楽しいものでした。
Christianさんはネットで、ご実家のあるアンジェと自宅付近を紹介して下さいました。ご実家は広大な農地や自然の中にあり、この地域は一年を通じて温暖な気候だそうです。ご両親はそこでハウスを建て、観葉植物を栽培されているのです。

「いいところですね。こんなところだとバーベキューをしたくなりますね」と私。
Christianさんは「そうです。一週間に一回バーベキューをしてました」と笑って話されました。

佳美さんは大の金沢ファンで、今回の訪問が4度目。「雪化粧した街が美しく、食事もおいしい」と改めて金沢の魅力を感じられたそう。
ご出発の朝、Christianさんはすっかり金沢が気にいられ、雪景色の兼六園を見たくて、二度目の兼六園探訪を実行されました。

本当に佳き出会いに恵まれました。ご宿泊ありがとうございました。
フランスのご両親にもよろしくお伝え下さいませ。

卒業旅行 白川郷、金沢を満喫

1月も後半へ。寒さは続いていますが、あかつき屋はホットな毎日が続いてます。いよいよ学生さんの卒業旅行が本格化し、お宿のなかは、そんな若者たちの熱気が満ちています。

この度お越しになったのは、東京都内の大学を今春卒業される女性お二人。奥飛騨・白川郷から金沢に入られ、雪の城下町に一泊されました。金沢の冬景色や日本海の味覚を満喫されました。

(卒業旅行でお泊まりになったお二人=写真掲載了解済)
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お二人は東京ご出身で、中学時代からのお友達です。大学は異なりますが、この度卒業論文を無事提出されたのを機に、卒業旅行を実施されました。

最初に着いた白川郷はすっぽり雪に覆われ、秘境ムード満点。世界遺産・合掌造りの家屋群をバックに幾枚も写真を撮られました。

(白川郷は、雪の中=ご提供写真、以下同じ)
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金沢では、兼六園や古い街並みをご散策。ここは白川郷ほど雪はなく、その違いに驚かれていました。
お食事では、海鮮丼やドジョウのかば焼など、ご当地グルメを楽しまれました。

(兼六園で)
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一泊二日の急ぎ足の白川郷、金沢の旅となりましたが、その魅力を心ゆくまで味わわれたようでした。

ご宿泊ありがとうございました。残り少ない学生生活をエンジョイし、社会人になっても元気に毎日過ごして下さいね。

雪の金沢、能登の旅 山のお仲間

今冬一番の寒波が日本列島にやって来ました。ここ金沢も連日雪模様となり、街は真っ白になりました。それでも、テレビで放送されている東北・北海道のような大雪にはなっておらず、平穏に市民生活が営まれています。

そんな中で、あかつき屋には、バイタリティーに富んだ、頼もしいお客様がお越しになり、貸切で一泊されました。千葉県松戸市を拠点に活動を行う「松戸 山の会」の皆様です。ご観光とお食事を通じ、冬の金沢、そして能登・輪島を満喫されました。

(美しい雪の兼六園=あかつき屋撮影)
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この山の会様は、関東・甲信越などの山を中心に登山されており、先日はメンバーが谷川岳を登って来られたそうです。
今回のご旅行は、新年の健闘を誓い、親ぼくを図ることを目的に実施されました。

私がたくましく感じたのは、メンバーの皆様がここを一泊した朝、兼六園へ6時過ぎに歩いて出かけられたことでした。この時間、園は無料時間帯であったこともあるのですが、この後、朝市が開かれてる能登・輪島へ行く計画があったからです。

まだ暗く寒さの中、出かけられたご一行。雪に覆われた兼六園は、静寂の中にあり、「とてもきれいだった」とのことでした。この日、私もそこを訪れましたが、松の木に施された雪吊りは、ひと際美しく、観光のお客様は盛んにカメラのシャッターを切っていました。

(千枚田の絶景。下の写真は夜のライトアップ風景
                =ご提供写真、以下同じ)

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松戸山の会の皆様が訪れた能登・輪島。そこも冬の絶景で、遠来客をもてなしたようです。
海岸線は、冬の日本海の厳しさと美しさを伝えるものでした。

(海岸で舞う波の花)
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この時季ならではの波の花が舞い、世界農業遺産の千枚田は、雪に覆われていたものの、夜はライトアップされ、息をのむ美しさでした。

(お泊まりになった松戸山の会の皆様=写真掲載了解済)
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冬は冬で魅力のある、金沢・能登路。お客様には、臆せず外に出かけ、そのエッセンスにふれて頂きたく思います。

山の会の皆様、ご宿泊ありがとうございました。寒い日が続きますが、元気でお過ごし下さいませ。

あかつき屋 ゲストハウス本に掲載

あかつき屋が、全国各地のゲストハウスを紹介する書籍『ゲストハウスに泊まろう♪』(昭文社刊)に掲載されました。全国でも珍しい国登録有形文化財のゲストハウスということで、取り上げられました。

純和風の木造建築で、格子戸や玄関の円窓、お庭などが魅力的であると記載され、客室やお客様のご歓談の様子などの写真とともに紹介されています。

(旅本『ゲストハウスに泊まろう♪』)
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(あかつき屋の紹介ページ)
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近年、ゲストハウスが全国的なブームとなり、ここ金沢においてもゲストハウスが相次いでオープンしています。その中で、あかつき屋は、相部屋(ドミトリー)を持たず、客室がすべて個室である点も、評価頂いているようです。

本書籍で紹介されたことは、大変光栄なことで、お宿経営の励みになります。気を引き締めて、頑張っていきます。

高1フレンズ 青春金沢旅

あかつき屋では、こんな若者たちのお泊まりをお受けするのも、快いものです。この三連休にお泊まりになったお客様に、高校一年生のグループがありました。静岡県からお越しになった四人さんで、二泊されました。

JRの青春18きっぷを使ってのご旅行。質素な中にも、ホットな思い出が詰まった金沢旅になったようでした。

(お泊まりになった高校一年生四人さん=写真掲載了解済)
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静岡市内の高校で学ぶ若者たち。冬休みを利用しての旅で、青春18きっぷを利用して、大阪経由で金沢に入られました。
主な観光地を回る一方、金沢グルメも満喫。近江町市場では海鮮丼に舌鼓。金沢カレーや、片町の宇宙軒食堂の豚バラ定食にも挑戦されました。

こちらとしては社会人や大学生とは違って、ふだん収入のある立場ではない高校生なので、安価な中にも魅力的なご飯屋さんなどを紹介させて頂きました。

ご滞在中、ちょっぴり緊張した表情も。でも、自身の経験を振り返っても、そんな旅が、一回りも二回りも人間を大きくしてくれると思います。
4人はこの後、飛彈・高山へと向かわれました。

ご宿泊ありがとうございました。静岡では、勉学に、スポーツに、そして余暇に有意義な時間を過ごして下さい。また、元気な顔を見せて下さいね。

国際色豊かに 新年最初のお客様

あかつき屋は正月一、二日をお休みさせて頂き、三日仕事始めとしました。酉年最初のお客様は、国内のほか、トルコ、中国、タイのお客様で占められました。

伝統ある金沢町家の中で、東洋と西洋の人々がふれあう数日間。国際色豊かに始まった新年に心の高ぶりを感じながら、この一年気持ちを新たにして、頑張っていこうと胸の内で誓いました。

(大阪の大学で共に学んだお客様=写真掲載了解済)
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一組のお客様は、以前大阪の大学の外国語学部で学んだ若者たち四人でした。そこでキャンパスライフを共にしたのは、トルコ、中国の女性各一人と日本人男性二人でした。

久しぶりに顔を合わせたお仲間。観光におしゃべりに心おきない時間を過ごされました。

もう一組のお客様は、タイからお越しになったお友達の女性お二人。ここに三泊されました。

ご観光や近江町市場でのお買い物をゆっくりと楽しまれ、城下町金沢の新春ムードも味わわれました。
お二人が特に満足したのは、日本海の冬の味覚を味わったこと。近所の寿司店まるよしさんで、コウバコガニやブリ、甘えびなどを食べられたとのこと。

(タイのお二人、まるよしさんで=ご提供写真)
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(コウバコガニ)
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      (ブリのお刺身)
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お二人は、私に事前にカニやブリのことを尋ねるほど、地元の海の幸に関心が高く、金沢のお寿司屋さんでのお食事は、念願でした。

(あかつき屋を満喫されました)
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その夢がかない、実際に食したコウバコガニなどは予想以上のおいしさだったようで、「とても金沢が好きになった」と満面の笑みで話されました。

そしてもう一組。日本の女性お二人のお客様もお泊まりになりました。
岐阜と秋田ご在住の方で、お二人は、岐阜のOさんが秋田にお住まいの時、知り合われたそう。建築や日本的なものに興味がある方で、夜、コミュニティルームで話が弾みました。

お一人おひとり、一組一組、かけがえのない一期一会と心得、日々励んでまいります。

2017年スタート 7年目に

北陸・金沢は、穏やかな空模様の下、新年を迎えました。

皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は、大変お世話になりました。ありがとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

2017年スタート。あかつき屋は、開業7年目に入りました。
様々な感慨の中で、元旦を迎えました。
昨年は、北陸新幹線の開通翌年ということで、ご宿泊客数が注目されましたが、お陰様で順調に推移しました。
一つには、百万石の城下町金沢の魅力が上滑りでなく、地に足がついた底堅いものであったからだと思っています。ありがたいことです。

(2017年を迎えたあかつき屋)
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一方、あかつき屋については、一日一日全力投球でお宿業に臨んだ日々であったと振り返っています。より魅力あるゲストハウスにと、ハード、ソフトの両面で、充実、改善に努めました。

お客様のご感想、ニーズに謙虚に、虚心に耳を傾け、個性には磨きをかけるとともに、足らざる点は、速やかに補いました。
再度訪れるお客様には、あかつき屋の新たな魅力にふれていただけるものと考えています。

新春の装い。
玄関外側には、正月飾りと謹賀新年のごあいさつメッセージを掲げました。

(お正月花で清新な雰囲気に)
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上がりの間と玄関内には、若松、ぼけ、千両を配したお正花(しょうか)と万年青(おもと)をそれぞれ飾りました。私たちの友人で、生け花教授の角尾宏子さんに生けていただいたものです。清新な空気が生まれました。

(中村元風さん作の酉の飾り皿)
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同じ上がりの間には、干支の酉を描いた飾り皿を置きました。これは、加賀市大聖寺で創作活動に勤しむ中村元風さんの手によるものです。

(金沢ならではの紅白の鏡餅)
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そのお部屋の小机には、近所のお饅頭屋・山本観音堂さんがついた鏡餅を据えました。

晴れやかで、厳か雰囲気に、国登録有形文化財のお宿・あかつき屋は包まれています。
新春は、それにふさわしい趣向で、国内外のお客様をおもてなしさせて頂きます。

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