あかつき屋がこの度、旅行ガイドことりっぷ(WEB版)に紹介されました。コンパクトでおしゃれな旅行雑誌として知られることりっぷにおいて、ここが取り上げられたことは大変光栄なことで、それに恥じないお宿運営に今後とも努めていく覚悟です。
(あかつき屋が紹介された、ことりっぷWEB版)


同誌のテーマは、
「リノベーションした町家に泊まる旅ー京都と金沢の情緒あふれる宿3選」で、上質な町家のお宿として京都から2軒、金沢から、ここあかつき屋1軒が選定されました。
あかつき屋については、国登録有形文化財に指定され、純和風の落ち着いた佇まいを備えていることのほかに、兼六園まで至近距離にあることや、客室がすべて個室でプライバシーが守られる点、1棟貸切の利用、四季を通じて美しいお庭などが、数点の写真とともに紹介されています。
WEBに掲載されているので、どうぞお気軽にご覧下さい。
ことりっぷさん、ご掲載ありがとうございました。
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3月も終盤。金沢は、陽光が差す時間が増えてきたものの、朝晩は肌寒く、あかつき屋では依然として、掘りごたつやエアコンなどで暖をとっています。本格的な春の到来には、もう少し時間がかかりそう。
そんな中で、わが国では南の方から桜開花の便りが聞かれるようになりました。兼六園周辺では既にぼんぼりが設置され、花見のシーズン間近の雰囲気が漂っています。
桜のつぼみは膨らみ、気象庁の開花予想の通り、4月初めには、金沢ではソメイヨシノが花を開かせるのではないでしょうか。
(つぼみが膨らんできた桜並木)

(夜ぼんぼりが灯され、魅惑的な雰囲気に)

それにしても、花を待つ時季もわるくないですね。兼六園周辺では、夕闇の中で浮かぶぼんぼりの灯りの列は、見ているだけで気持ちが明るくなります。静かに、花の季節を待っているようでもあります。
(白山ろくでは、早咲きの桜が開花=Yさんが撮影)

石川県内では、早咲きの桜の便りも聞かれるようになりました。白山ろくに職場のあるYさんからは、その写真が送られてきました。
見事に咲いた色鮮やかな桜。その背後には、まだ雪が多く残る白山の山すそが見えます。
加賀の山里にも、長かった冬に別れを告げる時がきました。
春は着実に。金沢は気温が上昇、ここ数日一段と春らしくなってきました。あかつき屋にお泊まりになった女性のお客様は、この陽気に誘われ、相次いで街へ繰り出されました。
(前夜や朝の時間をともに過ごされたお客様=写真掲載了解済)

お泊まりになったのは、今春広島県内の大学を卒業された4人のお友達グループと、東京都内の高校を巣立ったお二人さんや首都圏の社会人の方々。妙なめぐり合わせで、いずれのグループも、金沢の観光は着物姿でと決めておられたようで、市内のレンタル店で着替えられた後、街を散策されました。
(兼六園で過ごされた広島からのお客様=ご提供写真、以下同じ)

広島からのお客様は、兼六園へ。名園は、梅が満開。春の息吹にあふれる園内のそぞろ歩きは、さぞ心地よかったと思います。
(高校の卒業旅行で東京からお越しになったお二人)

東京からのお二人。武家屋敷跡界隈を中心に歩かれました。お二人は「江戸時代の面影が強く残り、タイムトリップしたようでした」。
いずれのお客様も、いい思い出を残され、金沢を後にされました。お泊まり、ありがとうございました。
東日本大震災から丸5年。この節目の日にちなんで、金沢のしいのき迎賓館では、「3 11ありがとう石川 ~東日本大震災チャリティ~」という催しが開かれ、訪れました。
5年前、東北を中心に人知を超える大災害が発生、そのためここ石川の地にも多数の被災者が避難してこられました。その多くの人たちが、ここで新たな仕事や学びの場を得て現在も暮らしておられます。
こうした方々が、節目の時を迎えて、石川の人たちに感謝の気持ちを表したいと、支援を受けた自治体や関係団体と共に、今回のイベントを開催されました。
(感謝セレモニーで挨拶される実行委員長の石井いづみさん)

5年前、あかつき屋では震災発生後、
義援金箱を設置し、訪れる人たちから善意を募りました。2年前には
福島県から避難された女性を囲む会がここで催され、お世話させて頂きました。
そんなご縁もあって訪れた今回の催し会場。
12日の感謝セレモニーでは、初めに実行委員会代表の石井いづみさん(あかつき屋での囲む会の主人公)が震災発生当時を振り返りながら「この石川の豊かな自然と伝統工芸などが、ボロボロになった気持ちを癒してくれました。お世話になった様々な人に感謝の気持ちを表します」と、挨拶されました。
(震災後5年を迎えた福島の現況を伝える新聞)

しいのき迎賓館では、震災5年が経過した福島県の現状を紹介する新聞のコーナーのほか、石川の特産品を集めた「じわもんマーケット」やステージショーなどがあり、大勢の人でにぎわっていました。
(石川の特産品を並べた、じわもんマーケット)

(来場者が体を動かした、野外ステージ)

震災復興は、道半ばどころか、暗中模索のところもあります。そうした中で、被災され、石川に避難された方々が、とにかく少しでも感謝の気持ちを示したいと、この催しを企画されたのでした。
先の震災は、様々な教訓をもたらし、今、こうして無事に日々過ごせることの意義も認識することができました。新たな人との絆もつくりました。
共に幸せを享受できる世に。お宿業を営む立場から、微力を尽くしていきたいとの思いを新たにしました。
我が家の愛犬ごんたが17歳になりました。3月9日が誕生日。毎年この日になると、大切な家族の誕生日を迎えた気持ちになり、うれしくなります。
この日は、特段お祝いをしなかったのですが、夕方散歩に外へ連れ出し、ふだんより長めに界隈を歩きました。
(17歳となった愛犬ごんた)

ごんたが我が家の仲間入りしたのは17年前、金沢市城南のご一家から生まれて間もない子犬を譲り受けたのが始まり。その時は、耳が垂れ、ころころと丸く、とてもかわいかったです。
朝は妻が散歩、夕方は主に私がごんたを散歩に外に連れ出しています。散歩コースは、自宅周辺の八坂、小立野台麓の寺院群、扇町の商店街辺りです。
ここら辺は金沢の街なかにあって、比較的車が少なく、犬も連れ出す私たちも、のんびりと散歩しています。
ごんたはこれまで何度か病気しましたが、雑種のたくましさか、その度にピンチを乗り越え、今は耳は遠くなったけど、まずまず元気に暮らしています。
育て方が良いというよりは、ひとえにごんた持ち前の生命力だと思っています。
(私の腕に顔をのせ、くつろぐごんた)

良きパートナーで、私が横になっていると、私の腕の上に顔や足をのせ、スキンシップを図る姿は、本当にかわいいものです。
ごんた、17歳の誕生日おめでとう。立派な飼い主とは言えないかもしれないけれど、元気でいつまでも仲良くしてね。
あかつき屋がこの度、経済紙「フジサンケイビジネスアイ」(2016年2月23日付)に紹介されました。「特選!ふるさと元気の素」というコーナーに「「暮らすように泊まる」町家ステイ」と題して、詳しく記述されています。
フリーアナウンサーの佐野いくみさんが、取材されました。佐野さんは、昨年このあかつき屋にお越しになり、ここをつぶさにご覧になりました。
(あかつき屋が紹介された「フジサンケイビジネスアイ」(2016年2月23日付))

記事では、この町家が北陸で初めて国登録有形文化財に指定されたゲストハウスであることのほかに、玄関の円窓や客室の床の間や書院造りなど、随所に優れた和風のデザインが施されていることが、描写されています。
お客さんが近江町市場で買った食材を調理し、共用部屋(コミュニティルーム)でにぎやかに食べる過ごし方も紹介され、「「町の魅力や交流の場を提供する」かたちがそこにはあります。」と、ここのエッセンスを的確に表現して下さっています。
(取材であかつき屋にお越しになった佐野いくみさん)

佐野さんはフリーのアナウンサー、リポーター以外に、司会、英語、中国語の通訳などとして幅広く活躍されています。私は、今回の取材で初めて佐野さんとお会いしたのですが、あかつき屋が、こうした方の目に留まったことは、大変光栄なことと感じています。
佐野さんは今回記事執筆のみならず、
動画(英語版)でもあかつき屋を紹介して下さっています。
佐野さん、この度は、ありがとうございました。
金沢は、本物の春が来たような日和。明るい日差しに心も軽くなり、あかつき屋では今朝、お客様と一緒に朝食の買い出しに近江町市場へ出かけました。
8時半頃に着いた市場では、八百屋さんや魚屋さんなどの店頭に最も商品が並ぶ時。目の前の生きのいい品々を見ているだけで元気が出てきます。
八百屋さんでは、能登野菜・中島菜を買い、これをあかつき屋でおひたしにして、食卓に並べました。「すごくおいしい」。一同、春の味覚を満喫しました。
(近江町市場の店頭に並んだ旬の野菜。中央が中島菜)

(魚屋さんには、春の鮮魚がひしめく)

(熱々のカニコロッケをご賞味=写真掲載了解済)

お泊まりになったのは、神戸市内の大学を今春卒業される3人さんで、卒業旅行で金沢にお越しになりました。
一夜明けて、近江町市場へ。店頭には、春の生鮮食品がひしめいており、八百屋「徳一商店」さんで、みずみずしい中島菜を買いました。
このほか、ダイヤモンド食品さんで、学生さんたちは、カニ、甘えびコロッケやおにぎりなどを買いました。コロッケは、揚げたてで熱々だったので、学生さんたちは市場を出た後早速、ほうばりました。
(人気を集めた中島菜のおひたし)

あかつき屋に戻って、すぐに中島菜を塩ゆで。この後、かつお節と醤油であえました。
食卓の真ん中に、中島菜のおひたしを置きました。一口食べて、皆「おいしい」と声を上げました。血圧を下げるとも言われる、この能登野菜。ヘルシー感いっぱいのさわやかな風味。
朝食は、中島菜を軸に進み、この地場産品は、あっという間に皆のお腹の中に収まりました。
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