あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

マレーシアのお客様、熱い3泊4日

金沢は、霰や冷たい雨が降り、冬入りしたかのようなここ数日。そんな中にも、あかつき屋には、遠方からお客様がお越しになり、楽しい時間を過ごされています。

この度、マレーシアから8人のお客様グループがお見えになり、全室貸切で3泊されました。ご滞在中、雨に降られましたが、精力的に市内をご観光、夜は、あかつき屋で手料理をされるなどして、団らんされました。
外の寒さを吹き飛ばすような熱気あふれる町家ステイとなりました。

(手料理を囲んで食事されるマレーシアのお客様=写真掲載了解済)
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こちらのお客様はお友達グループで、白川郷から金沢に入られました。
とても旅慣れた方々で、夜は早速キッチンを使われ、マレーシア料理に腕を振るわれました。

二日目の夜は、圧巻でした。
近江町市場で買って来られた野菜やお肉、海産物をフルに使って、いく品も料理を作られました。台所に立って、プロ級の腕前を見せられたのは、黄源国さんです。

(手料理を披露された黄源国さん)
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(具だくさんのお鍋料理)
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   (お肉の炒め物)
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(トマトの炒め物)
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野菜やキノコ、鶏肉などを使った鍋料理のほか、牛肉とキノコなどの炒め物、そして、独特の調味料を加えたトマトの炒め物などを作られました。

大きな掘りごたつの食卓に並べられたそれらのお料理で、お部屋はぱっと明るくなりました。お客様から、ぜひ夕食に加わってほしと懇請され、私も心尽くしの手料理をいただきました。

いずれのお料理も、しっかりとした味付けがなされて、癖がなく、とてもおいしかったです。
黄さんは「日本の食材は、野菜にしろ、お肉にしろ、新鮮で品質が優れている。とても料理のしがいがある」と話されました。
一同、一つの家族のようになって、お料理を賞味し、歓談を繰り広げました。

ご観光では、兼六園の紅葉を楽しまれ、21世紀美術館でもたっぷりと時間を過ごされました。
最後の夜は、近所のお寿司屋まるよしさんでお食事。
「カニのコウバコが出てきたんですよ」とお客様。日本海の冬の味覚を目の前にし、心躍らせながらほおばったとのことでした。

ご宿泊ありがとうございました。ぜひ、再びお越し下さい。
また、私どもがマレーシアへ行くときは、よろしくお願いいたします。

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初霰 晩秋から 慌ただしく冬へ

もう少し晩秋の風情を楽しめるのかと思ったら、にわかに冬がやってきた感があります。金沢では、昨夜から今朝にかけて雷が鳴り、その大音響とともに霰が降りました。

あかつき屋の付近は、霰で敷き詰められ真っ白に。思いがけない冬の到来に身構え、年の瀬が近くなったことを感じています。

(霰で真っ白になった、あかつき屋の前の道路)
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この時季の雷は、鰤起こしとも言われ、冬の始まりを告げるものです。私たち北陸に住む者にとっては、珍しくもないのですが、あかつき屋のお客様にとっては、大きな驚きだったようです。

昨夜ドーンという音とともに、激しく落ちて来た大粒の霰。お客様は、歓声とも、悲鳴ともつかないような声を上げ、玄関から外に出られました。
「雪だ、雪だ」。そう繰り返し、白くなった屋外に目を見張られました。

冬の予兆は、ここ数日ありました。どんよりとした空模様となり、風は冷気を含み、ふだんにも増して強いものでした。
それでも、残り少ない秋をお客様とともに味わっていました。

(物干し竿に下がった古民家の干し柿)
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ここから八坂に行く途中にある古民家では、軒下に干し柿を吊るしており、その様子は、晩秋を象徴する光景でもありました。
前のお寺・広済寺さんの境内にある、ザクロの木は、葉が随分と落ち、今は口を開いたザクロの実が、飄然と風に揺れています。

(葉が落ち、実が目立つザクロの木。広済寺さんにて)
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(あかつき屋に置いたザクロの実)
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そのザクロは、お客様に楽しんでもらえればと、お寺が今年も下さりました。今、あかつき屋の掘りごたつのテーブルの上に、お皿に載せて飾っています。
赤い粒々の実は、見ているだけで、ぽっと心も温かくなります。

秋から冬へ。季節は、様々な色のハーモニーをつくり、人々の暮らしに潤いとアクセントを与えてくれています。

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ライアー演奏 地元の人に披露

(前回のつづき)
金沢市民芸術村で音楽ステージを披露されたあかつき屋のお客様。その方々が翌日今度は、あかつき屋界隈の地元の人たちに素敵なメロディーと踊りをプレゼントされました。

あかつき屋の前のお寺広済寺さんで、4人の女性が弦楽器ライアーを演奏され、そのメロディーに合わせ、舞踊家CHICAさんが、華麗な舞を披露されました。
お寺本堂にお集まりになった付近の住民の方々は、見事なパフォーマンスを息をのんでご覧になり、晩秋心地よいひとときを過ごされました。

(お寺本堂で披露されたライアー演奏と舞)
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このステージは、急きょ決まりました。ライアー演奏のジュリアン・ローズさんが数日前、お寺広済寺さんを会場に地元の人たちに演奏を披露したいとの意向を示されました。

これを受けて、広済寺さんにその話をしたら、広済寺さんは快く引き受けて下さりました。お寺と、ここあかつき屋が、近隣の人にこのミニライブ開催についてご紹介したところ、皆さん関心を示され、当日の朝かなりの人がお寺に集まりました。

コンサートは、ジュリアン・ローズさんのごあいさつの後、演奏が始まりました。川の流れのように、ライアーの穏やかで、静かなメロディーが、本堂に響きわたりました。
それに合わせて、CHICAさんが、軽やかに、華やかに、舞を披露されました。
客席の住民の方々は、その熱演をかたずをのんで見守り、終わると大きな拍手を送られました。

金沢では、二度にわたってのステージ。それぞれに意義深いもので、お客様には、この上ない充実感が漂っていました。
こちらも、お客様の魅力が、あかつき屋というお宿にとどまらず、地域の方々にもふれて頂けたことが、何よりの喜びでした。

(笑顔であかつき屋を後にされたお客様たち)
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お客様が、金沢再訪を約して、笑顔であかつき屋を後にされた時は、私も大きな充足感に包まれました。
お客様、地元の方々、ありがとうございました。

お客様がコンサート 市民芸術村へ

あかつき屋のお客様がもたらしてくれた素敵な時間。「龍の物語朗読と倉原佳子ライブ ~ライアーの調べとともに~」というイベントが、金沢市民芸術村で開かれ、出かけてきました。

そのイベントには、あかつき屋のお客様が多数出演され、弦楽器のライアーを演奏されました。心身がいやされるような、優しく、穏やかな音色。慌ただしい日常を忘れさせてくれる、心豊かな時間を過ごすことができました。

(物語の朗読とライアーの演奏、そして舞=金沢市民芸術村)
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数年前にあかつき屋にお泊まりになった、ライアー演奏者のジュリアン・ローズさん(神奈川県)が再び金沢にお越しになり、作家谷よっくるさんとともに、このイベントを主催されました。

ライアーという楽器は、本来は古代ギリシャの竪琴を意味するものだったそう。アニメ映画『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」の伴奏で用いられたことでも知られています。

金沢市民芸術村で開かれたこのイベントでは、谷よっくるさんの作品の朗読やソプラノ歌手倉原佳子さんのライブとともに、ライアーが数人の奏者によって、演奏されました。

ライアーがつくりだす、そのやわらかく、優しいメロディーは、聴く人を穏やかに、優しい気持ちにしてくれました。屋外は、夜のとばりが下り、すっかり暗くなっていたのですが、市民芸術村のここだけは、ライアー演奏であたたかな雰囲気に包まれました。
クラッシック・バレエダンサー、CHIKAさんの踊りも、ステージに彩りを添えました。

(最後は、倉原佳子さんの歌。ステージと客席が一体となりました)
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ステージの最終章は、倉原佳子さんの声量あふれる歌声で締めくくられました。最後は聴衆もステージに駆け上がり、出演者と一体となって、素敵な音楽との出会いを歓びあいました。

金沢マラソン あかつき屋 熱気充満

城下町金沢、そして、あかつき屋が、アスリートの熱気に包まれました。金沢では、初めて開催されたフルマラソン。全国から、そして世界からランナーたちが、北の古都に駆けつけました。

あかつき屋では、金沢では未曽有のこのビッグイベントに合わせて、オープン後初めての宿泊体制をとりました。金沢マラソン参加者専用のお宿として、遠来の選手たちをお迎えしました。

本番前日からお宿は熱気に満ち、開催当日、お客様たちは、意欲満々で会場に向かわれました。お世話させていただいたこちらも元気をいただいた二日間でした。

(大勢のランナーが金沢の下町を駆け抜けました=扇町地内)
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金沢マラソンに向けて、あかつき屋では、参加者の便宜を図るため、初めて男女別の相部屋としました。その上、お客様には一人当たりの格安宿泊料金を設定し、ご宿泊記念に、あかつき屋特製どら焼きをプレゼントさせていただきました。

あかつき屋は、主催者側の参加者募集開始後ご予約が殺到、すぐに満室となりました。
大会前日、お仕事の都合などで若干のキャンセルがありましたが、あかつき屋には、関西などから市民ランナーがお越しになりました。

その夜は、お客様同士で、これまでの戦歴や翌日の大会の走る作戦など、マラソン談義に花が咲きました。私は、この金沢マラソンは、抽選に外れたので、ちょっぴりうらやましい気持ちでおしゃべりに加わりました。

(金沢マラソンの朝。健闘を誓うお客様。一部は既にご出発)
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(記念にお客様にお贈りしたどら焼きの包み)
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明けて15日。雨が多少残っていましたが、お客様たちは、元気にお宿を出発されました。
私たちは、あかつき屋から200㍍ほどのところにあるマラソンコースの沿道に陣取り、選手たちを応援しました。

城下町の下町を疾走する、おびただしい数の選手たち。それでも、参加したお客様や、知り合いの選手を見つけ、声をかけ、ハイタッチするなどして、応援しました。

私は、これまでのマラソン大会では、選手として走る側に回っていましたが、長時間応援する側に回ったのは、これが初めて。選手たちの元気いっぱいの姿にふれて、応援の楽しみも知りました。

選手の皆様、お客様、お疲れさまでした。ありがとうございました。
また、どうぞ金沢にお越し下さいませ。

ふらっとバスで熟睡 一周すれば…

全く思いもかけないことが、起こることがあるんですね。町家ゲストハウスのお宿業は、毎日発見や歓びの連続ですが、今回の出来事は、万に一つもないような、極めてレアなケースでした。

世界の若手経済人が集う、JCI世界会議金沢大会が、11月3日から8日まで金沢市内で盛大に開催されましたが、これに参加するためタイからお越しになったアンジェリカさん。会議前(ビフォアー コンベンション)の二泊三日、あかつき屋に滞在されました。

(偶然同じバスに乗車したアンジェリカさん=中央とショウコさん=右、ヒトミさん=左
                       =写真掲載了解済)
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(アンジェリカさんが作成された金箔の置き物)
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アンジェリカさんがここをチェックアウトされた日に、奇跡的な出来事が起こりました。
彼女はその日、武蔵町の金箔工芸店で、金箔貼り体験をされ、続いてひがし茶屋街をご観光後、夕暮れ時、浅野川大橋たもとの停留所から、金沢ふらっとバスで、一時預けたお荷物を取りにあかつき屋に戻るため、そのかわいらしいバスに乗り込みました。

ところが、アンジェリカさん、ちょっとお疲れだったよう。バスの中で寝入ってしまったのでした。
「目を開けたら、また、乗り込んだバス停に着いちゃいました。(バス路線を)一周しちゃったんです。びっくりしました」と彼女。

驚きは、それに留まりませんでした。何と一周した同じバスに、今度は、あかつき屋で同宿された女性二人のお客様が乗り込んで来られたのです。
「ショウコさんとヒトミさんが、乗ってきたんです」と彼女は二度びっくりしました。

(夕飯は一緒にハントンライスを食べられました=ご提供写真)
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アンジェリカさんは金沢を一人で観光されていたので、あかつき屋で一夜を共にされた、関西ご在住のショウコさんとヒトミさんが、ひがし茶屋街を観光されて乗ってきた時は、驚きとともに、うれしさもこみあげたようです。
三人は長年の友人であるかのように、すぐに意気投合。夕ご飯時でもあったので、一緒にご飯屋さんへ向かったのでした。

で、香林坊バス停で降りて、着いたのは、金沢グルメ・ハントンライスのお店グリルオーツカ(片町)さんでした。
肌寒くもなった夕暮れ時。チェックアウトしたあとだっただけに、お三人さんは予期せぬ再会を歓び、おなかも心も温まる、ご当地グルメを満喫されたのでした。

金沢青年会議所さんが尽力されて開催されたJCI世界会議金沢大会。その一大イベントに絡んで、こんなハッピーなエピソードが生まれるとは。
こちらも何とも言えない、ホットな気持ちになり、お宿業の醍醐味に浸ったひと時でした。

金大卒の山仲間、語り尽くせぬ一夜

この週末、あかつき屋では、学生時代がよみがえったかのような光景が広がりました。地元金沢大学の卒業生の方々が、ここで同窓会を開かれたのです。

今回のお客様は金沢大学の学生時代、ワンダーフォーゲル部で共に山歩きされた方々です。大きな掘りごたつを囲んでのご歓談、お話は尽きず、楽しい宴は深夜まで続きました。

(ご歓談を繰り広げた金大ワンダーフォーゲル部のOB、OGの皆様
                        =写真掲載了解済)

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金大のワンダーフォーゲル部23期生の皆様。学生時代は、地元の山々をはじめ、北、南アルプスや北海道、東北などの名峰を踏破されています。
大学ご卒業後も親ぼくを深められ、こうした泊まりがけのご旅行は、2年に1回のペースで行っておられるそうです。

全国各地から久しぶりに集まった仲間たち。地元金沢からは、あかつき屋に宿泊はされなくても集まった数人のOB、OGもいらっしゃいました。
年齢も50代半ばに入り、話題はご家族のことや健康のこと、さらには第一線を退いた後の過ごし方にまで広がり、活発なおしゃべりが続きました。

その息の合った雰囲気は、学生時代そのまま。一夜明けてあかつき屋で朝食を取られた後、最近リニューアルされた県歴史博物館へそろって出かけられました。

皆様この度のご宿泊ありがとうございました。どうぞ、またお気軽にご利用下さいませ。

小春日和 木々は秋の彩り

11月に入り、金沢はこのところ穏やかな日が続いています。朝夕は肌寒くなりましたが、昼間は明るい日差しがさし、気持ちも明るくなるほど。街なかの木々は日ごと色づき、深まる秋を実感。

(広済寺さんのお寺のざくろの木。いくつも実をつけました)
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あかつき屋界隈では、前のお寺・広済寺さんの境内のざくろの木がいくつも実をつけ、あかつき屋ではお庭の南天が実をいっぱいつけています。赤い実は、日の光を受け、さらに光沢を増しています。

(あかつき屋のお庭。南天が日差しを浴びて鮮やか)
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(ツツジが、季節外れの花を咲かせました)
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ここしばらくの陽気に春と勘違いしたのか、お庭では、ツツジが花を咲かせました。この季節外れの開花は、ちょっと記憶にありません。でも、その花々は、縁側でたたずむお客様を楽しませているようです。

(上がりの間の衝立に飾った童謡「赤とんぼ」の掛け軸)
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あかつき屋の中。上がりの間では、衝立に童謡「赤とんぼ」の歌詞を記した掛け軸を飾っています。
「夕焼けこやけの赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か」

この辺りでは、夕焼けは、西側の兼六園方向に望めます。豊かな緑の背後に広がる夕焼け空。街の真ん中とは思えないほどに神々しい風景が現れます。

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