この週末もあかつき屋では、お客様の笑顔が広がりました。全室貸切のお客様が二組あり、一組はお友達グループの親ぼく会、もう一組は看護学校を30数年前に卒業された方の同窓会でした。
いずれも地元の方が幹事さんとなり、こちらとの事前打ち合わせや当日の会の運営に当たられました。大きな掘りごたつのあるコミュニティルームで繰り広げられたご歓談。こちらも心和む時間でした。
一組目は今年の冬にここにお泊まりになった白山市内の女性の方が幹事さんとなられました。参加者は、金沢市内の方などで占められました。
(ギョウザを手作りされるお客様=写真掲載了解済、以下同じ)

(ギョウザと春雨サラダで楽しくお食事)

その夜は、こちらで手作りギョウザでお食事会される計画を立てておられ、先発隊が材料と調理器具持参であかつき屋に到着され、コミュニティルームの大きなテーブルを囲んで、みんなでギョウザの皮に具を入れる作業を楽しげになさっていました。
この日のメニューはギョウザのほかに、春雨サラダ。これも台所でかいがいしく作られ、テーブルに並べられました。
こちらのお客様グループは、あるご夫婦を中心にして「友達の輪的に広がったお仲間」とのこと。
気さくにおしゃべりされた後、人狼ゲームで盛り上がっておられました。
翌日ご宿泊になったグループは、金沢市内の方が幹事さんでした。参加者は30数年前に名古屋にある看護学校を卒業された同級生で現在、看護師として第一線で活躍されています。
(主計町茶屋街を散策されるお客様=ご提供写真)

茶屋街や近江町市場などを観光された後、あかつき屋にチェックイン。夜のご歓談の後、翌朝は、材木町の森長さんでパンを買い出し。
このパンに加えて、金沢ご在住の幹事のMさん手作りの麩と野菜の煮物やトマトなどが加わり、にぎやなか食卓になりました。
皆さん学生時代に戻ったかのように、活発におしゃべり。私と年齢が近いこともあって、親近感がありました。
(朝食を取られるお客様)

(お土産にビーバーを買われご披露)

朝食の後は、金沢土産にと揚げあられの「ビーバー」を買うため、近所のスーパーニュー三久さんへ出かけられました。
戻って来られ「(お店の)棚にあったビーバーを全部買い占めました」と笑って話されました。
皆様、この度のご宿泊ありがとうございました。またのお越しをお待ちしています。
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あかつき屋が北陸中日新聞さんの朝刊で紹介されました。金沢版の「この街で」というコーナーです。
この欄は、人物にスポットを当てるもので、記事には「もてなし 一客入魂」の見出しが付けられ、私のここでの取り組みが詳しく記載されています。面映く感じるものの、報道に恥じないお宿にと、改めて気持ちを引き締めています。
(5月24日付北陸中日新聞で掲載された記事「この街で」)

最近あかつき屋は、雑誌や新聞、テレビで紹介されることが多くなったのですが、これらはいずれもお宿全体を取り上げたものでした。今回は初めて、そのお宿の経営に当たる私個人にポイントをおいたものでした。
代表者は、後ろに控えた黒子のようなものとの思いもあり、取材依頼を受けた時は、戸惑いがあったのですが、経営者として日頃考えていることを知って頂いてもよいかな、と取材をお受けしました。
記事には、お宿運営の基本ポリシーが端的に書かれています。
「お宿は、お客さまに地域の魅力を知ってもらうアプローチの一つ。人や店などの地域資源とお客さまとを結ぶプラットホームなんです」
こうした考え方に立って、時間が許せば、お客様に日常の金沢を知ってもらうため、近所の寺院や飲食店、お気に入りの風景地などをご案内していることが、紹介されました。
さらにあかつき屋の近隣の住民の方々も、宿泊のお客様を温かく見守って下さることも記されました。
また、あかつき屋が国登録有形文化財の町家であることから、お客様の半数以上は建築家やデザイナー、アーティストに占められていることも記載されました。
北陸新幹線開通でにぎわう金沢。
でも変わらず「『一客入魂』の精神でやっていきたい」と記事は結ばれました。
北陸中日新聞さん、この度の取材、報道ありがとうございました。
緑輝き、風薫る五月。そんな最高の季節に素敵なお客様をお迎えしました。お泊まりになったのは、週末の土曜日に金沢市内で結婚式を挙げられた若いカップルと、そのお友達です。
人生の記念すべき日のお宿として、あかつき屋を選ばれ、そして式を終えられた後、ごゆっくりとこちらで過ごされました。人生の一大イベントを終えられたお二人は、格子戸を抜けた風の通るコミュニティルームでゆっくりと過ごされ、緊張感を解いていらっしゃいました。
(結婚式後を終えて泊まられた、よしたかさん・左から3人目と、かおりさん・同二人目。両側はご友人
=写真掲載了解済)

新郎は、金沢市出身のよしたかさんで、現在は東京で働いておられます。新婦のかおりさんも東京ご在住ですが、よしたかさんのご実家のある金沢で結婚式を挙げることにし、式場は寺町の辻家庭園を選ばれました。
(お二人の結婚式=お客様ご提供写真)

お二人はその日、結婚式、披露宴を終えられた後、あかつき屋入り。一息ついた後、夕方近くに片町の二次会会場へ向かわれました。
お二人は、ご友人らとの二次会、三次会が深夜にまで及んだため、翌朝はごゆっくりとお目覚め。コーヒーをお口にしながら、この日同宿されたご友人のまきさんらと朝のひとときを過ごされました。
お部屋からは、緑が濃いお庭が見えます。外から格子戸を通ってくる風は心地よい。
和のたたずまいの中で、ゆっくりとした時の流れを楽しむかのように、式から一夜明けた朝を過ごしていらっしゃいました。
同時にお泊まりになったご友人のまきさんも、この町家の風情を味わっておられました。
まきさんらは今朝、観光でひがし茶屋街へ歩いて出かけられました。そこで入った和装品のお店で、のれんを買われました。
(まきさんが購入されたのれん)

お昼にあかつき屋に戻ってこられ、よしたかさん、かおりさんにご披露。その素敵な柄に一同感嘆しました。
この度のご宿泊ありがとうございました。「よしたかさん、かおりさんいつまでもお幸せに」。
日本の伝統について改めて見直すことが、外国人のお客様を通じてあります。今回は、大相撲でした。
オランダ人カップルが、あかつき屋にお泊まりになり、お二人との会話を通じて大相撲の魅力を再発見しました。お二人は、東京にご滞在中、両国国技館で開催中の大相撲夏場所をご観戦。その模様について熱心に写真に撮ってこられたのでした。
(お泊まりになったオランダ人カップル=写真掲載了解済)

お二人が夜の団らんで披露して下さった写真には、関取衆たちの土俵入りや力士の土俵上での所作、そして熱闘の様子などが数多くとらえられていました。
(大相撲夏場所のシーン=お客様ご提供写真、以下同じ)


こうして、そのお写真から改めて大相撲を見ると、相撲には長年受け継がれてきた様式美や静と動の対照、勝敗が決まった後の力士の沈着冷静な振る舞いなど国技と言われる相撲ならではの特長が感じられます。
お二人は、そんな一部始終をご覧になり、「とても印象深かった」とおっしゃいました。
(初夏を感じさせるお庭)

お二人は、金沢では、町家の魅力にふれたいと、このあかつき屋を投宿先に選ばれました。
一夜明けたあかつき屋。お座敷の向こうには、緑輝くお庭が見えます。彼は、大相撲を撮った同じカメラで、くっきりと浮かび上がったお庭にレンズを向けておられました。
タイから幸せいっぱいのカップルをあかつき屋にお迎えしました。今年2月に結婚されて、新婚旅行で日本にお越しになったPotさん、Bimさんご夫妻です。
金沢観光をされる一方で、純和風の趣が漂うこのあかつき屋でのご滞在も楽しまれました。
お二人は、タイで挙げた結婚式のご様子を紹介して下さいました。タイの伝統が感じられるセレモニー。私たちが10年余り前に訪れたタイのことを思い出しました。
(新婚さんのタイのPotさん、Bimさんご夫妻=写真掲載了解済)

タイは日本と同じ仏教国。でも、結婚式については、スタイルが随分と異なるようです。式の内容や新郎新婦の衣装、お化粧などはお国柄を反映しています。
(お二人の結婚式のご様子=ご提供写真)


お二人は、2月末に行った結婚式のご様子をスマフォのデータから引き出し、見せて下さいました。それはタイの伝統的な仏教の作法に則ったものでした。記念写真に映ったお二人の背後には、Bimさんが学んだ大学医学部時代のお友達も並んでいます。
一方、お二人は洋装の写真も撮られました。こちらは、欧風ムード漂うもの。これもまた素敵です。
金沢町家あかつき屋に、様々なお国の人が留まり、交歓し、さらに次の旅先へと向かわれます。温かな余韻冷めやらぬうちに、新たなお客様をお迎えする。そんな日々が続いています。
この週末、あかつき屋に、うら若いエンジェルたちの熱気が充満しました。福井県内でバレーボールに打ち込む小学6年生の7人です。
5月9、10日に金沢市内で第16回百万石杯金沢市小学生交流バレーボール大会があり、それに出場するために金沢入りされた福井県若狭町内のチーム「三方エンジェルス」の少女たちです。
試合では、全力で奮闘し、あかつき屋では、のんびりと過ごし、疲れをいやされました。
ゴールデンウイークが終わっていったん静かになったお宿内に、再び活気がみなぎりました。
(ご出発の朝、試合に向けて気合を入れるお客様
=写真掲載了解済、以下同じ)

9日夕方、保護者の方たちとお宿入りされた選手たち。整列して、主将の号令の下、「二日間よろしくお願いします!」と元気な声であいさつされました。
近所の温泉銭湯で汗を流された後、夜お宿内でテレビを見るなどして、リラックスして過ごされました。
(楽しく朝食を取られるお客様)

翌朝は早々に起床。朝食を取った後、かいがいしく身支度を整えられました。
出発前には、お宿前で整列して再びごあいさつ。「ありがとうございました」。こちらも「がんばって来てください」と激励しました。
緑濃く、薫風吹きわたる五月。エンジェルたちは、気持ちの良い余韻を残し、試合会場の城東市民体育館へ向かわれました。
10日間ほど続いたゴールデンウイーク。あかつき屋ではその最終盤に、東欧チェコからのお客様がいらっしゃいました。日本の女性と共にお越しになったお母様と娘さんの親子です。
こちらに二泊されましたが、印象に残る金沢ステイをされました。ご宿泊一日目に「海に行きたい」ということで、金沢駅から北陸鉄道浅野川線の電車で向かった先は、内灘海岸。その海岸で波や砂とふれあったのでした。
空の色も、海の色も夏色。お客様にとって陽光を体いっぱいに受けて過ごした時間は、忘れ得ぬ思い出になったようでした。
(北鉄内灘駅の駅舎でくつろぐチェコのお客様=ご提供写真)

(内灘海岸で=同)



チェコのNikolaさんは数年前、日本人のさちえさんと留学先のデンマークの大学で知り合われ、今回さちえさんのご案内の下、母親のJanaさんとともに初来日されたのでした。
Nikolaさんは、いかにもという、型にはまった観光を望んでいなく、自分のペースで土地の風物や人にふれたいという希望をもっておられたのでした。
そして、金沢に到着し、あかつき屋にお荷物を置いて、さっそく訪れたのは、日本海に面する内灘海岸でした。
そばで接していると、まぶしい日の光に誘われて、足がしぜんに海辺に向かったといった感じでした。
夜、三人のお客様があかつき屋に戻ってこられました。高揚した表情で、その日のことを語って下さいました。
内灘の海は、夏が来たかのよう。まぶしい太陽、熱い砂浜。Nikolaさんらは波打ち際で水と戯れ、砂浜で陽光を体いっぱいに浴びて寝ころんだそうです。
一方で、海辺にまで幾台ものクルマが乗り入れているのには驚いたとのこと。
(あかつき屋のお座敷で朝食をとられるお客様)

お客様は、翌朝ゆっくりとお目覚めになり、縁側に面するお座敷で、のんびりと朝食をとられました。お庭の新緑やツツジの花は、お客様にとって何よりのいやしになったようでした。
ゴールデンウイーク真っただ中。にぎやかな毎日となっています。あかつき屋では例年この連休は、ご家族連れのお客様が多くなりますが、今年も幾組もそんなお客様をお迎えしています。
首都圏から祖父母、親、お孫さんの三世代がそろったお客様をお迎えしました。5月2日から二泊三日、あかつき屋を全室貸切で過ごされました。朝夕のお食事やトランプ遊び、我が家のように、すっかりうちとけて過ごされました。
(三世代がそろったお客様ご家族=写真掲載了解済)

お越しになったのは、横浜にお住まいのSさんとその三人の娘さんご家族です。定番の兼六園や長町・武家屋敷跡、金沢21世紀美術館などを観光される一方で、夜は繁華街のカラオケボックスに行かれ、自慢のノドを披露されるなど、ご家族、ご親族親ぼくの時間を過ごされました。
(朝トランプをされるお客様)

(カラオケで自慢のノド披露)

あかつき屋では朝、トランプ遊びを楽しまれ、大家族の団らんのひととき。子どもさんたちは、おばさんたちをニックネームで呼ぶなどざっくばらんで、こちらが人のおうちに紛れ込んだかのような感覚にもなりました。
お泊まりの三日間は天候にも恵まれ、良かったですね。ご宿泊ありがとうございました。
5月がスタートしました。金沢はこの時季になると天候は安定してきて、終日陽光が降り注いでいます。爽やかな風も吹き、あかつき屋界隈や街なかには、清々(すがすが)しい空気が満ちています。
4月の桜の季節から、ツツジの季節へ。花暦は、新たなページを開いています。
あかつき屋のお庭では、4月の後半からツツジが花を開き始め、今満開。赤紫色の花々は、お客様の目を楽しませてくれています。
(お庭を彩る満開のツツジ)

慌ただしく過ぎ去った4月は、あかつき屋に新たな趣が加わった時でもありました。昨年ここにお泊まりになった写真家田中紘子さん(福岡県)のご厚意で、ご自身が撮った桜などの花の写真を載せた手作り和風衝立を館内に展示させてもらいました。
(緑豊かなお庭を背後に映える衝立)
衝立は初めに上がりの間に置いていたのですが、ツツジが花を開かせた時季に、お庭と隣接するお座敷にそれを置きました。背後に輝く緑と色鮮やかなツツジ。
純和風空間の中で、そのオリジナル衝立は、一層映えました。田中さんありがとうございました。
ゴールデンウイークは、後半へ。気持ち新たに国内外のお客様をお迎えします。
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