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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

街なかで「羊」と出会う -新春点描-

金沢は雪が降ったり、やんだり。寒い日が続きます。そんな中で心が温まるシーンがあります。

先日、あかつき屋のお客様と材木町のパン屋森長さんを訪ねた時のこと。商品の陳列棚を眺めていたら、見慣れないパンが。そのパンの下には、「ひつじパン」の商品札がありました。今年の干支にちなんだ新商品でした。
思わず買ってしまいました。

(棚に並んだ「ひつじのパン」)
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このパンについて話題にすると、お店の女将さんは笑いながら「中にカスタードクリームが入っているんですよ」とおっしゃいました。
早速あかつき屋に戻って頂きました。カスタードクリームの心地よい甘さが口内に広がります。そのクリームもさることながら、その回りのパンの生地がしっかりしたおいしさであることが、印象的でした。

(新年の飾り付けがされた森長さんの玄関)
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森長さんは、創業が大正時代にさかのぼり、パン屋さんとしては金沢でも老舗です。100年余りの古い歴史をもちながら、新商品への挑戦は怠りません。お店の飾りつけも、いつも気を配っておられ、いつ訪れてもフレッシュな空気が漂います。

お正月ムードの中、そんなお店を訪れても、心が新たになります。

卒業旅行、九州から青春18切符で

前日は二十四節気の一つ小寒。寒の入りとなり、さらに冬の寒さが増しつつある時季。冬のただ中にあり、身も心も引き締めての毎日となっています。

そんな日々の中で、あかつき屋に周囲を暖かくするような熱気がもたらされました。3人の若者グループがお越しになったのです。このうち二人が九州から、一人が四国から、それぞれJRの青春18切符を使って金沢に到着されたのでした。

その3人の男性は九州大学4年生で、今回の旅は卒業旅行です。JRの普通列車が自由に乗り降りできる、安価な青春18切符。それを使ってのご旅行でしたが、二日間約20時間かけての金沢までの移動は「さすがにきつかった」と振り返られましたが、表情は笑顔。身体には、貴重な思い出が刻まれたようです。

(青春18切符を使って九州などからお越しになったお客様
                          =写真掲載了解済)
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三人はふだんは九州大学のある福岡県内で暮らしておられますが、そのうちのお一人Nさんは、正月休みを利用して実家のある四国・高松に帰省され、今回の旅では、二人が福岡から、一人が高松から長旅をスタートされました。

福岡組は5日朝に出発し、その日は普通列車を乗り継ぎ、12時間かけて一泊目の京都に到着したそうです。そこで、高松スタートのNさんと合流されました。金沢には、前日福井県内を観光された後、夜に到着されました。

この列車旅は、じっとしていることが苦行だったようです。3人は大学時代はサッカー部やアメリカンフットボール部に所属した筋金入りの体育会系。それだけに金沢に着くと、内に秘めたパワーを燃焼させるようにエネルギッシュに街を歩いて見て回られました。

(八坂でパチリ)
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今朝は、早朝6時頃に起床し、兼六園へと向かわれました。そこへは道案内を兼ねて私が先導させて頂きました。
八坂を登って、着いた兼六園。時折雪が舞う園内は、白の世界。
ふわふわとした大粒の雪も降り、暖かい土地で暮らす3人は「こんな雪見たことない」と歓声を上げておられました。

(清純な美しさを見せる兼六園・梅林)
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再三兼六園を訪れる私にとっても、新鮮な印象。梅林は、幹や枝に雪を載せ、清純な美しさ。梅花咲き誇る時季もいいが、この風景も素晴らしいと感じた次第。

ほとんど人がいなかった公園での散策を終えて、朝ご飯を買いに歩いて向かったのは、材木町のパン屋森長さん。続いて、横山町のどじょうのかば焼店浅田さんにも立ち寄りました。いずれのお店も長年地元に根付き、文句のない商品を提供しているお店。

あかつき屋に戻っての朝食では、若者たちはコーヒー、紅茶などのフリードリンクも飲みながら、「最高!」と満足しておられました。

就職などで4月から新たなスタートを切られるお客様たち。昨年の流行語ではないけれど「今のまま(ありのまま)」の感じで、元気に毎日を送って下さい。またお会いしましょう!

外は雪、中はホットに年越し、誕生祝い

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

元旦寒波というのか、2015年一月一日の朝、金沢は降りしきる雪で真っ白になりました。大晦日の夕方過ぎまで雪はなかったのに、年が変わるのに歩調を合わせるかのように雪は降り続け、あかつき屋の周囲は、25㌢ほどの雪が積もっていました。

(元日の朝、雪に歓声を上げられたマレーシアからのお客様)
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「楽しいな、楽しいな(^^♪」。そう玄関の戸を開けて歓声を上げられたのは、マレーシアからお友達と来られたお客様。日本は初めての訪問。もちろん雪は初めて。一面の純白の世界に心奪われ、寒さも吹き飛んだよう。

お客様は大晦日の夜は、あかつき屋の前の広済寺さんで除夜の鐘をつき、一夜明けたら外は真っ白。「忘れ得ぬ日になりました」と昂奮気味に話され、次の目的地白川郷へと向かわれました。

一月一日、お宿はお休みとさせて頂きました。大晦日にお泊まりになったお客様をお見送りした後、最初にとりかかった仕事は、家の前の雪かき。前の道を空けないと人や車が通りにくくなるため、ご近所の方とともに、付近の除雪に勤しみました。

(64歳の誕生日をお祝いするお客様。テーブルには、ケーキと紅茶)
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二日は、二組のお泊まり。このうち女性のお二人連れは、北海道と九州からお越しになりました。北海道ご在住のWさんは、今日64歳の誕生日だとか。外でのご夕食後、ケーキを買って戻って来られ、夜はお友達の九州在住のKさんと、紅茶をケーキの友にして、お祝いのティータイムをもたれました。

旅の宿でありながら、我が家のようにリラックスして過ごされました。
外は凍てつく寒さですが、ここのコミュニティルームは、大きな掘りごたつと石油ファンヒーターの暖気でポカポカ。
全く予期せぬバースデーイベントに接し、こちらも心が温まりました。