お幸せな雰囲気に包まれたご家族をあかつき屋にお迎えしています。お越しになったのは、先日結婚されたばかりの日本人女性の妻とフランス人の夫のカップル、そしてフランスに住む彼のご両親や兄弟姉妹、いとこ、おいの赤ちゃんらです。
新婚カップルは、日本人女性のりささんと、フランス人男性のトマさん。お二人はりささんのご実家がある長野県内で7月26日に結婚式を挙げられた後、新婚旅行を兼ねて日本国内の旅行に出発されたのでした。
このご旅行には、フランスからお越しになったトマさんのご親族もご一緒されています。
(あかつき屋で金沢最後の夜を過ごされるお客様。右から二人目がりささん、その左隣がトマさん=写真掲載了解済)

ご一行様は、あかつき屋には7月30日から全室貸切で二泊されています。
本格的な夏を迎えた北陸・金沢。その暑さにお客様たちは、戸惑い気味でしたが、今日はエネルギッシュに兼六園や武家屋敷などを回られ、金沢の歴史と文化にふれられました。
(ソーメンをメーンにした夕食を取られました)

一日目の夜は、片町の居酒屋でしたが、最後の夜は、あかつき屋でお食事。ソーメンをメーンに、カレーなどを食卓に並べ、夕食の時間を過ごされました。
りささんとトマさんのお二人は、共通のご友人を通じて知り合われ、2年半の交際を経て、ゴールインされました。いつまでもお幸せに。また、ご家族、ご親族のご多幸とご繁栄をお祈りいたします。
お二人には、あかつき屋からささやかですが、お祝いを贈らせて頂きました。
スポンサーサイト
北陸・金沢もようやく梅雨が明け、そして今日は土用の丑の日でした。夏の暑さはいよいよ本番に。今日一日を元気に。そのために朝ごはんを充実したものに、という思いから、今朝あかつき屋のお客様と食材を買いに近江町市場へ出かけました。
午前8時前の近江町市場。どのお店も開店準備に忙しくしておられました。そんな中で、土用の丑の日にちなんで、うなぎならぬ金沢の郷土食であるどじょうのかば焼きのほか、おにぎりやいなり寿司、トマト、お豆腐などを買い、あかつき屋に戻りました。
食卓に並べられた近江町で調達した食材。シンプルな中にも、栄養豊かで、ヘルシーな感じ。皆大満足の朝ご飯になりました。
(近江町市場の食材で朝ご飯を取られたお客様=写真掲載了解済)

(食卓にはどじょうのかば焼きやトマト、豆腐などの地元食材が並びました)

土用の丑の日にふさわしく、朝からじりじりするような暑さに。日が高くならないうちに、東京からお越しになったお友達グループのお客様と近江町市場へ出かけました。
(店頭に並んだうなぎのかば焼き=お客様ご提供写真、以下同じ)

(買い求めたどじょうのかば焼き)

市場はさすがに閑散としていましたが、土用の丑の日とあって、うなぎのかば焼き屋さんの前は早くも、そのかば焼きを買い求める人の列ができていました。
私たちは、それは買わず、金沢伝統の食文化であるどじょうのかば焼きを買いました。その後、気ままに市場内を歩き、おにぎりなどのご飯類やトマト、お豆腐などを購入しました。いずれも、地元金沢産です。
(すいかと一緒に写真を撮られたお客様)

市場内では、桃やぶどう、すいかなどのほか、海の物では岩ガキなど夏の食材がにぎやかに並び始めました。見て歩くだけで楽しい時間でした。
買ってあかつき屋で食べた夏の地元食材。おいしく、とてもヘルシーな感じ。元気に一日を乗り切れそうな気持ちになりました。
今日、全国的にこの夏最高の暑さとなり、金沢も最高気温35.0度を記録しました。戸外は暖気が充満し、家の中にいても、外の熱風が入り込んできたかのような蒸し暑さでした。
そんな一日でしたが、この日は夜、犀川河畔で夏の華・北國花火大会が開かれました。あかつき屋のお客様は、そろって花火大会に出かけられました。
この花火大会を楽しみに来られた女性のグループがあり、全員が浴衣に着替えられて花火を見に出かけられました。にっちゅうの暑さも忘れさせてくれるような、爽やかな姿でした。
(持参した浴衣に着替えられたお客様=写真掲載了解済)

今日は天気予報通り、朝から晴天となり、気温はぐんぐん上がっていきました。梅雨明けを思わせるような、本格的な暑さとなりました。
そんな中で、京都と三重から女性のお客様があかつき屋にお越しになり、夜は花火大会を見に出かけられました。
京都からのお客様は、金沢で過ごす夏の夜に、期待とイメージを抱いておられたようです。花火大会に出発される前に、お客様は持参された浴衣に着替えられたのでした。
色鮮やかな浴衣。お部屋が、いっぺんに爽やかさと華やかさに包まれました。
お客様は、犀川大橋から下流付近で花火を観賞されました。夜空に描かれる大輪の花と響き渡る大音響。花火の醍醐味を心ゆくまで満喫されたようでした。
(風に揺れ、涼しさを醸し出す風鈴)

あかつき屋では、風鈴が涼しさを醸し出してくれました。南部鉄器でできた風格のある風鈴。その風鈴の鐘に吊るした短冊の両面には、「あかつき屋」と「暑中お見舞」の言葉を記しています。
今回の三連休では、様々なお客様をお迎えする中で、素敵な品とも出会いました。それは、兵庫県明石の名物たこ煎餅でした。明石の海では、タコが捕れると聞いていましたが、そのタコを使った煎餅があるのですね。
この度、明石市の近隣の町にお住まいの二人の女性のお客様が、あかつき屋にお土産として持って来られたのです。早速お客様とともに頂いたところ、タコの風味が染みわたったしっかりとしたお味で、いっぺんに気に入りました。
忙しい毎日の中で、元気が倍増するひとときでした。
(明石のたこ煎餅を紹介されるお客様=写真掲載了解済)

お二人はあかつき屋に着くと早速、「これお土産です」と、そのたこ煎餅「あかし たこせん」を手渡して下さいました。明石は数年前に旅行で訪れたことがあり、ここはタコが特産であることを知っていたので、すごく興味がもてました。
これは(有)永楽堂さんの人気商品だそうで、パッケージの裏面には、明石産のマダコを使用と記されていました。充実したお味で、お客様と明石のことを話題にしながら、おいしく頂きました。
(お客様はお宿ノートに楽しい絵を描いて下さいました)

こちらのお二人のお客様は、一泊二日の金沢の旅を大いに満喫されました。
金沢駅前のフォーラス6Fのもりもり寿司さんや、柿木畠のお食事処あげはさんなどで、日本海の幸をご堪能。金沢の街なかは「おしゃれ」「きれい」と感嘆され、「一泊では足りません。絶対また来ます」と話され、笑顔であかつき屋を後にされました。
おいしい、たこ煎餅ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。
本格的な夏の幕開けを告げる今回の3連休、あかつき屋では、お陰様で忙しく過ごさせてもらいました。ご家族連れ、女性のお友達同士、外国人のグループなど様々なお客様がいらっしゃった中で、あかつき屋では初めてのタイプのお客様が一組ありました。
そのお客様は、愛知県内からお越しになった若いお二人連れ。聞けば、女性の方が彼の誕生日祝いにミステリーツアーとして金沢の旅を企画されたのでした。
彼にとって初めて訪れる城下町金沢は「伝統とアートが共存する素晴らしいまち」との印象をもたれたとのこと。かけがえのない彼女からのプレゼントになったようです。
彼女のOさんによると、彼は金沢は訪れたことがなく、今月18日に誕生日を迎えた彼に心に残るバースデープレゼントを贈ろうと、金沢にお詳しいOさんがこの旅を発案されたのでした。
(ミステリーツアーで金沢にお越しになったお二人=写真掲載了解済)

お二人は、Oさんの車の運転で、愛知県内からお昼頃に金沢に到着されました。夜のおしゃべりの時に、Oさんから彼の誕生日を祝うミステリーツアーで金沢にお越しになったと聞かされました。
Oさんの狙いは、見事に当たったようです。一泊二日の金沢の旅を通じて彼が感じたのは、金沢は百万石の伝統の中で、アートが見事に調和していることでした。
きれいな街並みも金沢の街に好印象をもつ大きな要素になったようです。
Oさんは夜のお食事処の居酒屋も事前に予約を入れ、お宿はこの国登録有形文化財のあかつき屋を選んで下さいました。とても光栄に思い、感謝しています。
お二人は、一泊された朝、お庭の縁側にたたずみ、落ち着いた時間を過ごされました。その後、忍者寺(妙立寺)へ向かわれました。このお寺のミステリーを彼は、どう感じられたでしょうか。
「梅雨はいつ明けるのか」。そんな思いでここしばらく過ごしています。曇り空と蒸し暑さ。さすがに鬱陶しい気分にもなります。秒読みに入ったと思われる梅雨明け。数日我慢の時でしょうか。
そんな中で、心がほっとする時がありました。夕暮れ時、見事な風景と出会ったのです。日が傾き、やがて海に沈もうとする時間。日の光と空や雲の色。この時季ならではの美しい風景を描き出しました。
(のと里山海道から見た夕景)

今日、所用があって能登から帰る、のと里山海道(自動車専用道路・旧能登有料道路)の道すがら。車窓から美しい夕景を見ました。雲間から光が差し込み、下界を明るくしています。
海は静かで、鏡のようにその光を受け止めています。
午前中は雨模様でしたが、午後からは天候が回復し、この時間になると次第に青空が広がっていきました。この自動車専用道路と別れ、金沢に近づいた頃、海には黄金の道ができました。
(6月下旬、武蔵ヶ辻の高層ビルから見た夕景)

6月下旬。金沢・武蔵ヶ辻の商業ビル16階のレストラン。そこでお茶をする機会がありました。
大きなガラス窓のそばに席をとって一服。
窓は西に向いています。林立するビル群。その上方には、やがて海に沈もうとする太陽が明るく輝き、その周囲には、空や雲が日の光を受けて、アーティスティックな形象と色彩をつくっています。
カラッと晴れた夏空でもなく、どんよりした北陸の冬の空でもない、この時季の城下町金沢の空。移ろう季節の中で、心を落ち着かせるひとときでもありました。
北陸新幹線の来春開業を控え、それに関連したお客様があかつき屋にお泊まりになりました。新幹線と並行に走る北陸本線の区間は開業後、並行在来線としてJRから経営分離されますが、この区間の名残を惜しもうと沿線の駅に足を運ばれたお客様がいらっしゃいました。
東京からお越しになった男性4人のグループです。実はこのお客様、北陸新幹線の東京-上越妙高駅間の運行を担うJR東日本さんの社員の方たちでした。
「北陸新幹線ができる前に一度行ってみたくて」と金沢にお越しになったお客様。沿線の風情に感慨をもたれる一方、百万石の城下町金沢の趣も楽しまれました。
(北陸本線沿線の駅を訪ねられたお客様=写真掲載了解済)

今回のお客様は、JR東日本さんの技術系の社員の方たちです。技術の面からJR列車の安全、迅速な運行に日々尽力されています。
昨日の夕方お宿に入って来られた時、立派なカメラを首から提げておられたので、写真を仕事にしておられる方かと思いました。そうではなく、東京からお越しになった時、富山駅や倶利伽羅駅で途中下車し、駅舎や列車の写真を撮って来られたのでした。
(倶利伽羅駅駅舎=お客様ご提供写真、以下同じ)

聞けば「北陸新幹線開業前に、一度沿線をゆっくり見たくて」とのことでした。
降り立った倶利伽羅駅では、駅舎とともに、そこを通過する寝台特急列車トワイライトエクスプレス号(大阪発札幌行き)や富山駅行きの普通電車などをカメラに収められたのでした。
(札幌に向かうトワイライトエクスプレス号=倶利伽羅駅)

(富山駅に向かう普通電車=同)

「(北陸本線はJR西日本区間なので)ちょっとアウエイ感がありますね」と笑っておられましたが、沿線の駅で降り立ち、しばし過ごした時間では、北陸ならではの季節感や風景を感じられたようでした。
あかつき屋では、夜近所の温泉銭湯で旅の疲れをいやされた後、近所のお寿司屋さんでお食事。今朝は早々に起きられ、まず兼六園の観光をと歩いてそこへ向かわれました。
ご宿泊ありがとうございました。北陸新幹線が開通すると金沢から東京まで約2時間半でつながります。そちらのお立場でも今後ともよろしくお願いいたします。
7月としては過去最大級の台風8号が沖縄を通過し、九州をうかがう天候となり、今日は空模様を気にしながら過ごしました。
金沢は、激しい風雨がなかったものの、その台風余波で気温が35度ほどにまで上がりました。湿度は高く、にっちゅうは蒸し暑い日となりました。
夜9時過ぎ、外に出ると思いがけない風景と出会いました。雲の間から満月が出ているのです。空は晴れていました。
この時間になると、蒸し暑さはやわらぎ、思いのほかしのぎやすく。
注意は怠ることはできませんが、こちらは平穏な一日となりました。
(夜空に上がった満月)

今日は沖縄では特別警報が出るなど、朝からものものしい雰囲気に。あかつき屋では、風の影響を受けないよう、植木鉢の位置をずらしたりするなどして、台風の接近に備えました。
幸い強い風雨はなかったのですが、朝から気温は高く、金沢は最高気温が34.8度までに上がりました。あかつき屋では、格子戸や窓を開け、できるだけ風が通るようにして過ごしました。
そんな一日も、夜涼やかな気分になるシーンがありました。夜空に、雲間から丸い月が上がっていたのです。その月は、周囲を明るくしていました。気持ちも明るくなりました。
沖縄や九州、新潟などでは被害が出たようですが、こちらは平穏に一日が過ぎようとしています。
台風は、九州から本州へと進路をとっています。油断できない数日になります。
被害に遭われた方々には、お見舞いを申し上げます。
あかつき屋ではこの週末、多彩な食卓が生まれました。金曜日の夕食では、東京からお越しになったお二人の女性が、香林坊のデパートの地下食品売り場で買って来られた地元食材のお料理を食卓に並べられ、翌朝は、神戸からお越しになったご夫妻が、手作りパンと丹波産の黒豆を使ったココアで食事をとられました。
おいしい、ヘルシー、楽しい、そんなお食事となりました。
あかつき屋は素泊まりのお宿です。それで、こちらでは外食などにおいてはお客様にいろいろとご提案させて頂いていますが、お客様も思い思いに金沢でのお食事を工夫され、あかつき屋では素敵な食卓風景をつくられています。
(東京からお越しになった女性のお二人=写真掲載了解済)

(夕食はデパ地下で買ったお寿司やお刺身、サザエのつぼ焼きなどを食べられました)

(朝食は野菜の煮物とお豆腐ととてもヘルシー)

東京からお越しになった女性のお二人は、大学時代のご友人です。夕食はあかつき屋でとることを決めておられたようで、観光の後食材を手にして、夕方あかつき屋に戻って来られました。
聞けば、見学された鈴木大拙館の女性職員のアドバイスで夕ご飯のお買い物をされたのでした。
市中心部のデパート香林坊ATRIOの地下食品売り場でお寿司やサザエの焼き物、豆腐、そして、野菜の煮物を買われたのでした。買い物時間帯が夕方だったので、どの食品にも半額のシールが貼られていました。
「すごく安かったんですよ」。お二人は笑顔であかつき屋に戻ってこられました。お刺身のブリ、サザエやお寿司のネタはもちろん他の食材もすべて地元産。値段は安くなっていても、鮮度は全く落ちていず、お二人は「おいしい、おいしい」と顔をほころばせて召し上がっておられました。
フキ、揚げ、ニンジン、芋などの煮物料理やお豆腐などは、翌日の朝食でも並べられ、お腹を満たされました。
(神戸からお越しになったご夫妻)

(手作りパンと丹波の黒豆ココアでご朝食)

一方、神戸からお越しになったご夫妻のお客様。自然や人と人とのつながりを大切にしながら、暮らしや生産活動に取り組む団体・パーマカルチャー関西の方です。
5日のお食事では、バスケットに手作りパンを入れて持参され、それと兵庫・丹波特産の黒豆を使った黒豆ココアで朝ご飯を取られました。
二組のお客様。そんなに手がかかっていないかもしれませんが、そのお食事は手軽さの割には、内容が充実しており、妙に感心してしまいました。
あかつき屋でとるお食事には、いろんなアプローチや可能性があるな、そんな思いを抱いた食卓風景でした。
7月1日。氷室の日。
金沢では藩政時代に加賀藩が徳川幕府に氷を献上した日(旧暦6月1日)とされています。氷室とは冬に雪を納めておく室(むろ)で、夏の暑い時季にここから取り出した氷を筵などで厳重に包み金沢から江戸の藩邸まで運んだと言われています。
その氷が無事先方に届けられるようにと、神社にまんじゅうを供えて祈願したそうで、そんなことから、金沢では人々がこの日にまんじゅうを食べる風習が生まれました。
(山本観音堂さんで販売された氷室まんじゅう)

(山本観音堂さんのお店)

梅雨の蒸し暑い時季の中で迎える氷室の日。どこか、ほっとする日でもあります。
あかつき屋の近所のまんじゅう店・山本観音堂さんでは、氷室まんじゅう作りと、その出荷、販売に忙しくしておられました。
夕方近くにそのお店に立ち寄ったら、女将さんが今年もこの日を無事乗り越えられたという充実感と安ど感が表情から感じられました。
今回も配達と店頭販売用にと、例年並みの2000個の氷室まんじゅうを作り、ほぼ売り切ったとのこと。氷室まんじゅうを食べる習慣が、金沢には今もしっかり根づいているのだなと感じました。
私も、ここでそのおまんじゅうを買い求め、小腹が空いた時に頂きました。
(7月に入り模様替えしたあかつき屋の上がりの間)

7月がスタート。梅雨は続いていますが、あかつき屋では、上がりの間の飾りつけを変えました。
6月は、布アーティストの安達七佳さん(東京都)のシルク作品を展示していたのですが、それを終え、衝立に書家の室谷文音さん(能登在住)の作品「心」と水墨画をたしなむ父が描いた朝顔の絵などを飾りました。
安達さんの作品に続いて、涼しげな作品。お客様の目を楽しませくれるのではと思っています。
| ホーム |