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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

金大卒業生ご一家 思い出よみがえる旅

この大型連休、観光とは一味違った金沢の旅をされたご一家をあかつき屋にお迎えしました。金沢大学を10数年前に卒業されたご夫婦が、子どもさんを伴って久しぶりに金沢にお越しになり、大学のあったお城(現在の金沢城公園)や小立野界隈などを回られたのです。

「昔のままのものもあれば、がらっと変わったものもある。たくさんの思い出がよみがえり、いい旅になりました」と金沢での二泊三日の旅を振り返られました。

(あかつき屋に二泊された金大卒業生夫婦のご一家=写真掲載了解済)
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あかつき屋にお越しになったのは、現在神奈川県茅ヶ崎にお住まいのあんどうさんご一家。ご主人は金大の工学部、奥様は医学部をそれぞれ卒業されました。

お二人は、練習の厳しさで知られる金大ボート部で知り合い、大学をご卒業後ゴールインされました。今お二人のお子様はご長男が小学校3年生、ご長女が幼稚園の年長さんになられます。

今回のご旅行、ご夫婦にとっては学生時代を追体験されるご滞在になったようでした。学生時代のお二人のホームグラウンドであるお城付近や小立野界隈をお子さんとともに歩かれました。

「とても懐かしい所ばかり。学生の頃がありありと思い出されました」。小立野商店街のたたずまいは、ほとんど昔と変わりません。
そんな土地の思い出をたどるように、ご夫婦は学生時代に通い慣れた場所へも足を運ばれました。銭湯の石引温泉やみろく温泉などです。
コーヒーのような黒っぽく、ぬるぬるとした温泉のお湯は昔のまま。違うのは、我が子と一緒に入ることぐらい。
夜、「とても気持ちよかったです」と、親子ともども、すっきりとした表情で、あかつき屋に帰って来られました。

もりの里にある第7ギョーザへも行かれました。お目当てのホワイトギョーザは、昔のままのおいしさだったそうです。

(お住まいの茅ヶ崎の海の様子をお宿ノートに描いて下さいました)
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ただ、もりの里周辺は大きく変ぼうしました。「私たちが学生時代は、大きな道は、ジャスコのところまでしかついていなかったのに、その先にも延びて、お店がたくさんできていました」。

そんな変わりように驚く一方で、うれしかったのは、地元の人たちの温かさ。おでん屋まるよしさんに行った時は、ご近所の畳屋さんともおしゃべりし、常連客の思いがけないご親切にもふれたとのことでした。

「どうお礼を言っていいのやら」。ご夫妻は恐縮しながら、まるよしさんでのことを話して下さいました。

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大型連休、さわやかに穏やかにスタート

大型連休(GW)がスタートしました。お陰様であかつき屋は満室となりました。お泊りになった三組のお客様はタイプが違い、お宿ではそれぞれ思い思いに過ごされました。

さわやかに晴れ上がったGW初日、新緑は鮮やかさを増し、お客様ははずむように街に出かけられ、城下町金沢を観光されました。夕方、あかつき屋に戻られたお客様は、にっちゅうの楽しかった雰囲気を身体から漂わせながら、過ごされました。

(朝、お庭を見ながら過ごされるご夫婦
                =写真掲載了解済)
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(ツツジは好天で花の数を増やしました)
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三組のお客様は、関東と東海地方からお越しになりました。ご家族連れ、ご夫婦、バイクで来られた若者二人連れとタイプが異なりました。

観光の後、外でお食事され、あかつき屋の近所の温泉のお風呂屋さんで一日の疲れをいやされました。
翌朝、すっきりとしたご表情でお目覚めに。

朝からさわやかに晴れ上がり、お庭は日の光を浴びて、緑が輝いていました。数日前一輪だけ花を開かせていたツツジは、花の数を増やし、華やいだ雰囲気になりました。

愛知県内からお越しになったご夫婦は縁側で、交わされる言葉少なく、静かにお庭を見ながら過ごされました。

(バイクで能登半島へ向かわれたお二人=写真掲載了解済)
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神奈川県内からバイクで来られた男性お二人連れ。「昨日(岐阜の)高山を山越えした時は、雪が降り大変でした」と話しておられましたが、今日は朝から快晴となり、笑顔で能登半島へと向かわれました。

雷やあられ、夜はお鍋であったかく

大型連休直前というのに、金沢は雷雨やあられが降り、肌寒い気候に。でもあかつき屋では26日から、若者たちが貸し切りでお泊りになり、熱気がみなぎりました。

宿泊されたのは、あかつき屋の近隣にある金沢美術工芸大学(金沢美大)の学生さんたち。夜、お鍋料理をされて、体も心もあったかく過ごされました。

(とり野菜鍋を囲み、団らんされる金沢美大の皆様=写真掲載了解済)
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あかつき屋の近所に金沢美大の学生さんが何人か住んでおられ、「一度あかつき屋に泊まってみたくて」と、ご専攻の学科の親睦会としてご利用されました。

学校を終えて、チェックインされた時に持参されたのは、鶏肉や野菜の数々。今宵は、石川県ご当地料理である、とり野菜味噌のお鍋料理をするためでした。
手際良く準備され、掘りごたつのあるコミュニティルームで乾杯。外の肌寒さも忘れて、箸を進め、ホットなトークを延々と繰り広げられました。

(金沢美大生のお客様が描かれたアートフルな絵)
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今朝は、卵焼きを上にのせたオムライス風のチャー飯を調理されました。十分寝ていらっしゃらないはずなのに、全員7時半頃には食卓を囲み、作りたてのそのチャー飯を昨日のとり野菜味噌のスープとともに味わわれました。
その後、歓談などされて、ゆったりと朝のひとときを過ごされました。

お宿ノートには、アートな絵を描いて下さいました。お泊まり、そして素敵な作品ありがとうございました。

新緑にツツジ、武者人形飾る

一日おきに晴れたり、雨が降ったりと、ジグザグ模様の今年の春の気候。今日は終日雨となりました。遠方からお越しのご夫妻のお客様は、金沢の観光を終えて、今日はどちらへ行こうか迷った末、雨の中、白川郷、郡上八幡へ行くことにし朝、車で向かわれました。

そんな中、雨に濡れて緑はさらに濃くなりました。桜のソメイヨシノは終わり、街角にはツツジが花を咲かせ始めました。
あかつき屋では過日、上がりの間に武者人形を飾りました。
黄金週間は目前。準備を整え、国内外のお客様をお迎えします。

(彦三緑地で咲き始めたツツジ=上下)
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今日、金沢駅方面へ行く用事があったので、帰りに彦三緑地に立ち寄りました。ツツジの名所として知られる庭園。ツツジは少しずつ咲き始めており、薄紅の花が、新緑の中で光彩を放っていました。
あと一週間もすれば、花は数を増やし、見頃になっているでしょう。

(一輪花開いたあかつき屋のツツジ)
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あかつき屋のお庭でも、ツツジが一輪花を着けました。その周りには、つぼみがいくつも頭をもたげています。ここも、あと数日で、きれいな花で彩られるでしょう。

(上がりの間に飾った武者人形)
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上がりの間に数日前、武者人形を飾りました。端午の節句にちなんだ恒例の飾りつけ。
先年、他界した妻の母が、長男が誕生した際に贈って下さったものです。その長男も今年で26歳になります。東京で働いていますが、この大型連休に友達とともに金沢観光すると、連絡がありました。

桜を見る旅、能登鹿島駅から金沢へ

再び桜の花を見にあかつき屋にお越しになったお客様をお迎えしました。ご宿泊されたのは、大阪の職場仲間の皆様。桜のトンネルで知られる、のと鉄道能登鹿島駅の桜をご覧になった後、金沢に入られました。

お客様は、能登鹿島駅の様子を写真で紹介して下さいました。金沢のソメイヨシノはほぼ終わったものの、能登鹿島駅では桜が満開、春を満喫された旅になったようでした。

(満開の桜に包まれた能登鹿島駅=お客様ご提供写真、以下同じ)
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こちらのお客様は、男性4人様で、昨年もこの時季桜を見に石川県内に入られており、あかつき屋には、リピーターとしてちょうど一年ぶりにお越しになりました。

(お客様はアニメ「花咲くいろは」の列車に乗られました・上下)
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リラックスした雰囲気で過ごされ、さくら駅の愛称がある能登鹿島駅の様子をご案内して下さいました。のと鉄道西岸駅が、人気アニメ「花咲くいろは」の舞台になったことから、それにちなんだラッピング列車がのと鉄道を走っています。

お客様は、その主人公や桜が描かれたカラフルなラッピング列車に穴水駅から乗り込んで、鹿島駅にご到着。そこで満開の桜の花を楽しまれたそうです。
桜、列車、そして、花咲くいろは、今年の花見旅は、これまでにも増して、印象に残るものになったようでした。

(あかつき屋にお越しになったお客様=写真掲載了解済)
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金沢は市内のソメイヨシノはほぼ終わりましたが、散策などで城下町の雰囲気を味わわれ、今朝今度は飛騨高山の臥龍桜を見に出発されました。

車窓から光る海、のと里山海道走る

今日用件があり、能登の方へ行ってきました。往復に使ったのは、先月末に全線無料化になった「のと里山海道」(旧能登有料道路)。

天気が良く、気持ちのよいドライブ。車窓から見える海は、陽光を受け輝いていました。何より、料金所で通行料を払わないですむという負担がなくなったのはありがたく、ドライブをより快適なものにしてくれます。
時間短縮に加え、気分的なものも含めて、能登へ行く利便性は、格段にアップしました。

(のと里山海道と名称が変わり、無料化された能登有料道路)
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南北に長い能登半島を身体で実感できるのは、この有料道路を使う時。運転中、長く美しい海岸線を見ることができるのですから。夕方に走れば、海に沈む感動的な夕日にも出会えます。

(高松SA「道の駅 里山館」の入り口)
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(店内には、山菜なども販売されていました)
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この日、走った時は平日とあってか、道は混むこともなく、すいすいと目的地まで着きました。帰り道に高松サービスエリア(SA)に立ち寄りました。
ここは、ふだんより車が多く止まっていたように感じました。有料道の無料化に合わせて、新装オープンしたSAの施設。里山の趣が漂う外観になっていました。

店内の直売所では、地元の農産物が並び、旬を迎えた山菜のこごみも売られていました。

桜は葉桜へ 新緑の季節間近 

あかつき屋からお客様を伴って兼六園に行く際に必ず通る八坂。過日、その坂道を登っていた時、桜の花びらが路面を覆うように広がっていました。

傍らには、幾本かの桜の木が植えられています。見上げれば、花は満開を過ぎ、葉が目立ち始めていました。桜花も終わりかと思うと、一抹の寂しさがありますが、一方でその葉っぱたちは、初々しく、さわやかな雰囲気を醸し出しています。

春は進み、新緑の季節へ。明るい日差しを受けながら、とにかく「よしっ」と、心が昂ぶりました。

(桜の写真などを撮られるタイからのお客様=写真掲載了解済)
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この八坂は、中腹辺りから、桜の木が続き、登り切ったところにある兼見御亭さんのところには、桜の木が何本もあり、ちょっとした花見ができるほどです。
そのため、八坂は、花見のシーズンは兼六園へのプロローグと言える雰囲気があります。

この日、ご一緒したのは、タイからお越しになったBossさん(愛称)とベッキーさん(同)のお二人。ここ独特の風情を感じ取ってか、「きれい」と声を上げながら、卯辰山方向の景色や、桜が配された風景などをカメラに収められました。

タイからのどのお客様も春先の日本の桜のことはよくご存知で、きれいな桜を目にふれてもらえたかと思うと、正直うれしくなります。

大空業務離れて金沢で親ぼく

国内外の空の旅を支える若者たちが、あかつき屋に集いました。お越しになったのは、JALグループの社員さんらで、地元小松空港のほか、成田や羽田にお勤めの人たちが金沢に集結、あかつき屋でお鍋料理などをされて、楽しい一夜を過ごされました。

常に緊張感がみなぎるお仕事から離れて金沢で過ごす休日。お客様は、あかつき屋では随分とリラックスされて、団らんされていました。

(乾杯する各地から集まったJALグループのお仲間たち=写真掲載了解済)
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今回のお泊りは、小松空港で地上業務に当たるKさんが企画されました。JALグループのこちらのお仲間は、「Dreamer」といい、夢を語り合い、明日のJALを担っていこうという熱き志をもった方々です。

今宵の食のメーン料理は、石川県のご当地料理としてテレビ番組の「ケンミンショー」でも紹介された、まつやさんの「とり野菜味噌」。お客様はあかつき屋のキッチンを使って、鶏肉と野菜が豊富なこのお鍋料理を作られました。

東京からお越しになったお仲間は初めて口にするお料理だったようで、「おいしい、おいしい」と顔をほころばせて召し上がられていました。
お仕事のこと、オフのこと、楽しいおしゃべりは、夜遅くまで続きました。

(ひろぽんさん=前列中央=の突然のお誕生会が開かれました)
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(日航機が描かれた特製ケーキ)
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このお食事会では、サプライズ企画が準備されていました。
羽田からお越しのひろぽんさんがこの日、誕生日ということで、突然のお誕生祝いが行われたのです。

日航機を描いた特製のケーキをお仲間から手渡されて、ひろぽんさんは、大きな瞳をさらに見開いてびっくりしたご表情。
「JALが世界一のエアラインになるようがんばります」と、はっきりとした口調で抱負を話されました。

金沢土産にKitkat!

身近にあるものをあかつき屋のお客様を通じて再認識することが時々あります。
今回は、チョコレート菓子の「kitkat」です。タイからのお客様とのふれあいの中から、そのお菓子を再発見しました。

タイのお客様、あかつき屋をお泊り後に金沢を離れる際、あかつき屋の隣のクスリのアオキ暁店さんで、日本の土産にと、kitkatをいっぱい買われたのです。「どうして?」と尋ねると、お客さんは笑いながら、その理由を教えて下さいました。

(kitkatについて説明して下さったタイの女性=写真掲載了解済)
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タイのお客様によると、kitkatは実はタイでも売られているのです。
「でも、タイのkitkatは、隣国で作ったもので、日本のものほどおいしくないし、高いんです」と、若い女性は話されました。
そして、いくつかあるkitkatの中でも抹茶風味のものが一番人気があるのだそうです。

そのお客様たちは、隣のクスリのアオキさんに立ち寄り、このkitkatを驚くほど数多くレジ袋に詰め込んで戻ってこられました。
私は、甘い物は好きな方ですが、実はこのkitkatは不案内で、中でも抹茶風味のものは、これまで食べたことがありませんでした。

(kitkatも話題に上った夜の団らん)
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(食卓に上ったkitkat)
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このお客様の話に興味をそそられ、抹茶風味のそれを初めて食べてみました。チョコレートと抹茶がほど良くブレンドされているためか、甘さが抑えられ、深みのする味わいでした。

夜のコミュニティルームでの団らんでは、米菓などとともに、kitkatもテーブルの上に並びました。むろんkitkatが話題に上り、このチョコレート菓子を介して、楽しく愉快な時間が生まれました。

桜と白山の妙 白山ろくの春

金沢では、桜が満開を迎えた頃、「こちらでは、いよいよ桜が見頃になろうとしています」との便りが届きました。そこは日本三名山の一つ白山に連なる白山ろく地域で、旧鳥越地区に職場がある友人のYさんからご連絡がありました。

山あいにあり、朝晩はまだ肌寒く、春が遅いその土地。ようやく花を開かせた桜の並木は、見る人の気持ちを少なからず暖かくしてくれます。そしてその背後には、雲がかかっていますが、純白の白山がゆったりと横たわっています。

桜と雪の色のコントラストの妙。この時季ならではの美景と言えるようです。

(白山ろくにも桜が咲き始めました=Yさんご提供写真)
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