あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

広済寺さん 英語版ガイド作成中

あかつき屋の前のお寺・広済寺では現在、外国人向けにお寺を紹介する英語版ガイド・リーフレットの作成を進めています。お寺のお世話役で、元英語教師のYさんが中心となり、あかつき屋もバックアップさせて頂いています。
今日その作成作業を、あかつき屋で行い、リーフレットの構成と内容について、最終的な詰めを行いました。リーフレットは、何とか5月中に完成させようと、もう一踏ん張り、ふた踏ん張りすることになります。

(広済寺さんの英語版リーフレットの作成に当たるYさん)
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約500年の歴史をもつ古刹・広済寺さんでは、あかつき屋が昨年1月にオープン後、外国人の拝観者がめっきり多くなりました。お寺では、これまで日本語版のリーフレットを備えていましたが、これでは外国人の方に対応できないと、英語版のそれを作ることにされました。

作成作業は昨年後半に着手、まずYさんは、従来の日本語版のリーフレットを英語に直しました。しかし、これでは長すぎるということで、よりコンパクトなものにと、構成、内容を見直しました。

(古刹・広済寺さんの正面)
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その結果、リーフレットの内容は、お寺の「歴史」「年中行事」「建物の特徴」「宝物」「おちょぼ伝説」の5部で構成することにしました。

今日は、その個々の記述や写真などについて、検討しました。
あかつき屋では、編集作業に全面的に協力、今後さらに必要な写真の撮影や、リーフレットのレイアウトなどでお手伝いさせて頂きます。

Yさんは長年お寺のお世話に当たってこられていますが、「こうして、文章に表すとなると、まだまだ分からないところがあるなー。間違ったことは載せられないので、しっかり調べてやらないと」と話し、佳境に入ったリーフレットの作成に、さらに意欲を燃やしておられます。

お寺に英語版リーフレットがあると、あかつき屋にとっては、大変ありがたいことなので、素敵なガイドとなるよう、こちらもできる限りお手伝いさせて頂くことにしています。

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春本番の陽気、浅野川河原に花の群落

今日は、昨日の雪から一転して春本番を思わせる陽気になりました。外出先の浅野川の河原では、野の花の群落が広がっていました。
あかつき家では、家の前に、雪割草の鉢を置きました。明るい日差しを浴びて、かわいらしい花は、うれしそうにも見えます。長かった冬の終わりを喜ぶのは、人ばかりでは、なさそうです。

(浅野川の河原に広がる花の群落)
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浅野川の河原の花は昼ごろ、もりの里のホームセンターへ出かけた際に、見つけました。春の日差しに誘われて、浅野川河畔に足を運んでみると、何か、明るく光彩を放っているかたまりが見えます。近づいてみると、花の群落でした。

どうしてこんなところにお花畑が?見回すと、近くに同じ花の畑がありました。たぶん、そこから花の種が、河原に飛んできて、芽を出したようです。
花の名前は分かりませんが、ちょっとした名所のような趣がありました。

(あかつき家の前に置いた雪割草。今年も無垢な花を咲かせてくれました)
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今朝、あかつき屋の玄関前に、雪割草を一鉢置きました。冬の葉ボタンと主役交代です。雪割草は、暖かな日差しを受けて、一気に花を広げました。

この雪割草。冬の厳しい寒波に耐えて、今年もしっかりと花を咲かせてくれました。
純な色合いの花をつけるこの山野草。
そこにひそむ生命力は、見る人に勇気を与えてくれます。

「金沢をアカペラの街に」その歴史知りました。

金沢をアカペラの街へと進展させる取り組むについて知る機会を得ました。
私たちが参画する異業種交流グループでは今日、金沢アカペラ・タウン2012実行委員会の本田政孝実行委員長さんらを招いてお話をうかがう会を開きました。

今年で3回目を迎える金沢アカペラ・タウン、実行委員会を中心に、大勢のボランティアらに支えられて、金沢がアカペラ・タウンへと進展していく様子がよく分かりました。

(金沢アカペラタウン実行委員長の本田さんから話をうかがいました。左隣は副実行委員長の山村さん)
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この会は、昨年オープンした金沢海みらい図書館のグループ活動室で行いました。講師として本田実行委員長さんのほかに、副実行委員長で、金沢大学生の山村聖奈さんをお招きしました。

テーマは「金沢をアカペラが響く街に」。本田さんは、アカペラタウンのイベントについては、2005年頃から毎年、金沢市の中央公園で「アカペラ・スーパーデー」という催しを開いていたところ、たまたま会場に来ていた金沢市の行政マンの目に留まり、市の後押しで拡充することになったと、説明されました。

また、アカペラ・タウンの催しの準備と当日の運営については、社会人、学生のボランティアを中心に行っているので、時間や人手のやりくりなどの苦労もあると話されました。

山村さんは、金大でのふだんの練習活動やアカペラの魅力などについても、語って下さいました。

(あかつき屋で開かれた金沢アカペラ・タウン第2回実行委員会)
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     あかつき屋で第2回実行委員会
今夏の第3回金沢アカペラ・タウンでは、ストリートライブの会場を、ひがし茶屋街にも拡大するそう。さらに、8月18日の本番前にも関連イベントを計画されているとのこと。

それについて検討するアカペラ・タウン第2回実行委員会が、前日の24日、あかつき屋のコミュニティ・ルームで開かれました。

やわらかで、気さくな雰囲気で行われた話し合い。スタッフの方々のこんなスタンスが、アカペラ・イベントを温かく、親しみのもてるものにしているんだなと感じました。

お客様の子どもたち まるよし→銭湯→国際交流!

あかつき屋で22日から23日にかけて、お客様の子どもたちと外国からのカップルの間で和やかな交流が繰り広げられました。
小中学生の子どもたちは、学校の春休みを利用して、長野県内からお母さんと一緒に来られ、外国からのお二人は、男性がスペイン出身、女性がメキシコ出身。双方は、もちろん互いに初対面ながら、掘りごたつに入りながら、ざっくばらんにおしゃべり、思いがけない国際交流となりました。

(夜ともに過ごされる長野の親子連れ=左側=とスペイン、メキシコご出身のカップル=右側=
                                    写真掲載了解済)
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長野からお越しになった親子連れは前にご予約された方でしたが、外国からのお客様は22日当日、飛び込みでご宿泊申し込みがあったお二人さんで、夜遅くにチェックインされました。

長野の親子連れのお客様は、昼過ぎにチェックインされた後、観光に出かけられ、夜、あかつき屋に戻られた後、近所のおでん屋「まるよし」さんで夕食をとり、その後、やはり歩いて2分ほどのところにある温泉銭湯でリフレッシュされてきました。

親子のお客様が掘りごたつのあるお部屋でくつろいでいる時、外国からの二人連れがお宿に到着されました。
あいさつもそこそこに、早速皆がこたつに入っておしゃべりすることとなりました。

外国からのカップルは英語圏のご出身ではありませんでしたが、英語はごたんのうで、その世界の公用語で、お客様同士意思疎通に努められました。

中学生の男の子は、学校でサッカー部に所属。ACミランのマークが入ったシャツを着ていたので、サッカーが話題になりました。サッカーはスペインでも盛んであり、その中学生はスペインでの様子をスペイン人の彼に尋ねられました。

外国からのお客様は、二人のお子さんに「好きな勉強は?」と聞かれました。
小学三年生は、日本語で「体育!」と元気にお返事。中学一年生は「Social Studies!」と、はっきりと答えられました。
一瞬何のこと?という空気が生まれましたが、「社会」であることが分かり、皆感心した表情でした。

このやりとりで一番驚かれたのは、そばで見ていたお母さんでした。外国人、それも初対面であるにもかかわらず、臆することなく、はきはきと受け答えするわが子の姿には、びっくりした様子でした。

「いつの間にこんなにしっかりしたのかしら」。お母さんは、ご長男については、サッカーに毎日打ち込んでいるので、体育会系の印象が強かったようでしたが、外国人相手に、自分の思いをしっかりと伝える姿に、わが子の別の一面を見られたようでした。

(長野からの子供さんが書かれた旅の感想)
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今朝、二組のお客様は互いに握手して、別れられましたが、小中学生は、あかつき屋での一泊二日の思い出を、お宿の自由帳にイラスト付きで書いていかれました。

楽しかった夜を振り返り、
(おでん屋さんの)まるよし→せんと~(温泉銭湯)→(あかつき屋での)交流、と記されました。

金沢に滞在された二日間は、雨が多かったのですが、二人のお母さんは、笑顔いっぱいの子どもさんのご様子に、「金沢に来て良かった」と話されました。
そして、「子どもが、(金沢で)一皮むけたようです」と、予期せぬ旅の成果を語られました。

公共貸自転車(まちのり)24日スタート

金沢市が実施する公共レンタサイクル(愛称まちのり)が24日、スタートします。
次第に暖かくなってきて、いよいよ春の行楽シーズン到来。あかつき屋の近くの兼六園下には、サイクルポート(自転車貸出・返却拠点)も設置され、準備は万端。お客様たちが、このレンタサイクルを駆って、街に繰り出す姿が目に浮かびます。

(まちのりのサイクルポート「兼六園下」)
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(サイクルポート「兼六園下」の端末機)
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だれもが手軽に市内を移動でき、環境にもやさしいということで、このレンタサイクルシステムが一昨年の試行期間を経て正式に実施されるものです。

市内18個所のサイクルポート(自転車貸出・返却拠点)と、まちのり事務局(金沢駅前ライブ1内)であれば、どこでも自転車の貸出・返却ができるシステム。料金は、1日200円(1回の利用は30分以内)で何回でも使えるというお得なもの。

この利用に当たっては、クレジットカードと現金の二通りのお支払い方法があり、サイクルポートにある端末機のタッチパネルで利用者の登録や料金の精算をします。

あかつき屋では、お客様の便宜を図るため、レンタサイクルの申し込み窓口(現金利用の場合)を設けました。

あかつき屋に近い小将町中学校入り口には、サイクルポート「兼六園下」が設けられ、既に自転車が並べられました。
金沢は、自転車を利用すると、一気に行動範囲が広がり、数多くの観光地を回れます。お客様にとっては大変ありがたい交通手段で、城下町をサイクリングしながら周遊される姿が目に浮かびます。

(紺屋坂に並んだぼんぼり)
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 紺屋坂にぼんぼり並ぶ
兼六園へと通じる紺屋坂には、ぼんぼりが設置され、桜の花見シーズン近しを告げています。風はまだ冷ややかですが、空は明るさを増しています。
近隣の梅の木も花の数が多くなり、何となく気持ちが弾みます。

一期一会 森長さんのパンでともに朝食

雨が時折降り、天候がもう一つだったこの週末。でもあかつき屋は、それぞれのタイプのお客様三組をお迎えし、にぎやかでした。
今朝の朝食は、鹿児島から来られたご家族連れと大阪からのお友達連れが、ともに掘りごたつの食卓を囲まれました。食材は、材木町のパン屋「森長」さんの焼きたてパン。ふかふかで、しっとりしておいしいと、お部屋には笑顔と明るい会話が広がりました。

(鹿児島と大阪からのお客様がともにされた朝食。森長さんの焼きたてパンを食べました=写真掲載了解済)
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一泊二日されたお客様は、鹿児島から新幹線と途中レンタカーを乗り継いで来られたTさんご一家と、大阪からお友達とお越しになったTさん、そして、あかつき屋のご近所に住む娘さんに会いに来られた岐阜県のSさん親子の三組でした。

このうち、鹿児島のTさんご一家と大阪からのTさんの二人連れは、思い思いに過ごされましたが、朝はそれぞれに焼きたてのパンを求めて、森長さんへ行かれました。

(Sさんがかかれたイラスト付きの旅のご感想)
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二組のお客様は、あかつき屋へはほぼ同時に戻って来られました。あかつき屋が無料サービスしているコーヒーを飲み物にして、朝食を取られました。

焼きたてのパンは、ふかふかで、とてもおいしいと、お客様に好評。昨日行った観光地やお食事どころなどについて語り合いながら、朝をさわやかに過ごされました。
大阪から来られたTさんのお友達、Sさんは、この旅のご感想を楽しいイラストを添えて残されていかれました。

三組のお客様ありがとうございました。またのお越しをお待ちしています。

「我が輩は三文豪」、近江町市場で大名丼

あかつき屋に東京から若いお二人がお越しになり、三連泊されています。そのお客様が金沢にご滞在中、気候が一気に春めき、その陽気に誘われてエネルギッシュに街なかを回られています。
歴史や文化にふれ、北陸ならではの食もご堪能、百万石の城下町の魅力を吸収され、大いにリフレッシュされたようでした。

(あかつき屋に三連泊された東京からのお二人。歩いて見て食べて金沢を満喫されました
 =写真掲載了解済、以下同じ)
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今日は、観光ガイドブックにはない金沢の穴場的スポットを知ってもらいたくて、朝、私はお二人を金沢城のふもとの小道・白鳥路をご案内しました。

白鳥路は、前日に乗った金沢ふらっとバスの材木ルートのバス停にもなっているので、お二人は名前は知っておられましたが、現地はご存知なかったようでした。

兼六園下から大手堀までの数百メートルを歩きました。雪はすっかり溶け、周囲の木々は暖かくなり、生気を取り戻しつつあるようでした。

(金沢の三文豪のポーズをまねた彼を彼女が撮影。
 室生犀星=上、泉鏡花=中、徳田秋声=下)
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途中、室生犀星、泉鏡花、徳田秋声の三文豪の銅像がありました。彼女のなっちゃんの提案で、彼がそれぞれの文豪のポーズをまねて、写真を撮ることに。
彼は、カメラを向ける彼女の前で、文豪になりきって、堂々のポーズをとってみせられました。三文豪は、謹厳な表情をしていますが、観光に来られた方が、親愛(?)の情を示してくれて、内心喜んでいるのでは、ないでしょうか。

(金沢城公園にタケノコがニョッキリ=彼女のなっちゃんが撮影、以下同じ)
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この後、お二人は、金沢城公園を回られました。石川門から入り、五十間長屋などを見学されましたが、途中、珍しいものを発見されました。
何と、敷地内で地面からタケノコが出ていたのでした。長い間雪に覆われていた金沢城公園でしたが、ここ数日の好天で、一気に「春」が顔を出したのでした。

お二人は、あかつき屋に戻られた後、皆で一日を振り返りました。タケノコは予期せぬ発見。その写真は「今日のベストショット」と一同納得しました。

(お二人は近江町で大名丼を食べられました)
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お昼は、海鮮丼を目指して、近江町市場へ。入ったお店で注文した海鮮丼は、「大名丼」という名前が付いていました。
ブリ、カニ、甘エビ、白エビ、イクラ、マグロ、ホタテ貝、さらには、ノド黒までのったその大名丼は、2,800円余りと少々値が張りましたが、「せっかく金沢に来たんだから(思い切って注文しました)。すごく、おいしかった。おなかいっぱいになりました」と、お二人は大満足の表情でした。

浅野川晴朗、あかつき屋の庭には名残雪

季節が一歩一歩前に進んでいるのを実感する日々です。
昨晩から朝方にかけて雪が降ったものの、昼ごろには青空が広がり、街は明るくなりました。

(西に傾いた陽を受けて輝く浅野川の河原)
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気持ちが軽くなり、夕方近く東京からお越しになったあかつき屋のお客様を、ひがしの茶屋街まで歩いてご案内しました。西に傾いた陽を受けて、河原はまぶしいほどでした。ここにも春の到来を感じました。

この時季の雪は、それほど深刻な気分になりません。すぐ溶けると分かっているので。前夜から降った雪で、庭にうっすらと積もった雪も、気温の上昇とともに消えていきました。この程度の雪であれば、風流と言えるかもしれません。

(あかつき屋のお庭に残った雪)
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今日は、ホワイトデーに当たりました。この日が近くなると毎年失念しないようにと気をつけるのですが、昨年は東日本を襲った未曾有の自然災害で、すっかり吹っ飛んでしまいました。

今年は、落ち着いて迎えることに。一年の節目節目を平常心で臨めることは、ありがたいことと感じました。

夏の金沢アカペラタウンへ始動

今夏、金沢の街角で若者らがさわやかな歌声を響かせる金沢アカペラタウン2012の第一回実行委員会が、あかつき屋のコミュニティ・ルームで開かれました。
金沢の夏の終わりの芸術文化イベントとして市民らに浸透しつつあるアカペラタウン。その成功に向けて、実行委員会の学生さんらが、あかつき屋の掘りごたつに入って自由に意見交換、イベントの準備作業がスタートしました。

(あかつき屋で開かれた金沢アカペラタウンの第一回実行委員会)
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今年で3回目となる金沢アカペラタウン。あかつき屋では昨年、この催しの開催期間中、台湾のアカペラグループのお宿として使って頂きました。
そのご縁もあって、あかつき屋では、大会実行委員会の会合の場として、大きな掘りごたつのあるコミュニティ・ルームを提供させて頂いています。

加えて言えば、息子が大学時代の4年間、アカペラサークルに入り、打ち込んだこともあり、うちの家族はアカペラのファンになりました。

この日の実行委員会では、実行委員会の本田政孝会長さんはじめ、社会人、学生さんらの実行委員の方々が集まり、8月18日を軸に開催予定の第三回金沢アカペラタウンの内容の大枠と、実行委員の役割分担などを決められました。

実行委によると、今年はさらに新企画を打ち出すとか。
年々魅力アップを目指すアカペラタウン。金沢が、アカペラのメッカになる日は、そう遠いことではないかもしれません。

胸うつ手作り木目込み雛人形の数々

今年ほど雛人形に深く思いをいたす年は、ありません。
それは、雛人形飾りが、季節の観賞用というよりは、先祖をしのび、現在の境遇に感謝し、そして我が子や孫の健康を願う、よすがになっているとの認識を強くする場面に出会う機会が数多くあるからです。

あかつき屋の近く桜町にお住まいの友人・山本裕之さん方も、それが如実に分かる雛人形飾りをされていました。先祖代々伝わる、お雛様の壇飾りをはじめ、奥様啓子さんがお生まれになった時に、そのお父様が整えられたという雛飾り、さらに奥様が手作りされた木目込み人形のお雛様もありました。

(山本さんの奥様啓子さんが手作りされた木目込み雛人形)
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いずれも優美な姿をしているのですが、そこにご家族の深い情愛が感じられます。見ているだけで、いやされ、慎み深い心持ちになりました。

山本さんは、祖先が残されたものを大切にされる方で、現在のお宅には、年代物の長持も置いておられます。先祖から伝わるお雛様はもちろん大事に守っておられ、この度、旧暦の桃の節句に合わせて、お部屋に披露されました。

その奥様は長年、木目込み人形をなさってこられました。教室の先生もされるほど達者な方で、その腕前を活かして、手作りされたお雛様をリビングルームに飾られていました。
人形のお着物は、古着を使っておられますが、材料を吟味されているため、優美さの中に、風格と落ち着きが感じられます。その人形の台には、先述した長持を使っておられました。

(手作りされた木目込み人形をご覧になる奥様)
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いくつかの木目込み雛人形のほかに、奥様がこれまで手作りされた日本人形なども見せて頂きました。細かなところまで注意を払った逸品の数々。その繊細な手さばき、心配りに感心するばかりでした。

山本さんご夫妻は、この3月31日にお嬢様を嫁がせます。東京にいた時、ちょうど一年前に発生した東日本大震災で絆が強まった彼と結婚することになったという娘さん。

ご夫妻は、そんなお嬢さん夫婦に、もしかして雛人形を贈る日がくるのではないか、そんな思いも抱いておられるように拝見いたしました。

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