あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

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産直、完熟のイチジクに大満足

今日、能登に行くことになり、途中、宝達志水町(旧押水町)にある「押水特産直売所」に立ち寄りました。店頭には、お目当てのイチジクが、鮮やかな赤紫色でパックに入って並んでおり、早速買い求めました。自宅で食べたところ、実は完熟で、果肉は甘く口の中でとろける感じ。旬の特産品を地元で求めて食する、このぜいたくを改めて知りました。
(押水特産直売所)
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(店頭に並ぶイチジク)
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この直売所は、国道159号沿い、宿東交差点のそばにあります。季節に応じて、旬の果実や野菜、山菜などが並んでいるので、能登方面に行く際は、必ずといっていいほど訪れています。

この日は、イチジクは、完熟のものと、完熟一歩手前のものとの2種類が並んでおりました。私は前者を選びましたが、お客さんが次々訪れてイチジクを買っており、あと10分ほど遅かったら、欲しい品が売り切れになっているところでした。

自宅で早速頂いたところ、さわやかな甘みとヘルシー感に大満足。この季節の恵みを堪能したことでした。

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布製マスコット、玄関上がり口にほのぼの感

町家ゲストハウスでは、玄関から上がった和室の間に布製マスコットを置きました。ウサギや金魚、手まりをかたどったもので、ほのぼのとした雰囲気を醸し出しています。

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先日、私どもの知り合いの夫妻が町家ゲストハウスに来られた際、お土産として持ってこられたものです。そのご主人のお母さんが、端切れを使って手作りされました。

布地の柔らかな風合いは和室になじみ、またウサギなどのマスコット人形の顔は、何ともほほえましい感じです。マスコットは、和室の上がり口の和机の上に置いていますが、町家ゲストハウスに訪ねてこられた人は、これらに目を留め、思わず表情を緩めておられます。

ふだん部屋のレイアウトや飾りつけについて、いろいろと思いをめぐらせていますが、布製マスコットを置いてみて、こんなのが必要だったんだな、と実感します。



うれしい定食の種類多い中華店

昼時、何をどこで食べるかは、一日のちょっとしたテーマ。できれば、新たなところを開拓したいという思いもあり、今日はたまたま近くを通った「チュー材木町店」さんに入りました。定食の種類は多く、加えて味もボリュームもまずまずとあって、結構満足しました。

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よそのお店についてコメントするのは、僭越であり、全く身の程知らずなのですが、良いお店だったということで、ご容赦頂きたいと思います。

お店の外観は年季の入ったものでしたが、中に入ったところ、掃除がきれいにされており、まず最初に好印象をもちました。
壁に貼られたメニューは、中華の定番料理のほかに、〔焼き飯+ラーメン〕〔玉子丼+ラーメン〕〔牛丼+ラーメン〕などのサービスセットは、AからDまでと種類が豊富で、その上、野菜炒め定食やとんかつ定食などのラーメンを伴わない定食が幾種類もありました。

また、「復活 ただ今全員の方に50円引き」とボードに書かれており、昼食時間帯は割引サービスがされていました。

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私は本来650円のところ600円で八宝菜定食を食べました。味、量とも私にとっては満足のゆくもので、またビンに入ったふりかけが添えられているのも、悪い気はしませんでした。

歩いていけるところに、安心して食べられる食事どころがあるというのは、ありがたいこと。そのお店も、きっと近隣の人たちに親しまれて、長年ご商売をされてこられているのでしょう。



美景守る温かな心遣い

町家ゲストハウスの前で、秋をひときわ感じさせてくれるススキの群れ。穂の数も増え、それらが風にそよぐ姿は何とも言えないものだなぁと見ていたら、茎の中ほどで棒のようなものでくくってあるのを発見しました。近づいて見るとススキが倒れないように、プラスチック製の支柱でススキの周りを束ねてあるのでした。

(ススキが穂をなびかせる植え込み)
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(ススキが倒れるのを防ぐプラスチック製の支柱)
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ススキがある植え込みは、近所の人によると、隣家の敷地であるとのこと。ただ、そのおうちは、お年寄りの方が入院されて以降、お留守になっているとのこと。しかし、離れて暮らすその家の娘さんが、家周りはきちんとしておきたいと、シルバー人材センターに頼んで、植栽の手入れをしてもらっているのでした。

今日、たまたまシルバーの人に出会いました。ススキが見事で、その労に感謝の言葉を述べると、シルバーの男性は「この前の台風でススキが傾いていたので(プラスチック製の棒で囲いました)。通行の妨げになるし、いいのに(状態で)見てもらいたし」とさりげなく話されました。

家はしばらく空けたままになると、樹木や草花がのび放題になり、すぐ荒んだ状態になるもの。でも、そうなってはいけないと、自分が手をかけられなければ、人の手を借りても維持管理に努め、そして、手入れの依頼を受けた人は、その意をくんで、通りいっぺんではなく、周囲に目配りしながら、その仕事を全うする。

ややもすれば見落としそうなことですが、それぞれの温かな心遣いと工夫を感じ、気持ち潤うひとコマでした。




行商の男性、茶屋街を悠然と行く

秋晴れのある一日、ひがし茶屋街をそぞろ歩いていたら、耳慣れぬ鐘の音が聞こえてきました。その方向に顔を向けたら、男性が悠然と車を引いてこちらに向かってきました。噂には聞いていた浅野川界隈でお豆腐を売り歩く行商の車でした。

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行商の車を引いておられたのは、「高山とうふ」の若きご主人。ウエスタンハットをかぶったご主人は、この日は日差しが強かったせいか、サングラスをかけ、半ズボンにランニング姿。がっちりとした体、汗で光る太い腕は、精かんそのものといった感じです。

「いつもここ(茶屋街)を通るんですか」と尋ねると、「ええ、午前に1回来ることにしています」との返事。ここが行商のルートになっているようでした。

お仕事中ですから、それ以上の質問は控えましたが、風格のある街並みを颯爽と行く行商の男性、すごく格好良く見えました。

彦根のお宿から帰る 次の段階へ

お宿修業先の彦根市から本日午後、帰ってきました。今回は2泊3日と、前回より短かったものの、滞在中はやはり緊張感があり、自宅に着くとほっとしました。ゲストハウス開業に向けての研さん、学習はもちろんこれで終わるものではないものの、町家リニューアル等、次なる課題も目前にあり、気持ちを新たにして次の段階に進むことになります。
(とばや旅館のご家族の方々)
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お宿修業でお世話になった彦根市内の町家旅館「とばや旅館」さんでの研修は、やはりお掃除や食事時の配膳、片付けが中心となりましたが、今回は80代半ばのとばやさんのご主人が事務・経理の大ベテランとあって、そのポイントについて、手ほどきを受けました。お宿の経営のあり方をはじめ、経費の取り扱い等々、実体験に裏付けられた説得力のあるお話を頂きました。

女将さんは80歳とうかがいましたが、とてもそのお年に見えないバイタリティーがありました。朝夕のお料理からシーツ、浴衣等の洗濯は、中心になってされておりましたが、若い人でも1人でこなすのが大変だろうと感じました。日々の仕事がエネルギーの源、生きがいと見えました。まだまだ、現役として、お宿を引っ張っていかれることでしょう。

若主人は大卒後、サラリーマン生活を経て、家業に戻った方。何かと私に目を配って下さり、私も頼りにして、いろいろと質問などさせて頂きました。大柄な方ですが、動きは軽快で、明るくお客さんとやりとりする姿は、好感がもて親しみのあるお宿づくりにつながっていると映りました。そんなお人柄ですから、周囲から慕われ、地元の彦根商工会議所の青年部をはじめ、県の商工会議所青年部のトップに推挙されたというのも、うなづけます。


本当に、これまで一人の客に過ぎなかった私の修業の申し出を、戸惑いはあったようですが、快く受け止めて下さり、最後まで親身になって、ご指導して下さったことに対して、この場を借りてお礼申し上げる次第です。ありがとうございました。

  リニューアルへ大詰め打合せ
9月は、アメリカの若者らのボランティアでの受け入れもあって、瞬く間に過ぎ去ろうとしています。10月から町家のリニューアルを行う予定。その関係で建築士さんや、工務店さんらとも、大詰めの打合せに入ります。次第に肌寒くなってきましたが、こちらは、さらにホットな毎日になりそうです。

再び彦根へ お宿修業後半戦

23日、再び滋賀県彦根市内の「とばや旅館」さんに向けて出発します。お宿修業の後半戦と言えるもので、気持ちを新たにして、また頑張ってきます。

8月初旬、私の宿修業についてとばや旅館さんにお願いに上がった際、その期間を1週間にしようかと考えたのですが、お互い手探りのところがあるため、とりあえず期間を前半、後半に分けることにしたのでした。今回の彦根行きは、その後半に当たるもので、1ヶ月ぶりの現場での実践学習となります。

書籍や資料を読み込む勉強、インターネットによる情報入手、セミナー受講等々、学習の方法はいろいろありますが、他人様の中で、修業の身として立ち働くのは、厳しさの点で雲泥の差があるのでは、と実感しております。思い込みや偏った知識も正されるのではないでしょうか。

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雨交じりの天候となった今日、町家ゲストハウスの前の植え込みを見たら、幾本ものススキが羽根を広げるように穂を伸ばしていました。その背後には、空をも覆わんばかりの瓦屋根を載せて鎮座する広済寺さんが。昼時でも、静けさが支配する界隈。秋の深まりを感じたことでした。

市中心部が躍動 軽快なリズム心地よく

とかく歴史や伝統文化が前面に押し出されがちな金沢にあって、9月18日からの3連休は、金沢のもう一つの顔がクローズアップされた期間でした。市中心部の20会場で「金沢ジャズストリート2010」が開催され、軽快なリズムが響きました。

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私は、しいのき迎賓館・石の広場での演奏に出くわしました。ちょうど、国立音楽大学ニュー・タイドジャズ・オーケストラがステージに立っていました。躍動感のある、心地よいリズムに、しばし耳を傾けました。

この一帯は近年整備が進み、開放的な空間となりました。金沢城の緑や石垣、緑豊かな兼六園、そしてレトロとモダンを兼ね備えた、しいのき迎賓館の建造物。この中にたたずんでいるだけで、晴れ晴れとした気持ちになります。

連休中、人々も活発に動きました。今年初めて実施されている公共レンタサイクルを使って、観光客らが主要観光スポットを訪ねたようです。サイクルポート「香林坊」の係員によると、特に19、20日は自転車がなくなるほど、利用が多かったそうです。観光客が軽やかに自転車で市内を移動する姿が、金沢の新風景になっていくのかもしれません。

「伝統、日本的なもの 大切に」

友人の結婚式出席で金沢に訪れたアメリカ人グループがこの町家ゲストハウスに滞在していた時、彼らから町家の利活用について貴重な感想や意見が寄せられました。いずれも傾聴に値するもので、端的に言えば「伝統や日本的なものを大切にしてほしい」ということでした。

彼らはこの町家について、部屋の利用方法や設備、サービスなどについて、実に率直に思いを語ってくれました。中には、「ノートとペンを貸してほしい」と言い、部屋に応じた活用方法を図示してくれるエンジニアの男性もいました。

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また、ある夫妻は町家独特の高い天井や床の間などを念頭に「東京のビジネスホテルなどど比べると、ゆったりとしており、過ごしやすかった」と印象を語ってくれました。

そして、彼らは異口同音に、町家がもつ伝統的な美しさを維持することが重要であると強調し、そのためには宿泊料金についても、考慮する必要があるとアドバイスを受けました。
おっしゃる通りで、その点が悩ましいところでもあるのです。

ひがし茶屋街に花嫁道中映え

ひがし茶屋街で、国際結婚したカップルの「花嫁道中」を間近に見る機会に恵まれました。私どもの友人ご夫妻の娘さんが、茶屋街に隣接する宇多須神社で結婚式を挙げられ、式後、新郎新婦がご親族や友人らと一緒に、日本情緒漂う通りを歩かれたのでした。新郎は、英語教師を務めるアメリカ人男性で、その晴れ舞台には、アメリカから新郎のご家族、友人らが多数祝福に駆けつけ、秋晴れの下、華やかさが街に際立ちました。

式が執り行われた宇多須神社拝殿では、厳粛な雰囲気の中、新郎新婦が誓いの言葉を述べた後、指輪の交換が行われました。明るく快活な新郎新婦も、この時ばかりは、終始神妙な表情でした。
(結婚式での指輪の交換)
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この後、式参列者は茶屋街の目抜き通りへ。しずしずと歩く新郎新婦を沿道の観光客らが、まぶしい表情で見守り、祝福の拍手を送っていました。

(茶屋街の小路を歩く「花嫁道中」)
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(新郎新婦の友人も加わった記念写真)
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 新郎の友人たちをお泊めすることに
実は、この結婚式をめぐって、私どもは思いがけない体験をすることになったのです。新郎の友人たちが、金沢に滞在中、私どもの町家ゲストハウスに宿泊したいとのリクエストがあったのです。どうせ泊まるのなら、日本情緒を味わいたいと、町家を指名されたのでした。

「私たちの勉強の機会にもなる」と、私どもは大急ぎで準備に入り、ここ半月ほど掃除や、電気器具、家具などの点検に奮闘し、結婚式前後、ボランティアで数日間彼らの宿泊のお世話をさせて頂きました。

彼らが滞在期間中、英語のシャワーを浴びることになり、全身注意力の塊に。理解しにくい時は筆談を交えながら、何とかしのぎました(?)。
(町家ゲストハウス前での新郎友人たちの記念写真)
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うれしかったのは、彼らは私どものゲストハウスの開設に向けて、いろいろとアドバイスしてくれたこと。大いに参考になるもので、今後分からないことがあったら「遠慮なくEメールを送って下さい」とのことでした。

式の朝、彼らは正装に着替えた後、町家正面で記念撮影し、東山に向かうため、ふらっとバスのバス停「小将町」に歩いて行きました。











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