fc2ブログ

あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

梅雨の中休み 花の彩り楽しむ

梅雨と言っても、雨空や曇り空ばかりではないですね。本格的な夏の到来を感じさせるような青空が広がったりすると、鬱陶しい気分は、吹き飛びます。あかつき屋では、お庭の樹木や鉢植えの草花が生長を続け、彩りは増していっています。

東側に位置するお庭。ギボウシが房状の白い花を咲かせ、今ちょうど満開となっています。庭の真ん中に位置するギボウシ。お客様の目に必ず留まります。清楚で無垢な佇まいで、ここばかりは、グレイな梅雨の雰囲気と無縁です。

【あかつき屋の草花の彩り】
(ギボウシが満開に)
0626giboushi01.jpg

(軒下の風鈴は夏の音を奏でます)
0626huurin.jpg

その庭に面する軒下には、高岡銅器の風鈴を下げています。風に揺られ、時に奏でる高い金属音。お客様は、時が止まったかのように、その静寂を楽しんでおられます。

(玄関ではアジサイなどが彩り)
0626ajisaietc.jpg

(洗面所に苔玉を置きました。)
0626komedama.jpg

玄関では、アジサイのほか、日日草などの寄せ植え。洗面所など館内の各所には、草花を植えこんだ苔玉を配し、彩りを添えています。

夏本番を前にしたあかつき屋の佇まい。少しずつ季節が動いていくのを体感しながら、仕事に勤しんでいます。

スポンサーサイト



時節到来 梅酒作り楽し(^-^)

蒸し暑く、鬱陶しい季節となりました。金沢も梅雨入り。日々寒暖差があり、雨の日は、暑いのか、寒いのか、分からなくなるほどです。体調管理が難しい時でもあります。

そんな時季でも快く過ごしたいと、この度、梅酒作りに勤しみました。自宅の庭などで育つ梅の木から採取した梅の実を材料にしたもの。1時間ほどの作業でしたが、試飲の時を思い描いて、心が弾みました。

(収穫した梅の実)
0618umemain.jpg

梅酒作りは、近くの兼六園の梅林での梅の実の収穫時期を目安にしています。兼六園でその収穫が始まったとのニュースを見て、自宅でも数本の梅の木から実を収穫。サイズにばらつきがありましたが、約1㌔ほど確保しました。

(購入したホワイトリカーと氷砂糖)
0618umesyustuffs01.jpg

(出来上がった梅酒。熟成を待ちます)
umesyukansei.jpg

その後、あかつき屋の近所のふじた酒店さんで、梅酒作りに必要なホワイトリカーと氷砂糖を購入。
あかつき屋の台所で、梅の実を入念に洗い乾かした後、瓶の中に実と氷砂糖を交互に重ねて、その後、ホワイトリカーを注ぎ入れました。

作った梅酒は数か月後に飲めるようになると、説明書には書いてありましたが、来年に飲んでみようと思っています。

これまで2度梅酒作りにチャレンジしています。
私は、いわゆる酒飲みではないので、飲むことより、専ら作ること自体を楽しんでいるといったあんばい。瓶の中で満たされたアルコールの液体の中でひしめいているる梅の実を見ているだけで、心が和みました。

(洗面所に置いたアジサイ)
0618ajisai.jpg

     お宿の各所にアジサイの花
梅雨時は、アジサイの花が見頃な時。お客様には、さわやかな気分になってもらおうと、洗面所や上がりの間などの各所にアジサイを配しています。見ているだけで、鬱陶しさが和らぎます。

日本一周旅のご夫妻 花菖蒲園へ案内

お客様には四季折々の美しさを身体いっぱいで感じてほしい。金沢でお宿業あかつき屋を営む私たちの願いです。そして、今回お客様にその機会を提供させて頂きました。卯辰山中腹にある花菖蒲園へのご案内です。

花菖蒲園はこのところ、かれんな花を相次いで咲かせており、いよいよ見頃な時季に。ご案内したのは、日本一周旅行中の若いご夫妻で、思いがけない風景との出会いに、満足され、笑顔を見せておられました。

(爽やかな花が咲き誇る花菖蒲園)
0609flowers.jpg

(お二人は花をバックにパチリ=写真掲載了解済)
0609couple01.jpg

こちらのご夫妻は、2年ほど前にご結婚されたそうですが、このコロナ禍により、当時は新婚旅行は見合わせられ、今回のマイカーでのご旅行は、遅めのハネムーンと呼べるものでした。

お二人は、ご出身の中国地方を昨年11月に出発し、各地を回られた後、飛彈・高山、白川郷を経て金沢入りされました。

お泊まり後の朝ごはんについては、材木町のパン屋・森長さんでお好みのパンを購入した後、花菖蒲園へ。園内を歩き、爽やかな色あいの花菖蒲や紫陽花を楽しんだ後、あずまやの長椅子に腰を下ろして、ブレックファスト。

(あかつき屋でも楽しい時間を過ごされました)
0609couplesub.jpg

爽やかな風がそよぐ中、人がまばらな花園で、心おきないおしゃべりで朝の時間を過ごしました。ご夫妻にとっては、この園での朝食は予期せぬことだったので、前日の温泉銭湯入浴と合わせ、長旅の疲れをいやすのに、十分だったようです。
私にとっても、心地よい時間を過ごせ、忘れ得ぬ出来事となりました。

Yさん、この度のご宿泊ありがとうございました。お二人の夢がかなうよう、金沢の地から応援しています。

お客様 桜の花模様に心動かす

春の到来を象徴するとも言える桜の花。いったん咲き始めると、気温の上昇とともに花びらを広げ、一週間もたたないうちに満開にもなります。満開の状態でとどまってほしいと願っても、それはかなわぬことで、それだからこそ人は桜花の見頃を逃すものかと、時間をやりくりしてでも花見の名所を訪ねるようです。

あかつき屋の徒歩圏内にある兼六園。先の週末は桜の満開時期とも重なり、大勢の人が訪れました。私どももこれまで夜桜見学を含めて数回訪れ、降り注ぐような花々に魅せられました。

(満開となった広済寺さんのシダレ桜)
0414shidaresakura.jpg

それらソメイヨシノの桜が主役を譲るように、シダレ桜が見頃を迎えました。あかつき屋の前のお寺・広済寺さん。知る人ぞ知るシダレ桜の名所です。このお宿のお客様も観賞させて頂き、満開の桜花に酔いしれられました。

広済寺さんのシダレ桜は毎年、兼六園の桜から数日遅れて開花し、やはり数日遅れて満開となります。この度二泊されたお客様は、その満開の時季と重なりました。

お寺の境内を散策させて頂きました。古刹の天空を覆うように広がる桜花。時折風で花が散り落ちていきます。
カップルのそのお客様。「見事です。心が洗われますね」。

こちらのお客様は、前日には兼六園、金沢城公園を花見方々三時間ほど歩いたそうで、このお寺での花見は予期せぬことでした。感嘆の声を漏らされる姿に、こちらも和みました。

0414oniwa.jpg
      新緑が広がり、美しいあかつき屋のお庭
あかつき屋のお庭も、新緑が一層増してきました。日ごとに明るくなっています。
ツツジは、花のつぼみを数多くつけ、ゴールデンウイーク頃には、咲き競うかのよう。お庭の手入れも苦にならず、楽しみな毎日です。

寒波到来、お庭は雪景色

いよいよ冬本番。北陸に本格的な寒波が到来し、間断なく雪が降る天候に。時折、鰤起こしと呼ばれる雷鳴もとどろき、その音が鳴るたびに体が揺さぶられるようです。

あかつき屋も一気に冬の風景になりました。雪吊りが施されたお庭は、木々が雪で白くなりました。雪は、そんなに重たくなく、風が吹けば飛散し、そして再度の降雪でまた白くなるといった按配。
寒いので、この風景を引き戸を開放して、ゆっくり観賞するという訳にはいきませんが、お客様には、片時でも見て頂ければ、金沢町家の冬を体感することになるのでは、と思っています。

(雪で白くなったお庭)
1218snowygarden.jpg

クリスマスが間近。あかつき屋では、その飾りつけを行い、お客様を迎えています。
コロナ対策のビニールカーテンに色とりどりのカラーボールなどを付けました。玄関の下足箱には、苔玉のわきに、きらびやかな球形や立方体のデコレーション、コミュニティルームの小机には、サンタさんが様々なポーズを取る置物などを据えました。
そのかわいらしさは、外の寒さを忘れさせてくれます。

(ビニールカーテンにクリスマス飾り)
1218gard.jpg

(玄関の下足箱にも)
1218entrance.jpg

(ミニサンタが様々なパフォーマンス)
1218okimono.jpg

年が押し詰まってきました。雪の風情を味わいながら、この時季ならではの習わしを一つ一つこなしていきます。