金沢百万石まつりが終わり、街は落ち着いたムード。先日梅雨入りとなり、観光関係のお仕事に就く人にとっては、梅雨明けまで少し時間的余裕が生まれる時季です。
という訳で、過日福井県大野市を訪れました。ここは名水の町として知られており、至る所に湧水スポットがあります。蒸し暑い日でしたが、満々とたたえられた水場に、心身共にいやされました。
(大野市の御清水。名水百選に選ばれています)

(結ステーションの水辺)

環境庁の名水百選にも選ばれた御清水(おしょうず)。古くはお殿様のご用水として使われていたことから、殿様清水とも呼ばれているそうです。
立ち寄った時、年配の人たちが、円形の水くみ場に集い、涼をとっていました。
近くの越前おおの結ステーションというところにも足を運びました。観光や街歩きなどの拠点となる公共施設です。そこにも、水辺があり、女の子たちがそこで水に親しみ、遊んでいました。
梅雨入り後、信州・乗鞍高原へ仕事関係で日帰り出張しました。
空いた時間に車を走らせ、一の瀬園地を訪れました。そこは、かつて牛が放牧された所で、高度経済成長が始まった昭和30年代に観光施設として整備されたそうです。
(乗鞍高原一の瀬園地を流れるせせらぎ)


白樺の木立があり、いかにも高原といった感じ。周囲の山の佇まいと合わせ、洗練とした雰囲気が漂い、北陸にはない景観です。バーベキュー施設もあり、レジャーには持って来いの場所です。
ここにも、自然のせせらぎがあり、涼感を醸し出していました。純な山の緑と水辺。再度訪れ、このそばで仲間とバーベキューなどしたら楽しいだろーな、と思ったことでした。
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都心にあるとは思えない、豊かな緑が広がる絶佳な景観でした。東京・文京区にある「ホテル椿山荘東京」を初めて訪問、その庭園を散策しました。
万緑の中に、三重塔あり、石灯ろうや滝ありと、壮大さを備えた純和風庭園。心安らぐ、潤いのひと時を過ごしました。
(豊かな緑に包まれたホテル椿山荘東京)

東京に住む家族に慶事があり、息子の仲介により椿山荘でお食事会を開きました。それを終えて、庭園をそぞろ歩きました。
そこは、1300年代の南北朝の頃から「つばき山」と呼ばれ、明治に入ると、元勲・山県有朋公爵がその土地を購入し、起伏ある地形を生かした名園を造り上げたという歴史をもちます。
(三重塔「圓通閣」を望む)

(涼感あふれる滝)

(水鉢のそばで花咲かすガクアジサイ)

その日は、暑い一日でしたが、緑陰は涼しく、静やか。三重塔「圓通閣」は濃い緑に包まれ、凛とした雰囲気。その塔へと続く散策路には滝があり、豊かな水量の水を落としていました。
丘を登り切った三重塔近くには水鉢があり、そのそばには、早くもガクアジサイが清楚な花を咲かせていました。
この日は、金沢から朝早い出発だったので、そばの長椅子でしばし憩いの時を過ごしました。
(池袋のサンシャインシティで水族館見学)
ペンギン空飛ぶ水族館へ帰りの新幹線までまだ時間があったので、ほど近くにある、池袋のサンシャインシティへ。エレベーターに乗り、屋上のサンシャイン水族館に行きました。
お目当てのペンギンが空を飛ぶプールへ。噂通り、幾羽ものペンギンが高層ビルや青空を背後に、気持ちよさそうに泳いでいました。水族館には、お気に入りのカピバラもおり、楽しかったです。いい一日でした。
あかつき屋はこの週末お休みをいただいて、首都圏を訪れました。日本海側とはうって変わって暖かく、空は青空。別の国に来たかのよう。前から気になっていたあちこちを訪ねました。
その中で、JR駒込駅近くにある、国の特別名勝・六義園を散策しました。ちょうど紅葉は、今が真っ盛り。他の観光客に交じって、初冬の風情を楽しみました。
(広大な六義園=東京・駒込)

六義園に行こうと思ったのは、日経新聞「何でもランキング 専門家が選ぶ 昼も夜も紅葉を楽しめる庭園東西10選」(2016年10月1日付)で、東のトップになっていたから(ちなみに西の一位は我が金沢の兼六園)。
(ピークを迎えた六義園の紅葉)


徳川5代将軍・綱吉の側用人、柳沢吉保が7年の歳月をかけて作り上げた回遊式築山泉水庭園。約560本あるというモミジは今がちょうど見頃を迎えており、ひと際鮮やかでした。
歴史的な佇まいの茶屋も趣があり、見ているだけで落ち着いた気分に。ここがとても大都会のど真ん中にあるところとは、思えませんでした。
東京って、あちこちに緑と水のオアシスがあり、人込みから離れて、そんなスポットへ行くと、身も心もいやされます。
(青空の下、そびえ立つ東京タワー)

その日は、東京タワーのふもとへも足を運びました。そこで会食があったからです。
木立ちの中から仰ぎ見る、タワー。高さは、東京スカイツリーに譲りましたが、その威容は富士山を見るように、神々しいほどでした。
過日、あかつき屋は、お休みを頂いて、ちょっと遠出をしました。出かけた先は、滋賀県の琵琶湖の北部、湖北と呼ばれるところです。
日本一大きい湖の琵琶湖。そこは、見渡す限り湖面が広がっており、心が解き放たれた気持ちになります。空模様の変化とともに、変わる風景。秋の深まりも感じる時間となりました。
(道の駅「湖北みずどりステーション」付近から臨む琵琶湖)


琵琶湖へは車で出かけました。湖北地方は、金沢からは案外近く、2時間ほどで着きます。その長浜市北部を訪ねました。
道の駅「湖北みずどりステーション」に着いた時は、夕暮れに近かったこともあり、琵琶湖は、日の光や雲の形状の変化もあり、様々な表情を見せてくれました。
遠方には、比叡山に連なる山並みがあり、その前方に広がる湖。
穏やかに浮かぶ竹生島も望めます。
風は、ほとんどなく、波はいたって静か。
刻々と変わる空模様とともに、湖もその色合いを変え、いつまでも見ていても飽きが来ません。
(南浜水泳場近くの湖畔から)


ちょっと南下して、南浜水泳場付近の水辺を訪れました。そこは、ある大手メーカーの保養施設のそばで、家族連れらの姿がありました。
釣りをする人、散策する人。いずれの人も、湖にすっかり溶け込んでいる感じです。
ここに来ると、また景色が変わり、そばの保養施設と相まって、リゾート地的な趣もあります。
ご愛敬というのか、そばの休憩施設を住みかにしている猫があちこちにおり、人とふれあっていました。とても幸せそうでした。
(思いがけず素晴らしい夕景と出会いました=国道365号から)

この湖畔を後にしての帰り道。思いがけず、見事な夕映えと出会いました。広がる雲をキャンバスにして、映し出される色のグラデュエーション。
その至高の風景は、一分にも満たないほどのわずかな時間でしたが、強烈に心をとらえました。
名古屋出張の帰り道、岐阜・大垣市に途中下車し、しばし散策しました。大垣は、大垣城を中心に広がる城下町。歴史的な趣にふれたいという思いがあったこのとのほかに、あかつき屋のこれまでのお客様の中には、このまち在住の方が何人もおられ、そんなことから、以前から興味があったのです。
まちなかのビジネスホテルにお宿をとり一泊、大垣城や水門川遊歩道界隈をそぞろ歩きました。「水都」と言われるだけあって、梅雨空の下でしたが、涼しげな街歩きとなりました。
(大垣のシンボル・大垣城)

(戸田氏鉄の騎馬像)

大垣城は慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いの折には、西軍石田三成の本拠地になったことで有名。寛永12年(1635年)に戸田左門氏鉄が入城し、その後11代にわたって善政が続いたといいます。
お城は、昭和20年に戦災で焼失しましたが、昭和34年に再建されたそうです。
大垣城へは、ホテルをチェックアウトした朝に訪れました。さすがに平日の朝とあって、観光客の姿はほとんどなく、静かな雰囲気に包まれていました。
濃い緑の中に、凛とした佇まいのお城。見ているだけで、気持ちが改まりました。
お城のふもとには、戸田左門氏鉄の騎馬像がありました。氏鉄は、大垣城に入城後、善政により、明治の版籍奉還に至るまでの藩の基礎を築いた名君だったそう。きっと、大垣市民の崇敬を集めているのでしょう。
(市民の憩いの場になっている水門川遊歩道沿い)

かつて大垣城の外堀であったという水門川の遊歩道も歩きました。緑を配し、きれいに整備されており、トイレも各所に配置。市民の憩いの場になっているよう。
お食事については、海鮮系が主流の金沢と違って、焼肉や焼き鳥、焼きそばなどのお店が多いように感じました。大垣に着いた夜は、串焼き店・橘屋さんに入り、生ビールの友として、ホルモンや砂肝、コロッケなどを食しました。年季の入ったお店だけあって、期待を裏切らないお味でした。
(お土産に買った水まんじゅう)

お土産に大垣駅の売店で水まんじゅうを買い、特急しらさぎに乗り帰途につきました。
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