あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

記者の卵さんたち 金沢を精力的取材

9月は日本の大学の多くは、まだ夏休み。あかつき屋には、連日のように全国各地の学生さんたちがお越しになっています。

この度、あかつき屋にお泊まりになったのは、早稲田大学政治経済学部で学ぶ学生さんたち。将来ジャーナリズムの世界を目指しておられ、瀬川至朗早大政治経済学術院教授が開くゼミのゼミ生です。
金沢には、9月21日から二泊三日で滞在され、ホットなテーマで取材活動を繰り広げられました。

(あかつき屋で打合せする学生さんら)
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学生さんたちは、あかつき屋には、貸切で滞在されました。
三つの班に分かれ、「金沢町家」「民泊」「金沢21世紀美術館」のそれぞれのテーマを設定し、行政やNPO、業界団体の関係者や街角で通行人にインタビューするなど、エネルギッシュに取材活動を繰り広げられました。

(NPO金澤町家研究会の担当者からお話を聞く学生さんら
                          =ご提供写真)
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(訪れた金沢21世紀美術館=同)
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あかつき屋では、各班が取材結果を報告したり、今後の調査方針を検討したりと、熱心に研究活動に当たられました。
私の方からは初日、あかつき屋の金沢町家としての特長や地域と連携して行う各種の活動について、映像資料を交えてお話させて頂きました。

学生さんらは最終日の夜は、あかつき屋のコミュニティルームで打ち上げのお食事会をされました。

(充実のゼミ合宿を終えた学生さんら、後列右から3人目が瀬川教授)
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私にとっても、いろいろと学ぶことの多い数日間でした。
皆様、ご宿泊ありがとうございました。また、元気なお顔を見せて下さいね。

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建築学ぶ学生さんらと共に

明日の建築界を担う意欲的な若者たちと一夜を共にしました。あかつき屋にお越しになったのは、新潟大学工学部建設学科建築学講座で学ぶ大学院生、学部生の皆さんです。

学生さんたちは、同講座の黒野弘靖准教授の研究室の方々です。7月23、24日に福井大学で開かれた日本建築学会北陸支部大会を終えて、黒野先生とともに金沢に入られました。こちらで学生さんたちには、国登録有形文化財のあかつき屋の建物のことや、あかつき屋がふだん行っている地域との連携などについて、話させて頂きました。

(新潟大学の学生さんら八坂で=ご提供写真)
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黒野先生の研究室では、人の住まいから都市計画に至るまで、幅広く人の地域環境の在り方について、研究しておられます。
黒野先生の教えを受ける東工大院生を含むご一行は、金沢で一泊し、歴史的建造物のほか、新しいまちづくりについても学ぶ計画を立てていました。

(あかつき屋での勉強会風景=同)
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私は、あかつき屋の建物の歴史や特長のほか、個人商店や寺社など地域の様々な資源と連携した金沢ステイをお客様に提供する取り組みなどを映像資料を交えてお話しさせて頂きました。

また、八坂など兼六園に連なる古い道筋を歩いてご案内させて頂きました。

あっという間の一泊二日でしたが、熱心な学生さんとふれあい、私にとっても刺激的な時間となりました。
黒野先生、学生さんたち ご宿泊ありがとうございました。

米国の大学からうれしい便り

アメリカ・シアトルにあるワシントン大学建築学部からこの度、懐かしくも、うれしい便りが届きました。この建築学部のオオシマ・ケン・タダシ教授とその研究室の学生さんたちは昨年3月にゼミ旅行として城下町金沢を訪れ、あかつき屋に三泊されました。ここでの活動についてまとめられ、その報告書を送って下さったのです。

オオシマ先生のお手紙によると、金沢での四日間は、想像以上の経験と成果があったとのことでした。報告書には、その模様について、数多くの写真と文書でまとめられており、私にとっても、意義深いものでした。ワシントン大学の皆様ありがとうございます。

(あかつき屋に届いたワシントン大学の報告書)
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ワシントン大学のご一行様は昨年3月25日から4日間、金沢に滞在し、兼六園や金沢城、21世紀美術館、鈴木大拙館などを訪れたほか、幸町にも入り、50年前と比べて街並みの変化も調査されました。
また、金沢市役所も訪ね、歴史建造物整備課(当時)の担当者様から金沢のまちづくりについてのレクチャーも受けました。

私は当時、いくつかの場所を同行させて頂きましたが、学生さんたちは、エネルギッシュに各所を訪れ、スケッチやメモなどされていたのが印象に残っています。

(写真が数多く配された報告書)
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届いた報告書では、金沢が藩政時代の古い建造物が良好な状態で残っていることはもとより、新しい建物も歴史や環境と調和する形で造られている点が、素晴らしいと指摘していました。

ご一行様は、近江町市場や、夜は片町の居酒屋にも足を運ばれ、金沢の大衆感覚にもふれられました。

このような若き建築家集団をお迎えできたのも、幸運にもあかつき屋が国登録有形文化財であることのほかに、金沢が先人の尽力もあって、多彩かつ優れた建造物が、市街に広がっていることが理由にあると、今さらながら感じます。

今後も、このようなお客様に有意義にご利用して頂くために、さらに研さんを積んでまいりたいと思います。

天神町調査後、はつらつとプレゼン

(前回のつづき)
20日午前、金沢市天神町のこまちなみをフィールドワークした立正大学の学生さんたち。休む間もなく、早速あかつき屋でプレゼン資料を作り、午後7時からあかつき屋の前のお寺広済寺さんで発表されました。

時間的にかなりタイトな日程でしたが、学生さんたちは集中力を発揮され、パワーポイントの資料をしっかり作成、お寺では、地元の人たちの前で、堂々はつらつと、金沢そして天神町で感じたこと、考えたことを述べられました。

(あかつき屋でプレゼン資料の作成に取り組む学生さんたち)
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学生さんたちは、3つのグループに分かれて、調査されました。金沢の観光の動向や金沢市のこまちなみなどの行政施策などを事前に調査され、ここでのフィールドワークと合わせて、感想、意見をまとめられました。

発表では、金沢が世界でも例を見ない、数百年にわたって戦場になっていない都市であることから、古い家並みや街路が今も数多く残っていることが報告されました。

(お寺で発表した3つのグループ)
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一方、天神町については、その通りがかつて金沢と富山・福光方面とを結ぶ要路であったことから、戦後の一時期まで桶屋や髪結いの店など、数多くの商店でにぎわっていたことが、示されました。

しかし、近年は過疎化や少子化の波で、通りは商店の数がめっきり減り、今は魚屋さんや八百屋さん、畳屋さんなどが残るのみとなりました。
その再興策として、学生さんたちは、通りに加賀野菜などを売る直売所を設けたらどうか、との提案がなされました。

天神町から扇町にかけての通りは、いわゆる観光客が訪れることがまれなところです。それだけに、他のこまちなみと違って、活性化を図るのは、容易でないのかもしれません。

(すべての日程を終え、記念撮影する学生さんら)
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でも、今回の学生さんたちの素直な感想と新鮮なアイデアを聞いて、何らかの突破口が見つかるのではないかとも感じました。空き家活用や新たな交通手段の導入などを通じて、新たな動きが生まれるかもしれません。

そんな気持ちにさせられた学生さんたちの発表でした。
学生さんたち、お疲れさまでした。ご宿泊ありがとうございました。

こまちなみ天神町 フィールドワーク

19日午後、東京の大学からゼミ旅行の学生さんたちをあかつき屋にお迎えしました。梅雨の時季でしたが、お宿の中は、学生さんらの元気な声が響き、活気にあふれました。

訪れたのは、立正大学経済学部の櫻井一宏准教授のゼミ生たち。金沢での二泊三日の研究テーマは、こまちなみ天神町の歴史と現状そして将来を探ること。歴史的な面影が色濃く残る天神町界隈をフィールドワークし、その後、地元の人たちを前にその調査結果を発表されました。

(椿原天満宮さんで地元の紺谷さんから説明を受ける)
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兼六園などのメジャーな観光地ではなく、「古く」て、「小さな」歴史的な街並みにスポットを当て考えようと、今回のゼミ旅行が企画されました。

学生さんらは一泊目に、ひがし茶屋街を散策。まず、そこの休憩館でガイドのまいどさんから、茶屋街の歴史などを学びました。

(ひがし茶屋休憩館で)
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翌日の午前、天神町を歩かれました。
初めにご一行は、椿原天満宮さんに集合。ここで、地元在住のいしかわ観光特使の紺谷啓さんから天神町について、古い地図を基に説明を受けました。

<天神町をフィールドワーク>
(築160年の小松さん宅でご主人がお話)
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   (魚屋越吉さんで)
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(八百屋まついストアーさんで)
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   (馬坂上の高源院さんで)
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この後、学生さんらは紺谷さんのご案内で天神町から扇町にかけて続くこまちなみを歩きました。
築160年の市こまちなみ保存建造物の小松さん宅を皮切りに、魚屋さんや八百屋さん、さらには馬坂上にある古刹高源院さんなどを訪ね、ご主人からお話をうかがいました。

どの方も通りの今昔について、いろいろなエピソードを交えて語られ、興味の尽きない街歩きとなりました。(つづく)

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