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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

富山・魚津埋没林博物館を訪問

小春日和の穏やかな天候が多かった11月。そのような日の半日を使って、富山東部の魚津市を訪れました。お目当ては、海岸部にある魚津埋没林博物館。海中に埋没したスギの原生林を展観するユニークな博物館です。

埋没林の各種現物を展示しているほか、映像でも埋没林を生んだ風土も紹介しており、興味深い見学となりました。

(魚津埋没林博物館の建物)
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(展示されている埋没林)
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魚津の埋没林は、約2,000年前、日本海に注ぐ片貝川の氾濫によって流れ出た土砂がスギの原生林を埋め、その後海面が上昇して現在の海面より下になったため生まれたと考えられています。

ここの埋没林は、その保存状態が極めて良かったことから、特別天然記念物に指定されています。スギの原生林がほぼ原形をとどめる形で残ったのは、北アルプスを源とする湧水の真水に浸されていたからとされています。

各建屋にある様々な埋没林を見学。根がくねくねとうねって張り出す姿は、太古の時代を思い起こさせます。この埋没林は戦後、港湾工事で発見されたそうですが、そこに生物学的な価値を見出し、保存・展示施設の開設にまで至ったプロセスは、特筆に値すると言っていいと思います。

(日本海を望む。前方遠くに能登半島が見えます)
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一通り見学した後、海岸部に出ました。
広々とした日本海の海原。その遠く前方に能登半島が見えます。同じ北陸でありながら、場所によって、地形、風土は随分と異なります。北陸道を通って、車でわずか一時間余りで着いた魚津・シーサイドでしたが、非日常を味わうには十分な時間でした。

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キバナコスモス咲くゲレンデ散歩

ちょっと得した気分の一日になりました。三連休最後の日。空いた昼の時間を利用して、富山県南砺市(旧福光町)にある、IOX-AROSAスキー場(アローザスキー場)へ行ってきました。10月はスキーにはまだ早く、スキーのオフシーズンは、別の見どころがあると聞いたからです。

それは、ゲレンデに広がるキバナコスモスのお花畑です。オレンジや黄色の花々が今が盛りとばかりに咲き誇り、丘を覆っています。燃える秋。そんな風景の中で、片時、心身を解放しました。

(キバナコスモスが一面に咲くゲレンデ)
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(遠方に山頂目指すゴンドラも)
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アローザスキー場は、金沢からは医王山をはさんで反対側にあり、車で行けばあかつき屋からは40分ほどで着きます。でも、スキーをしなくなった今は疎遠となり、ここに訪れたのは約20年ぶり。スキーのオフシーズンでは、初めてでした。

スキー場に着くと、駐車場には結構車が止まっていました。ゲレンデの方に歩いて向かいました。
思わず息をのみました。オレンジ色の花畑が一面広がっているのです。その花の名は、キバナコスモスとか。ピンクのお馴染みのコスモスに比べて、華やかで、その分、一帯が明るくなる感じ。青空の下、まぶしいほどに光沢を放っていました。

(ドッグランでは家族連れの姿も)
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ゲレンデに隣接してドッグランの広場がありました。家族連れらが、愛犬を遊ばせていました。心おきなく駆け回る犬たち。その姿に、見ているこちらも和みました。かつて、スキーで滑り降りた同じ場所とは、思えないほどでした。

世界遺産・合掌集落を歩く

お泊まりのお客様をお送りした午後、小旅行を試みました。出かけた先は、世界遺産に登録されている富山・五箇山の相倉合掌集落。合掌造りの家屋が点在する景勝の地です。

遠く感じられるかもしれませんが、ここから車で一時間ほどで着きます。軽い気持ちで出かけて、いつもとは立場を変えて、しばし旅人となりました。

(世界遺産の相倉合掌集落)
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(田植えを終えて間がない田んぼは、早苗がみずみずしく)
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(集落内をそぞろ歩く観光客の姿も)
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合掌造り家屋群は、日本の原風景の一つに数えられ、その集落は五箇山と岐阜県白川村が世界遺産に登録されています。街から遠く離れた山あいにありますので、自然と織りなす風景は、四季を通じて美しいものです。

(茅葺屋根の葺き替えが行われている家屋)
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南砺市城端の国道を通って、相倉集落に到着したのは、午後2時頃。さすがに日曜のこの時間帯は、観光客で混み合うことはなく、ゆっくりと集落を散策できました。
田んぼは田植えを終えたばかりで、整然と並ぶ早苗はみずみずしい。家の周りには、水場があったりで、涼しげ。素朴な家並みの中で、気持ちが自然と和んでいくのが分かります。

途中、合掌家屋の屋根の葺き替えを行っている風景と出会いました。当然のことながら、歳月を刻めば、萱で葺いた屋根も劣化します。幾十年かの節目に、こうした作業を通じて風土が生んだ文化的財産が守られているのでした。

(麦秋。まぶしいほどの麦田が広がる=南砺市福光町)
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帰り道は、東海北陸自動車道経由で。インタチェンジを下りた福光町には、目を奪う風景が広がっていました。幹線道沿いに麦田が広がっているのです。

明るく、光沢を帯びた麦の「海」。その中に家が島のように点在しています。
「麦秋至」。麦を刈り取る時季をこう呼びますが、まさにその時、来たれりの光景です。ふっと思いついて行ったドライブでしたが、季節の変わり目を感じる時間ともなりました。

敦賀 臨海部に魅力的な施設群

(前回のつづきです)
私がこれまで持っていた敦賀のイメージと言えば、福井・嶺北と嶺南の結節点であることのほかに、気比神宮や気比の松原などの観光スポットがあること、そして原発が立地していることなどでした。

しかし、敦賀市役所のご担当者の案内で回った今回の視察では、臨海部(金ケ崎周辺エリア)に敦賀の風土や歴史を特徴づける数多くの施設が立地していることが分かりました。
隣県の石川に住みながら、自分の知識が、いかに貧相であるかを思い知らされた視察となりました。

訪れた個々の施設について、詳細な記述はしませんが、それぞれ重厚な歴史があり、一つの場所に半日いても飽きない内容を備えていました。

訪ねた順にご紹介します。
●敦賀市立博物館
敦賀の歴史や風土を数多くの展示物で紹介する施設。昭和2年に建築の旧大和田銀行本店を活用しており、県指定有形文化財に登録されています。ちなみに旧大和田銀行の創業者は、俳優大和田伸也、大和田獏兄弟のご先祖の親族だそうです。
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●博物館通り
敦賀市立博物館の前の通り。町家が軒を連ね、レトロな雰囲気が漂います。カフェーなどが入居した町家ショップや、紙わらべ資料館などがあり、観光客らの立ち寄りスポットとなっています。突き当たりには、古い佇まいの敦賀酒造があります。
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●お魚通り
数多くの鮮魚店が並び、ここが漁業のまちであることも、感じさせてくれます。訪れた時、店頭には、今漁のピークを迎えた越前ガニやセイコガニ(金沢では、コウバコガニ)が色鮮やかに並んでいました。干物も軒下に吊るされ、買い気をそそります。
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●旧敦賀港駅舎(敦賀鉄道資料館)
かつてシベリア鉄道経由でヨーロッパとつながった「欧亜国際連絡列車」の発着駅だった敦賀港駅の駅舎を再現したものです。敦賀の鉄道に関する歴史を模型や各種資料で紹介。敦賀がヨーロッパへの一つの玄関口であったと知り、驚きました。
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●人道の港 敦賀ムゼウム
1940年、リトアニア駐在の杉原千畝領事代理が発行した「命のビザ」を手にして、シベリア経由で敦賀港に上陸した多数のユダヤ人難民などのことについて紹介する資料館。訪れた日には、外国人の見学者も多数いました。
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●敦賀赤レンガ倉庫
明治38年(1905年)に建設された石油会社の倉庫で、二棟からできています。往時の繁栄を伝え、独特の建築美をもつことから、国の登録有形文化財に指定されています。
平成27年10月に、敦賀市一円を眺望するジオラマとレストランを備えた商業施設として整備され、週末は大勢の観光客でにぎわっています。
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(リアルに敦賀のまちを形作ったジオラマ)
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駆け足の視察でしたが、北陸新幹線の開通を控え、一層魅力的なまちにと官民挙げて取り組んでいることが十二分に感じられる半日行となりました。
今度は、オフモードで、時間を気にせず、ゆっくりと各スポットを訪ねたいと思いました。

福井・敦賀駅 装い一新

関係する団体の視察で福井県敦賀市を訪れました。敦賀は、関西・中京方面へ行く時は、必ず通るところ。でも、駅に降りて街を歩くのは久しぶり。いろいろと発見があり、刺激的な一日となりました。

平成34年度末の北陸新幹線金沢ー敦賀間の開通を控え、敦賀駅が大きく様変わりしているのに驚きました。近年の整備事業により、駅舎は新しくなり、シックな外観に。駅舎に隣接して、交流施設「オルパーク」が新設されていました。開放感と洗練された雰囲気があり、駅舎と合わせ、敦賀の新たな顔になっていました。

(シックな外観となった敦賀駅と交流施設オルパーク)
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(内装材に木材をふんだんに使った駅舎内)
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敦賀は、私にとっては、親近感のある場所。マラソンを愛好する私は以前に秋に開催される敦賀マラソンに数回出場しています。
関西、中京方面の経由地であるばかりでなく、若狭・小浜方面へ至る中継点でもあるからです。
お土産として、小牧のかまぼこを買ったこともあります。

駅に降り立って、振り返ったら、その駅舎の外観の様変わりに驚きました。以前はコンクリート造りでしたが、今は落ち着いた色調の外観に変わりました。駅舎の内装素材も木をふんだんに使用しており、心が安らぎます。

(交流施設「オルパーク」の多目的室)
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隣接して、交流施設「オルパーク」があります。2階に上がると、コミュニティ・スペースがありました。駅前広場に向けて、全面ガラス張りとなっており、開放感いっぱいです。そこでは、高校生らが静かに勉強していました。
駅がすっかり、まちの集いの場になっていました。(つづきます)

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